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「エクサウィザーズ」で活躍する”ウィザーズたち”を紹介するストーリー。今回はエクサウィザーズの未来を担う新卒メンバーに登場してもらいました!
柿嶋 夏海(かきしま なつみ)
高校時代にアメリカのサンディエゴに短期留学し、インクルーシブ教育の最前線に触れたことをきっかけにインクルーシブデザインに興味を持つ。慶應義塾大学環境情報学部に進学。大学1年次に日本最大規模のスタートアップカンファレンス「SLUSH TOKYO」のデザイナーアシスタントとして参画し、大学3年次にはCOO(Chief Operating Officer)を務める。2020年10月からエクサウィザーズに参画予定。
山下 聖悟(やました しょうご)
香川工業高等専門学校卒業後、東京大学際情報学専攻総合分析情報学コースへ進学。同大学院暦本研究室に所属。高専在学中に未踏ユース採択、修士二年次には総長賞および学府長賞受賞。また、高専在学中より複数の企業でのインターンシップに取り組む。JSTのACT-I 加速フェーズ研究員でもある。2020年2月からエクサウィザーズに参画。
加藤 卓哉 (かとう たくや)
早稲田大学先進理工学部卒業後、同大学の院物理学及応用物理学専攻へ進学し博士後期課程を修了。専攻は3DCGアニメーション生成、画像処理。在学中UC Berkeley人工知能研究所 客員研究員に採択。駒澤大学GMS学部の非常勤講師や早稲田大学大学院先進理工学研究科 森島研究室の客員研究員も務める。2019年4月からエクサウィザーズに参画。
プロトタイプを量産しても社会は変わらない
柿嶋:アカデミアの世界でプロトタイプを作り続け、それが長期的な目線でいつか評価されることよりも、ビジネスの力を使って、いち早くそれを必要とするひとに届けることの方が魅力に感じ、企業への就職を決めました。
(柿嶋さん)
エクサウィザーズデザインチーム初の新卒メンバーの柿嶋さん。彼女は、慶應義塾大学SFCにて、インクルーシブデザインについて学んでいました。インクルーシブデザインとは、子どもや高齢者、障がいを持つ方など、特別なニーズを持つユーザーを対象にした社会課題を解決するためのデザインです。ユーザーと一緒に解決案の企画段階から作り手として巻き込んでいくことが特徴です。
柿嶋:インクルーシブデザインに興味を持った背景には、脳性麻痺の幼なじみの存在があります。彼女と一緒に育つ中で、彼女の日常の選択や意思決定のほとんどが消去法であったり、これなら使えるといった妥協の選択が多いことに気づいたんです。そして、どうしたら彼女のような人を排除しないプロセスがデザインできるだろうと思い、その手法を探求し始めました
社会を変えたいという思いが溢れた結果、学内の勉強では飽き足りず、学外では日本最大のスタートアップイベント「SLUSH TOKYO」のCOOを務めたり、Takramでコンテクストデザインについて学び、研究とビジネスをデザインを起点に結んでいきます。
研究とビジネス、両方の領域に本気で取り組んできた中で、インクルーシブデザインが研究の領域ではまだまだ認められていない現実に突き当たります。
柿嶋:学会で一部の人に認められるよりも、生活者にいち早くインクルーシブデザインを届けたいと思ったんです。それを達成するためにはどうしたらいいのかを恩師に相談しました。すると、私自身が実現したい社会を最前線で実装しようとしている経営者として、社長の石山さんを紹介していただきました。
技術が入りにくい領域でも体質を変えられる可能性を感じた
山下:僕も柿嶋さんと理由は同じです。一人の研究者として今後も論文は書き続ける予定ですが、それだけではなく、研究成果の社会実装を加速できる環境に身をおきたかった。
(山下さん)
香川の高専を卒業後、東京大学学際情報学府に進学した山下さん。高専時代には未踏ユースに採択され、修士二年時には東京大学の総長賞および学府長賞を受賞。大学院に進学後は落合陽一氏も在籍していた暦本研究室に身を置き、勉強や研究に力を入れる一方で、テクノロジーをビジネスの世界で活かすために高専時代から複数の企業でエンジニアとして勤務していました。
