エンジニア向けエントランスブック【エネチェンジ】 | ENECHANGE株式会社
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ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社は、「エネルギーの未来をつくる」をミッションに掲げ、エネルギーの4D革命を推進するエネルギーテック企業です。私たちが注力している事業のひとつに“電気自動車(EV)の充電サービス”があります。女優ののんさんが出演する「EV充電エネチェンジ」のCMをご覧になったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「EV充電エネチェンジ」は月額費用不要で、いつでも誰でも好きなときに、電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHEV)向けの充電スタンドを利用できるサービス。そして、EV充電サービス事業部の開発チームはその「EV充電エネチェンジ」のアプリ開発を担っています。プロダクトの特徴や扱っている技術、働くやりがいなどをEV充電サービス事業部のメンバーにインタビューしました。
* 今回はインタビューをリモートにて実施し、写真撮影はメンバーたちが参加した開発合宿にて別途行いました。
――まずは、みなさん簡単な自己紹介をお願いします。
花井:開発チームのマネージャー兼サーバーサイドエンジニアを務める花井 章剛(はない あきよし)と申します。私はENECHANGEで働く前からテスラに乗っているのですが、その過程で「日本では充電できる場所が限られているし、各所の充電環境も不便だ」と感じるようになりました。そこで、EV充電サービスに関する仕事をして状況を改善したいと思い、この会社に転職しました。車に乗ることが好きで、事業部の中でも走行距離が一番長いと自負しています。
▲花井 章剛
星:デザイナーの星 亮輔(ほし りょうすけ)です。ENECHANGEに入社したのは2015年9月で、勤続8年目になります。もともと他の事業部で働いていたのですが、2021年11月にEV充電サービス事業部が立ち上がってから、この事業部に異動しました。
私も花井さんと同様にテスラのEVを所有しています。テスラの車は他の車と設計思想が違っており、まるでWebサービスのようにシステムがどんどんアップデートされます。そこに面白さを感じて電気自動車が好きになり、楽しみながら「EV充電エネチェンジ」を作っています。モバイルアプリやWebアプリだけではなく、充電器に貼り付けるシールなど物理的なデザインも担当しています。
小林:岐阜県に住んでフルリモート勤務をしている小林 友樹(こばやし ともき)です。モバイルエンジニアで、iOSとAndroidのアプリをFlutterで開発しています。私はもともと車がすごく好きで、新卒入社したのも大手自動車会社の子会社のSIerでした。iPhoneが日本に上陸したことをきっかけとしてモバイル領域に魅力を感じ、名古屋のベンチャーに転職してモバイルアプリ開発のスキルを磨きました。
その後、iPhoneと同様にEVにも将来性を感じ、2022年5月にEVを購入しました。それを自分の仕事にしたくて、2022年11月に入社したという流れです。
松延:松延 瞬(まつのぶ しゅん)です。私も小林さんと同様にモバイルエンジニアを担っており、2022年12月に入社しました。前職、前々職ではゲーム開発をしていましたが、徐々に「ゲーム以外のアプリ開発もやってみたい」と思うようになりました。そこで、前職時代にFlutterに着目して、スキルを身につけていったんです。そして、ENECHANGEがFlutterを扱える会社であることを知って参画しました。
▲星さんの所有するEV
▲小林さんの所有するEV
――EV充電サービス事業部の概要や扱っているプロダクトを教えてください。
花井:ホテルやゴルフ場などの「目的地」に6kW普通充電器を設置・運用して、EVドライバーの皆さんにとってより良い充電インフラを構築している事業部です。工事や営業、マーケティング、CS、開発などさまざまなチームが存在します。私たち開発チームが担当しているのは、「EV充電エネチェンジ」の開発・運用です。さらに、2022年10月には多くのEVドライバーがインストールしている「EVsmart」の事業を譲り受け、Web版とアプリ版を私たちで開発しています。
――EV充電サービス事業部の特徴がよく表れている過去のプロジェクト事例はあるでしょうか?
花井:「軽EVに対応した新充電課金システムを導入」したプロジェクトなどは、私たちの事業部の特徴がよく表れているように思います。これは、軽EVやPHEVなどの6.0kW出力非対応車が充電をする際に、出力電力量が自動で判別され、料金が算出されるシステムです。
星:このシステムを導入する前は、出力量にかかわらず充電時間に応じて料金が算出されていました。ですが、これによって3.2kWの充電出力にのみ対応している車種なども含めて、すべてのEVドライバーに適正な料金で充電サービスを提供できるようになりました。
▲星 亮輔
花井:SNS上などで、EVユーザーからはかなり好意的な意見が挙がっていましたね。このように、EV業界全体にインパクトを与える仕事ができるのは、EV充電サービス事業部の大きな特徴です。
小林:プロジェクトではありませんが、2023年2月に開発合宿を開催しました。神奈川県にある民家を改装して作られたレンタルスペースで、開発チームのみんなで集まって中長期の目標などを話し合ったんです。実のある議論ができましたし、星さんが途中で「このチームはすごく雰囲気が良いね」と言っていたのが印象的でした。
――技術スタックやエンジニアリングの特徴を教えてください。
花井:サーバーサイドはRuby on Rails、フロントエンドはVue.jsを採用しています。もともと他部署で同様の技術スタックを採用しており、その技術資産を流用するためにRuby on Rails, Vue.jsを使いました。今後もしばらくはこの技術スタックを用いますが、こだわる必要はないと思っています。今後サービス利用者がさらに増え、扱うデータ量なども増えていけば、よりパフォーマンスに優れたプログラミング言語を取り入れることなども選択肢に入ってくるはずです。
――先ほどの自己紹介で話が出ましたが、モバイルアプリ開発にFlutterを使っている理由や利点もお聞きしたいです。
小林:EV充電サービス事業部の開発チームを立ち上げた、瀧勇也さんという方がいます。Flutterの採用理由は、その瀧さんが書いた「Flutter採用理由とFlutterで開発してみて」というブログ記事で詳細に解説されています。余談ですが、私はこの内容にとても共感したからこそ、EV充電サービス事業部で働きたいと思いました。
前職でも私はモバイルエンジニアでしたが、「どうすれば、モバイルアプリにおいて開発スピードを向上させて良いユーザー体験を実現できるか」をずっと考え続けていました。その過程でクロスプラットフォームの技術に触れ、エンジニアの開発体験もユーザーへの提供価値も高いFlutterに魅力を感じるようになったんです。
だからこそ、瀧さんの記事に共感しましたし、記事に書かれているように「EV充電エネチェンジ」アプリの開発が始まってから3ヶ月半で初期バージョンをアプリストアに審査提出しているので、実際にFlutterは開発効率が良いのだと思います。
▲小林 友樹
――デザイン関連の技術はどうでしょうか?
