はじめまして!24卒として入社したばかりの尾﨑です!大学では管理栄養士を目指す学部に所属していましたが、いつの間にかクリエイティブの世界へ飛び込んでいました。
さて、新卒入社のメンバーがどのような経緯で入社し、入社から1年たった今どう活躍しているのかをお伝えする新卒インタビュー。
今回は、私の一つ上の先輩である河井優花さんにインタビューしました。河井さんは制作担当として入社し、2023年10月のチーム体制変更に伴い、営業メンバーが多く在籍しているチームに異動となりました。現在は営業と制作二つの顔をお持ちの河井さんに、学生時代の経験から現在の業務についてお話を伺いました!
【河井優花 プロフィール】
静岡県浜松市出身。早稲田大学文化構想学部でメディア論とジェンダーについて学ぶ。大学2年生の時に自主映画サークルに入ったことをきっかけに映画制作を学ぶ。人々の生活に関わる映像を作りたいという思いから映像会社を志し、エレファントストーンに新卒入社。目標は30歳までに長編映画を撮ることと、エジプトへ行くこと。趣味はフィルムカメラと映画鑑賞。好きな映画は「ミツバチのささやき」。実は剣道初段&空手黒帯。
挫折を味わって、悔しかったから本格的に映像の世界に飛び込んだ
ーープロフィールに大学で映画サークルに所属していたとありますが、学生時代はどんなことを学んでいましたか?
河井「大学では映像作品について勉強することが多くて、ゼミではドラマや映画の作品分析をして作品のあり方について考えていました。また、みんなで一緒に一つのものをつくりあげたいなと思って映画サークルに入って活動してました。と言っても、自分が主体となって映画を撮るというよりは雑用や先輩のお手伝いをしていて、それが楽しかったんです」
ーー授業でもサークルでも、映像に関わっていたんですね!そもそも映像に興味を持ったきっかけは何ですか?
河井「小学生のころ、東日本大震災後に流れていたCMがきっかけです。『なんで数秒という時間で人の心に残るんだろう』って気になって調べて、そこからCMや広告に興味が湧きました。
その後、大学生の時に映画サークルの先輩に影響されて、授業の中で初めて自分が監督として映画の企画から制作、上映会まで行いました。
ですが、一生懸命やって完成させても思っていたような反応はもらえなくて。自分って何もできないんだなって、挫折を味わいました。その挫折がめっちゃ悔しかったので『もっとできるようになってやる』っていう想いで、映画の学校に通いました。ここから、映像に対する興味がきちんと芽生えたと思います」
ーー就職活動を行う中でエレファントストーンに興味を持ち、入社を決めた理由は何でしょうか?
河井「初めは映画業界も考えていたんですけど、環境や人柄を考えたときに、映画業界だと本当に自分が成長できるのか、安心して生活できるのか、不安要素が多かったです。だったら、映画業界っていう狭い括りではなくて、社会人として色々学べて、お客さまの範囲が広い映像業界の方が今の自分には合っているなと思いました。
あと、私は良くも悪くも周りに影響されやすいので、人が良いところで働きたかったんです(笑)
初めてWantedlyでエレファントストーンの記事を読んだときに、皆さん落ち着いていて優しそうだけど、内に熱い想いを秘めていそうだなって感じました。また、リサーチを進めると、行動指針にホスピタリティに関する項目を見つけて。社会人になっても相手への思いやりを忘れたくないと思っていたので、ここなら同じ価値観を持って働けると思いエントリーして、ご縁があって入社を決めました」
営業と制作、どちらも経験したからこそ仕事への向き合い方が大きく変わった
ーー制作職での入社だったと思いますが、入社当初の業務について教えてください!
河井「最初の半年間は、先輩のサポートが多かったです。基本的には、打ち合わせの議事録作成をしたり、撮影現場で撮影準備やお弁当の発注などをしたりと、制作部として動き回っていました」
ーー仕事として映像制作をして、大学での映像制作との違いを感じたことはありますか?
河井「何度もあります。同じ“つくる”でも、自分が楽しいからつくるのとお客さまのためにつくるのとでは、着眼点が全く異なります。
例えば、大学での映像制作だと、1カット1カットに時間をかけて撮っていました。撮影過程で作品を改めて考えながら作っていくイメージです。しかし、仕事となるとお客さまのスケジュールや予算、状況に応じて迅速に対応する必要があります。なので、撮影当日にスムーズに進めるように、その場で考えるのではなく、事前準備を念入りに行っています。
このように、同じ“つくる”と言ってもスピード感や重要なポイントが異なるため、大学時代に映像制作経験はありましたが、ゼロからの気持ちでスタートしていました」
尾﨑「同じ映像でも、届ける相手が違うと全く別ものなんですね!」
そして2023年10月、エレファントストーンは従来の職能型のチーム体制(職種ごとに分けられたチーム)からポジション混合型のチーム体制(一つのチームに職種が混在)へ変更となりました。この変更に伴い、従来のポジションにかかわらず所属メンバーにどんな役割を与えるかは、チームマネージャーに委ねられることになりました。
この体制変更の背景には“職能の垣根を越えてチームワークを生むことで、今まで以上に円滑に仕事を進められる体制をつくりたい”という想いがあります。
この体制変更により、河井さんは制作担当として入社しましたが、営業担当が多く在籍するチームに異動となりました。
ーー10月の体制変更に伴って、チームが異動になると知ったときはどう思いましたか?