活躍の場所は日本だけにとどまりません。例えば、メカトロニクスシミュレーションソフトウェア、テストシステム、エンジニアリングサービスなどを世界中に提供するベルギーのソフトウェア企業にて自動運転のアルゴリズムを動かす基盤に関わるプロジェクトに参画。また、大学院在籍中には、JSTのACT—I(戦略的創造研究推進事業)加速フェーズ支援対象者に抜擢されました。
経歴だけ見ればどこの企業でも活躍できる可能性はもちろん、起業だってできたはず。なぜ山下さんはエクサウィザーズに入社を決めたのか。彼とエクサウィザーズの出会いは、2014年に石山がリクルート在籍時に企画した「GROWTH HACK IN US アメリカ横断インターンシップ」でした。
インターンシップに参加後も1年に1回くらい石山と会っていた山下さん。ちょうど修士を卒業するタイミングで石山がエクサウィザーズ(当時はエクサインテリジェンス)と合併前のデジタルセンセーションに参画したと聞きます。
山下:自分の母親が介護系の仕事をしていたため、介護と技術の掛け合わせが難しい現実は常に課題だと思っていました。僕自身、様々な領域に技術を掛け合わせて課題解決をするのが好きで、介護領域は特に”自分ごと”度合いが高かった。介護領域は技術の力で売り上げをあげにくい体質ですが、そこも乗り越えようとしてた。ここなら本当に介護領域を変えられるのではないかと思い、博士課程に通いながら仕事を手伝うようになりました。
感覚で受け継がれてきたものを、"モデル化"して社会貢献したい
博士課程に在籍中、駒澤大学GMS学部の非常勤講師を務め、現在は早稲田大学大学院の森島研究室にて客員研究員を務める加藤さんも、柿嶋さんや山下さんと同じように研究一筋のキャリアへの限界を感じていました。
加藤:僕の専攻するCGの分野は、研究が実装されるのに長いと10年もかかってしまう分野。しかも研究内容は結構ニッチなんです。例えば、パンにバターを塗るときのシュミレーションを研究したりするんです。数学的には面白いのですが、もう少し社会とのつながりが見えることをしたいなと思うようになりました。
研究室の外の世界ももっと知らないといけない。そう思った加藤さんはポケモンなどの映画のCG手掛けるOLM Digitalでインターンをはじめ、研究と現場の違いを肌で感じていきます。彼が研究と社会実装の橋渡し役になろうと舵を切り始めたのは、数字だらけの研究の世界とは全く異なる人たちとの出会いでした。
(加藤さん)
加藤:大学のプログラムで日本の林業を見に行ったときのことです。自分も伐採にチャレンジさせてもらう中で、どういう基準で木を切っているかプロに聞いてみたんですね。そしたら「この木が切りたそうにしているから切る」という答えが返ってきて、狐につままれたような気持ちになりました。
最初は正直「わけがわからない」と思ったのですが、その林は非常に綺麗に整備されており、彼らの感覚が正しいとすぐに気づきました。
彼らの技術のように、モデル化されていないものを数値で可視化して、社会に広めていきたいと思うようになりました。
ビジネスとアカデミアの両輪を回すためには、柔軟かつ自律した環境で働く必要があります。AIやCGなどの得意領域を活かしつつ、社会実装できる企業を探す中で出会ったのがエクサウィザーズでした。
加藤:綺麗に整えられたデータより、まだ整っていない生データと向き合いながら社会を変えていく。それはそれで面白いんじゃないかと思ったんです。
入社理由は、「発想と実行の交差点」の広さ
三者三様の背景でエクサウィザーズにたどり着いた三人。その根底にあるのは、研究とビジネスの間に広がる溝でした。三人はなぜエクサウィザーズならば、その溝を解決できると思ったのか。
柿嶋さんは、初回の面談でのデザインチームとの対話からその可能性を感じたそうです。
柿嶋:私がインクルーシブデザインを通じてやりたいことって、これまでは伝わりづらいことが多かったんです。ところが、デザインチームのリーダーである前田さんやメンバーの西藤さんには、それが一発で伝わって。
なぜ、スムーズに伝わったのかを振り返ってみると、彼らが思想を持った上でものづくりをしているからだと気づきました。単なるテクノロジーの発展とか、とりあえずDXしましょうとかではなく、AIが前提にある社会で、どうしたら人の感情を置き去りにしないかを徹底的に考えているんです。あくまでデザインは手段だと捉えている姿勢に惹かれました。
