こんにちは!エスタイル採用広報です。
教員からエンジニアへと転身し、今では社内の先頭を走るデータサイエンティストにまで成長を遂げたチキータ。教員からデータサイエンティストへと転身し、新たなキャリアを切り拓いたチキータの挑戦について伺いました。
「やってみたい」が未来を切り拓く
ーこれまでの経歴を教えてください。
私はもともと教員をしていました。中高一貫校で5年間教鞭をとり、幅広い年齢層の生徒と向き合ってきました。教員はやりがいのある仕事でしたが、自分の中で新しいチャレンジをしてみたいという気持ちが芽生え始めました。元々、学生時代の卒業研究で宇宙関連のデータを分析する研究に携わった経験があり、それがデータ分析に興味を持つきっかけでした。
ー教員から全く異なる業界への挑戦に不安はありませんでしたか?
不安は大きかったです。特に、周りには同じように教員からデータサイエンティストへ転職した人がほとんどいなかったので、「本当にやれるのか?」という葛藤もありました。そんな中、勤務していた学校でちょうど任期満了のタイミングを迎え、キャリアチェンジする上で好機だと捉えました。
原宿の洗練されたオフィスで、新しいチャレンジ
ーエスタイルに入社した理由を教えてください。
まずエスタイルのオフィスが原宿にあるという立地の新鮮さと、社内の雰囲気に惹かれました。原宿にあるオフィスは、洗練された内装で、働くだけでモチベーションが上がります。また、スキルアップ制度も充実していて、資格取得支援なども魅力でした。いくつかの企業を検討しましたが、エスタイルの働きやすい環境に惹かれ、「ここで新たな挑戦をしたい」と思いました。
ー実際に入社して感じたことを教えてください。
エスタイルは、若いメンバーが多く活躍している職場です。入社時、自分は28歳でしたが、多くの同僚が自分より年下で、しかも努力家の方ばかり。自分も頑張らなきゃと刺激を受けました。以前は土日祝も授業や部活動があり、プライベートな時間を確保するのが難しかったのですが、今はリフレッシュする時間があるので、より仕事にも集中できていると感じます。職場の雰囲気はフラットで話しやすいメンバーが多く、日々刺激的なコミュニケーションを楽しんでいます。
品質と正確性を追求しデータを価値に変える
ー現在の業務内容を教えてください。
現在は、大手金融業者向けに貸し倒れ予測モデルの保守運用やモニタリングツールの開発を担当しています。貸し倒れ予測モデルは、顧客に融資したお金が返済不能になるリスクを事前に予測するための仕組みです。このモデルを適切に運用し、クライアントの業務効率を支えるのが私の役割です。
私が具体的に取り組んでいるのは、モニタリングに必要なデータを集計し、自動的にレポートを生成するツールの開発です。例えば、Pythonを使ってデータベースから必要な情報を抽出し、それをエクセル形式でアウトプットするプログラムを設計しました。このツールにより、従来手作業で行われていた集計作業の時間を大幅に短縮することができました。
また、このプロジェクトはクライアント企業と長年にわたるパートナーシップの中で進められており、「チーム連携」の重要性を実感しています。クライアント企業、外部の専門企業、そして私たちエスタイルという三社が連携し、それぞれの役割を果たしながらプロジェクトを進行しています。
特に力を入れているのは、「プログラムの品質」と「データ分析の正確さ」です。貸し倒れ予測モデルのデータは金融業界にとって極めて重要なものなので、クライアント企業が分析結果から最善のアクションを起こすためには、分析結果に間違いがあってはいけません。また、今後の運用を見据え、コードを簡潔かつ見やすく保ち、フローの構造を整理することで品質を担保することを心がけています。
データの海から宝物を見つける喜び
ー仕事のやりがいや面白さはどんなところですか?
やはり、顧客から「これがあって良かった」と評価された瞬間がやりがいを感じます。長期間使われるシステムだからこそ、信頼性が求められますが、それを実現するための技術的な試行錯誤は大変な一方で面白さでもあります。特に、顧客の要望を超える提案ができたとき、自分の成長を感じられるのがこの仕事の魅力だと思います。
ーデータサイエンティストに向いている人とは?
データサイエンティストの仕事は「海の中から宝物を探す」ようなものだと感じています。膨大なデータの中から本当に価値のある情報を見つけ出すためには、ただ数字を追うだけでなく、その背景や文脈を深く考えることが必要です。
そのため、探究心が強い人がこの仕事に向いていると思います。探究心を持って仕事に取り組むことで、思わぬ発見や新しい気づきを得られる瞬間が多くあります。それがまるで、海の底に隠された宝物を見つけたときのような喜びであり、仕事のやりがいを感じる瞬間の一つです。特に、顧客がその「宝物」を見て満足してくれたときは、自分の仕事が社会に役立ったと実感でき、最高の達成感を味わえます。
仕事と生活のバランスが生むクリエイティビティ
ープライベートと仕事のバランスはどのように変わりましたか?
エスタイル入社後は、仕事とプライベートのメリハリをしっかりとつけられるようになり、プライベートの時間を楽しむ余裕が生まれました。この変化によって、仕事と生活のバランスを見直す機会になりました。生活に余裕ができると、仕事にもより専念できるようになり、目の前のタスクに追われるだけでなく、その先にある課題や改善策についてより考えることができるようになりました。結果として、より良い成果を提供できていると思います。
ープライベートな時間はどのように過ごしていますか?
最近は映画を見ることが多いです。特にアーティストのライブ映像が映画館で上映されるイベントが好きで、実際のライブさながらに楽しむことができます。また、競技プログラミングにも取り組んでおり、全国の参加者と腕を競い合うこの活動は、スキルを磨くと同時に良い気分転換にもなっています。
こうしたプライベートな時間の充実が、仕事のエネルギーやモチベーションを高めてくれると感じています。自分の時間をしっかり持つことが、結果として仕事の質を上げることにつながる。そんな「良い循環」を今は実感しています。
コウキシンと探究心が成長のカギ
ー働く上で大切にしている価値観は何ですか?
働く上で大切にしているのは、やはり「探究心」が重要なポイントです。データ分析の世界では、新しい技術や知識が次々と登場するため、それを学び続けることが求められます。「もっと良い解決方法はないだろうか?」と考えながら業務に向き合う姿勢は、日々の成長を実感させてくれる要素です。
あとは、クライアントとしっかりコミュニケーションを取り、課題を深く理解した上で迅速に解決策を提示することも大切にしています。教員時代に培った「相手に分かりやすく伝えるスキル」も役立っており、複雑なデータの背景や分析結果を丁寧に説明する際に活用しています。
ーこれからエスタイルを目指す人へのメッセージをお願いします。
エスタイルでは、学びながら成長できる環境が整っています。実際に私も入社後、多くのことを新たに学びました。新しいことを積極的に吸収できる人であれば、必ず活躍できる会社だと思います。異業種からの挑戦でも、コウキシンと探究心があれば乗り越えられます。一歩踏み出して、ぜひ新しい世界を体験してみてください。
この記事を通じて、キャリアチェンジの可能性や、未知のフィールドへの挑戦の素晴らしさを感じていただけたのではないでしょうか。大切なのは、一歩を踏み出す勇気と探究心。皆さんが新しい可能性を見つけるきっかけになれば幸いです!