河井「何かの間違いだと思いました(笑)
ディレクターとして活躍できていないから営業担当になったのかなと思っていたんですけど、マネージャーに話を聞いてみると、私のコミュニケーション能力を営業業務に活かせるんじゃないかと考えてくださったそうで、ほっとしました」
ーー現在のチームでは、どのように働いていますか?
河井「制作の仕事に加えて、営業としてプロジェクトの進行管理やお客さまとの窓口担当をするようになり、業務の幅が広がりました。
仕事のバランスは、携わっているプロジェクトの数で考えると営業の方が多いんですけど、制作の企画や編集にかかる仕事量や時間を加味して考えると、五分五分かなと思います」
ーー仕事内容も大きく変わったのですね!異なる役割を担当することは大変そうですが、実際はいかがですか?
河井「頭の切り替えが特に大変です。営業は、お客さまから信頼を得るためにレスポンスの速さと連絡回数の多さが重要なのですが、制作は企画や編集の精度を上げるために、まとまった時間を確保して集中して作業する必要があります。
営業としてやり取りをしている時に制作の仕事の打ち合わせがちょこちょこ入ったり、逆に制作としての企画や編集作業中に営業の案件のレスポンスをしないといけなかったりします。もちろん案件が異なりますし、それぞれ重視しているポイントも違うので、頭の切り替えが大変です。
なので、今は皆さんに助けてもらいながら、何が優先で何が後回しでもいいのか、優先順位を改めて考えて行動するようにしています」
ーー河井さんは、元々制作志望で入社されたと思いますが、現在の営業のような立場でも仕事をすることはどう思いますか?
河井「営業と制作のどちらも経験したことで、新たな気付きや学びが多かったので、どちらも経験できて良かったです。
制作だったら、仕事が正式に決まって実際にどう形にするかっていう段階から打ち合わせに同席することが多いですが、営業はお客さまの想いや要望をお伺いする最初のヒアリングから参加します。制作だけで動いていた頃は自分のことに精いっぱいで、営業のことまで意識を向けていませんでした。ですが、実際に営業として働いたことで、仕事がどういう経緯で入ってきて、そのために営業がどれだけ動いてくれていたのかを実感することができました」
ーー営業を経験したことで、河井さんの中で変化はありましたか?
河井「お客さまとやり取りをすることが好きなんだと気付きました。案件に最初から関わることで、お客さまがなぜその映像をつくりたいのか、その想いを直接お預かりすることができます。
制作だけをやっていたときは、とにかくお客さまに納得していただけるかどうかを気にしていた時が正直多かったのですが、そうではなくて、一緒に目標を達成するために並走する仲間みたいな意識に変わりました。そして、お客さまを喜ばせるにはどうしたらいいかなっていう考え方も芽生えました」
私にしかできない方法で、お客さまに一番寄り添える人になりたい
ーー営業と制作どちらも経験した上で、今後目指したい人物像や挑戦したいことはありますか?
河井「お客さまに一番寄り添える人になりたいって思っています。
正直、私は営業の先輩のように交渉がうまくできるようにはまだなれていないし、制作担当としてこの表現が得意!という確立した強みを持てていないと感じています。
なので、そういった技術を磨きつつも、コミュニケーションの取り方や二つの役割で得た経験で、私にしかできないお客さまへの寄り添い方を見つけることが今の目標です」
ーー学生へのメッセージ
河井「私は映画サークルに所属していたこともあり、入社当時に何となく制作を志望しました。ですが、色々経験して分かったことは、どんな役割を担っていても『お客さまを喜ばせたい』『満足させたい』っていう本質は変わらないということです。
意外と経験してみてから、自分ってこういうのが好きなんだ、得意なんだって気付けたので、あるときは直感に頼ってみてもいいのかなって思います(笑)
就職活動は大変だと思いますが、頑張ってください!エレファントストーンでお待ちしています」
まとめ
河井さん、ありがとうございました!職種にとらわれず多方面で活躍されていて、2年目でありながらもエレファントストーンが目指す形を体現されていると感じました。
また、体制変更に伴い、最初は戸惑いながらも挑戦したことで、仕事への向き合い方が変わったというお話が特に印象的でした。
さて、今回は営業と制作を兼任されている、河井さんのお話でした。以下に他の新卒インタビューも掲載しておりますので、是非ご覧ください。
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