面談を通じてまずはインターンとして入社した柿嶋さん。実際に現場で手を動かす中で、研究や思想を社会実装するプロセスにも魅力を感じたと言います。
柿嶋:介護施設でのユーザーヒアリングが最初の仕事でした。その時にケアチームのメンバーが丁寧に時間をかけてヒアリングしている様子を見て、デザインチームだけでなく、全社で協力して社会課題を解決していこうとする姿勢が当たり前なんだと思ったんです。理論と実践のサイクルがしっかりと回っていて、ここなら自分のモヤモヤを解決できると確信しました。
初回の面談で一気に引き込まれたのは、加藤さんも同じでした。
加藤:僕は初回が石山さんとの面談でした。最初は何を話したら良いのかと緊張していたのですが、はじまってみると面談というより面白いディスカッションの時間でした。自分の研究内容を伝えて、それを社会実装するにはどうしたら良いかを、ひたすらホワイトボードを使って話していました。
自分が考えていなかった領域への応用の可能性に気づけたり、それが夢物語ではなくて本当に実現できそうだと思えたんです。
山下:石山さんの発想力の高さは僕もエクサウィザーズに惹かれた理由の一つです。プロダクトにつなげるアイデアは大学の研究室にいてもすぐに出てくるわけじゃないですから。最初は冗談みたいなアイデアだなって思うこともあるんですが、話を進めていくと実現可能性を帯びてくる。石山さんの発想力はもちろんですが、それを実現できるメンバーがそろっているからこそ。
もしエクサウィザーズに出会わなかったら、大学に残ろうと思っていたのですが、ドメインもスキルも領域を横断して経験を積んできた人たちのそろっている組織は、大学の研究室以上に面白そうと思えたんです。
向いているのは、好奇心全開で、初動の早い人
発想力を右手に、実行力を左手に持つ両利きのスタイルに惹かれた三人。最後にどんな人がエクサウィザーズに向いているのかを伺いました。
山下:成長への貪欲さというか、守備範囲を広げようとする人ですね。自分の得意領域の枠に収まるのではなく、どんどん境界線を越えていく人。メンバーの皆さんを見ていても、他の事業部まで目を広げて、新しい発想に繋げようとしている人が多いです。
加藤:わかります。ビジネスサイドの人でも、一度話した技術については自分なりにインプットされていていつも驚きます。メンバーのスキルや知識が常時アップデートされていくので、仕事は本当に進めやすいですね。この前も「前に教えてもらった技術だと、○○はできるけど、○○はできないですよね」とエンジニアたちに無茶をさせないよう、クライアントとの落とし所をうまくグリップしてくださいました。
柿嶋:守備範囲を広げる、という意味では、少年ぽい人が多いなと。デザインチームの人と話していると、自分の領域の限界を決めずに、好奇心全開で社会のあらゆることに関心を持っている人ばかりだなぁと思います。
みんなが気になったことを持ち寄っては、いつも真剣に議論しているんです。飲み会の席でもそうで、例えば、突然「竜の歴史」について皆で話し合ったり(笑)。
自分が一番良い意味での”子供らしさ”を忘れているなと逆に焦る時もあるくらいです。
知の探求に重きが置かれる一方で、ただ深掘りするだけではダメだという意見も。
加藤:行動に移すのが早い人が多いんですよね。僕も石山さんと話していると「じゃあ、それは加藤くんが進めてよ!」となったり。自分でできることは、言われる前に手を出して進めていくスピード感は求めらてれるなぁと思います。
柿嶋:初挑戦のことや苦手なことでも、どうしたらワクワクできるかを考えている人が多いですね。色々なテーマや領域に挑戦するため、興味の濃淡や好き嫌いはあると思うのですが、視点を切り替え、自分ごと化して進めるスキルが重要視されていると思います。それが出来る人ならエクサウィザーズはとっても楽しい環境だと思いますよ。
エクサウィザーズには、様々な業界のパートナーとAI技術を利用したオープンイノベーションから、自社発のプロダクト事業まで、研究とビジネスを行ったり来たりできる環境があります。
研究とビジネス、どちらも手がけたい両利きの学生の方(もちろん学生ではなくても!)は、是非一度私たちと話しましょう!