【第一回】はじめまして、カモン君。

メキシコで日本食料理店を経営するEncounter Japanに待望の新人料理人がジョイン！

新人といっても、料理経験は８年以上。一方で海外経験はこれまでゼロ！

そんな仲村嘉文（よしふみ）さん、通称：カモン君のメキシコでの日本食料理人としての挑戦と成長をインタビュー形式で定期的にお届けします。

第一回目は、メキシコ渡航前のカモン君に、これまでの経歴や入社の経緯について聞きました！

-まず自己紹介をお願いします。

はじめまして、仲村嘉文（よしふみ）です。小さいころから、家族や友人、周りの人には嘉文「よしふみ」ではなく「カモン」と呼ばれています。1995年、大阪で生まれました。小学生の時に亡くなった父親が料理人だったこともあり、小さいころから自然と料理の道に興味を持っていました。地元の高校を卒業後、大阪の茨木市にある、自分の叔父がやっている割烹料理屋で、料理人として働きはじめました。その後、もっと大きなお店で修行がしたいという思いから、心斎橋にある、「浅井東迎」という割烹料理屋で働くことを決めました。月ごとに献立の変わる懐石料理を提供しているお店だったのですが、下積みから始め、6年間で献立を考えることにも携わるようになりました。

-もともと海外で働くことに興味はあったのですか？

そうですね、いつかは海外に住んだり、働いたりしてみたいという漠然とした思いはありました。ただ、日本で毎日料理人として働いていると、特にそこから抜け出すきっかけや理由もなく、このまま一生日本にいるんだろうなあ、とも思いながら過ごしていましたね。

-そこからどのようにメキシコに辿り着いたのでしょう？

2年ほど前に、学生時代からの友人である安藤秋ちゃんから、「私、メキシコに移住する」と聞きました。秋ちゃんは昔から行動力のある人ではありましたが、よりによってメキシコ！と感心しました。同時にうらやましい気持ちもありましたね。自分も行ってみたいと心のどこかで感じていたのだと思います。

その秋ちゃんから、2022年の10月ごろに「今、うちの会社の新店舗開業に向けて、日本人のシェフを探してるのだけど、興味ある？」と声をかけてもらいました。秋ちゃんには、以前から、いつかは海外に行ってみたいという自分の気持ちを話していたこともあり、連絡してくれたようです。

ちょうどその前日に、他のお店の料理人と飲んでいて、「いつまで、同じ場所におるんか？」と言われて、このままでいいんだろうか、と考えていたところでした。そんな時に、最強のタイミングで秋ちゃんに声をかけてもらったので、これしかない、という思いが止まりませんでした。これを逃したら、ダメだと。

-ちなみに、これまで海外に行ったことは？

一度もありません。（笑）

-日本での仕事をやめてメキシコに来ることに迷いはなかったですか？

面接を受けると決めた時点で、ほぼ自分の中に迷いはありませんでした。もともと秋ちゃんからメキシコでの生活や仕事の話も聞いていたし、声をかけてもらった後、自分でも会社のホームページなどを調べてみて、活気がある会社で、働く人も素敵だなと感じました。

面接で実際に、シェフとして働いている小川さんや坂本さんとも話をして、この会社で働く具体的なイメージが持てました。会社やメキシコで働くことの魅力的な部分だけでなく、こういうことで苦労しているということも包み隠さず話してくれたので、より信頼できると感じましたね。秋ちゃんや代表の西側さんとも話をして、もちろん大変なこともあるだろうけど、この人たちとであれば、一緒に挑戦してみたいなと。

-メキシコに対する印象はどうでしたか？

メキシコについてはそんなに詳しく知りませんでしたが（笑）、明るいイメージはありました。陽気な人が多くてなんとなく楽しそう！という印象です。反対に治安が悪いという印象もありましたが、秋ちゃんが既に住んでいるし大丈夫だろうと。あまりメキシコに住むことに対して心配はなかったですね。友人もみんな、「お前やったら生きていけるやろ、まぁ生きて帰ってきてや」という感じでした。（笑）

-渡航直前の今の気持ちを教えてください！

自分のやってみたかったことに挑戦できることが素直に嬉しいです。これまでの人生で、ありそうでなかった海外に挑戦するきっかけを、偶然、よいタイミングで秋ちゃんがくれたんです。本当にちょっとしたきっかけでしたが、そのきっかけと巡り合えたからこそ、「自分の人生、やってみなあかん」という気持ちです。もちろん不安も少しはありますが、一歩踏み出せばあとはいける！と思っています。自分の人生なので、やりたいことをやってみます。メキシコでの仕事や生活がとても楽しみです！

次回はハプニング満載のメキシコ渡航編！！

初めての海外、初めてのメキシコ！果たして無事に仕事をスタートすることができるのか？！

つづく。