「ヘルステックの力で社会課題を解決する」というミッションを掲げ、保育施設向け午睡見守りシステム「ベビモニ」や介護DXサービス「OwlCare」など、エッセンシャルワーカーを支えるさまざまなプロダクトを展開している、EMC Healthcare株式会社。
本日は、コーポレートチームで税務・財務・会計などをマルチに担当する金子さんにインタビュー。
「社長の伊達さんとは長い付き合い」と語るベテランの、これまでとこれからを伺いました。
税理士は夢の実現を支援できる仕事
よろしくお願いします! 簡単に自己紹介をお願いします。
金子です。EMC Healthcareで、コーポレート業務を担当しています。
学生時代にITベンチャーを立ち上げたことがあり、当時流行っていたメルマガを使って利益を上げていました。もう少し大掛かりなビジネスを立ち上げようと資金調達等にもチャレンジしたのですが、ビジネス経験もない中でうまく立ち上げることができなくて。そこで切り替えて就職活動をはじめたものの、当時は就職氷河期ど真ん中……。内定がなかなかもらえず、親戚のツテで大分県の建設足場リース会社に営業として入りました。
その会社の2代目社長(当時は常務)がITビジネスをスタートすると言うので、学生時代の話をしたところ大盛り上がり。研修中から社長直属で一緒にビジネス検討したりしました。
そんなころ、やたら偉そうな人が会社の廊下を歩いていたんですよ。すれ違う時に挨拶してみたけど、無視されて....…(笑)。誰なのかなと思って聞いてみたら、税理士さんでした。さらには専務がすごく大事にしている人だという話も聞いて、なんだか不思議な気分で。「あんな偉そうな人が大事にされるんなら、俺の方がいい税理士になれそうだ」なんて思って、興味が湧いたんです(笑)。
自分自身、思い返せば学生時代のビジネス経験で、お金に関するノウハウや知識が全くなくて困った経験があったんですよね。税理士になればそういう「夢はあるけど知識はない」って感じの人のサポートをして、夢の実現を支援することができるんじゃないかと思いました。
それで決心して、会社を辞めて、税理士の勉強を始めたんです。3年間、長崎の会計事務所で働きつつ、28歳で税理士試験に受かって、東京に出てきました。最初は税理士法人で7年勤務し、その後、独立。税理士としての専門性を活かしてEMC Healthcareで働いてます。
古株の金子さん。EMC Healthcareで働くことになった経緯は?
EMC Healthcare代表の伊達さんとは、実際そこそこ長い付き合いなんですよ。もう10年くらいになりますかね。
僕が税理士法人で働いていた時代に何度か一緒にお仕事をした中国ビジネスのコンサルタントが、僕の独立後しばらくしてから独立することになって「一緒に事務所を借りようか」みたいな話をしていたんですよ。そうしたら、そのコンサルタントが「伊達さんっていうすごい人が一緒にやろうって言ってくれたから、お前もそこでやらないか」と言うんです。
そこでジョインしたのが、EMC Healthcareの前身であるイーグルマトリックスコンサルティング。最初はコンサルタントとして働いていました。事業再生案件とかがあれば担当していた感じですね。
バックオフィスの責任者の一時的な離脱を機に、僕が代わりにいろいろやるようになって、その後でEMC Healthcareが立ち上がって、今に至ります。
EMC Healthcareが立ち上がった当初からつい最近まで、資本政策としてファインデックスという上場会社の子会社だったので、立ち上げの段階からそれなりの振る舞いとして内部統制や決算対応をしなければならなかったのが大変でした。
立ち上げすぐの会社が上場企業レベルの対応をするってあんまりできないことだと思うんですけど、ファインデックスの力を借りつつ、自分たちでなんとか体裁を整えられたのはいい経験だったなと思います。
取り組むほどに、シナジーを生み出す仕事
現在のお仕事について教えてください。
主に会計と税務まわりを担当していて、監査法人の監査対応や、株主総会・取締役会の資料作成・運営、あとは予算作成などをやってます。今後は資金調達を進めていくので、交渉なども主体的に進めていくことになります。
一緒にバックオフィスをまわしている馬場さんと2人体制でやっていて、人材周りや総務系の仕事は馬場さんが担当しています。会計ソフトへのデータエントリーもお願いしているのですが、EMC Healthcareに来て初めて挑戦する業務なのに、センスが良いのですんなりとこなしています。
なんでもうまくやってくれるし、事務所の移転業務もほぼ1人でこなすパワープレイを見せてくれたりと、すごく頼りになるんですよ。
二足の草鞋で働くことに、どんな価値を感じていますか?
上場を目指す会社のバックオフィスの一員として仕事をすることと、税理士事務所の代表として仕事をすることがシナジーを生み、それぞれの仕事にすごく良い影響がでていると思いますね。
税理士事務所には、上場企業の子会社やベンチャーキャピタルから投資を受け上場を目指す会社、規模は小さいですがベンチャーキャピタルのGP、外国資本の会社など、様々なお客様がいらっしゃいます。
上場企業の子会社であったEMC Healthcareとしてやるべきことや、どのような事例があるのか、ベンチャーキャピタルから投資いただく時に何を考えなければいけないのか等々、税理士事務所の代表としての仕事がEMC Healthcareに活きてきます。
一方でEMC Healthcareでは、上場を目指す会社の立ち上げ、上場企業の子会社としての振る舞い、ベンチャーキャピタルとの交渉等の資金調達系の業務を、税理士業務のように外部のアドバイザーとしてスポットで手伝うのではなく、中の人間としてシームレスに切れ目なく行っています。
これにより、税理士事務所のお客様に対して外部からの視点だけではないアドバイスや、各ステージ毎の適切なアドバイス、選択肢の提供が可能になっています。
天才エンジニアたちを支えるために、気持ち良い会社づくりを
EMC Healthcareのどんなところが魅力だと思いますか?
メンバー、ですかね。エンジニアたちはスティーブンさんを筆頭に「天才だな」って人が揃っています。
伊達さんのビジョナリーな視点から生まれるアイデアを、浦上さんが内部環境・外部環境の制約を踏まえた上で実現可能な形にきっちり落とし込み、それをエンジニア達が見事に実現します。
エンジニアたちの何がすごいって、ベビモニのビジネスアイデアが出てきたとき、ほんの2ヶ月くらいで、デバイスも含めたプロダクトのプロトタイプができちゃったんですよ。「めちゃくちゃ早い、尋常じゃないな」と思いました。
一流メーカーが予算を割いても実現しなかったようなものでも、話を聞いた瞬間に「できますね」とか言っちゃうし(笑)。そういう天才たちの作ったものがしっかり世の中に売れていくように、サポートしていければなと思っています。
コーポレートとして、会社にITツールを導入して効率化したり、ステークホルダーの利益を踏まえた上で追加の資金調達を行ったり、開発メンバーに負荷がかからないような統制対応をしたり……やれることはまだまだたくさんあります。
求める人物像は?
会社ごとを他人事と思わない人、ですかね。
例えばですが、自分の家にゴミが落ちてたら、拾いますよね? でも、会社の廊下にゴミが落ちてる時に拾わない人っていると思うんですよ。「それは俺の役割じゃない」みたいな顔でね。
気づかない人がいるのは仕方ないけど、「会社のことは自分のこと」っていう感覚で行動できる人が多い会社だといいなと思っています。
まさにこれからがコーポレートのターニングポイントになりそうなフェーズなので、上場に向けて一緒に悩みもがいてくれる方、お待ちしています。
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