【ユーグレナプロジェクト】煙突から排出されるCO2でミドリムシを培養せよ。
ユーグレナの可能性を実証する2008年の新卒として入社した嵐田は、入社間もなくしていまだかつて行われたことがない研究、“火力発電所の排ガスで微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を培養すること”に挑もうとしていた。ある日、社外でユーグレナの可能性についてプレゼンテーションしていた研究開発担当の取締役・鈴木と嵐田は、参加者より投げかけられた質問に対する答えに窮した。「実際に火力発電所の排ガスでユーグレナを培養することができますか?」ユーグレナ研究の第一人者である中野長久教授の論文によると、ユーグレナは優れた光合成能力を持ち、15~20%の高濃度のCO2でも吸収することができる(中野教授ら,...