星:デザインツールとしてFigmaを用いているのとAdobe After Effectsでアニメーションを作っています。また、最近は3DソフトのRhinocerosも採用しています。このツールは曲面の形状作成などに優れており、細部にこだわったUIを作ることができるのが特徴です。
――技術面で挑戦したいことや改善したいことはありますか?
花井:EV充電サービスを提供しているさまざまな企業は「社会インフラを作りたい」といった旨の情報を発信しています。しかし、実際にEVのオーナーとして各社のサービスを利用しようとすると、不便だったり充電器が壊れていたりといったネガティブな体験をすることがあります。だからこそ、ENECHANGEは他社と比較して飛び抜けて品質が高い、真の意味での社会インフラになり得るサービスを提供したい。その目標を一緒に実現してくれるサーバーサイドエンジニアを募りたいと思っています。
小林:まだ小さなチームなので、技術的にクロスファンクショナルな動きも必要です。たとえば私はモバイルエンジニアですが、必要であればRuby on RailsやVue.jsなどもやるようにしています。
花井さんが言ってくれたように、まだ日本ではEV充電の領域でデファクトスタンダードになり得るサービスが存在しません。だからこそ、私たちの開発するアプリを業界内で一番にしたいです。それから、デザイナーの方々がスタイルガイドを整備してくれているので、エンジニア側でコンポーネント化とコードの整備を行い、生産性を向上させたいと考えています。
松延:私は前職でゲーム開発をしており、この会社が初めてのアプリ開発であるため、すでにそれ自体が大きな挑戦です。まずは、開発の技術を習得してさまざまな経験をしたいです。幸いにも、周りのメンバーたちのスキルが高いため、学べることがたくさんあります。また、昔からUI関連の開発が好きなので、デザイナーの方々とも協力してUI改善を続けたいです。
▲松延 瞬
星:モバイルアプリやWebアプリ、グラフィックなどさまざまな領域を担当できるデザイナーを募りたいです。さらに言えば、UIデザインだけではなくUXリサーチもできるとなお良いと思っています。「EV充電エネチェンジ」をより多くの方々に使ってもらうためには、EVユーザーだけではなく、まだEVを利用していない人の声も聞いてサービスに反映させる必要があります。だからこそ、サービス改善のためになんでもやるスタンスの人だとありがたいです。
――最後に、今後の目標やEV充電サービス事業部で働く魅力を教えてください。
花井:EV充電サービス事業部は「2027年までにEV充電器を3万台設置すること」を目指しています。この台数を実現できれば、日本全国どこに行ってもENECHANGEの充電器があるような状態になります。そのフェーズになれば、アプリ開発で求められる要素も変わるでしょうし、今よりもさらに難しい課題を解く必要もあるはずです。そうした困難にも前向きに楽しく取り組むチームにしたいと考えています。
EV業界は変化が早く、ENECHANGEも非常にアグレッシブに各種の施策を実施しています。たとえば2023年2月には、e-Mobility Powerとのパートナーシップを提携して、今春から従来のEV充電カードでENECHANGEの充電器が利用可能になることを発表しました。このサービスを実現するための開発も進んでおり、詳細は第2弾のインタビューでお話ししようと思います。
私たちはエンジニアやデザイナーとしての専門性を活かしつつ、数多くのトライ&エラーをくり返しています。その環境だからこそ、挑戦がたくさんできますし、スキルを習得するチャンスも転がっています。
星:今後、EVは確実に日本で普及するので、私たちの仕事は次の時代のスタンダードを作ることができます。それに、メンバーがみなプロフェッショナルなので、品質が高く価値のある仕事に取り組めます。そうした実績を積むことで、キャリアにもプラスの影響があります。
小林:私が入社して強く感じるのは、代表の城口(洋平)さんが立てているEV充電サービス事業の戦略が、明確かつ芯がぶれないことです。だからこそ、私たちも会社の目標に向けて、迷うことなく仕事と向き合えます。裁量の大きい環境のなかで、自分たちが主体的にものごとを考えてサービスを開発できるのが、EV充電サービス事業部の良い点です。
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