AWS初心者から"制度を利用して109日でAWS上位資格取得" 新卒1年目の本音 | 株式会社Elastic Infra
はじめにプロフィール就活から入社まで入社した今の率直な感想今の業務についてズバリ、あなたから見てEIはどんな会社だと思いますか?今後の野望を教えて下さい!はじめに2025年入社の、現在入社1年目...
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はじめに
プロフィール
AI との関わり
Elastic Infra × AI の取り組み「ExAI」について
「ExAI」の現在の取り組み状況について
Elastic Infra における「ExAI」の今後
田中さんが考える AI の今後
最後に / 率直なメッセージ
株式会社 Elastic Infra について、弊社取締役 田中 遼 のインタビューをお届けいたします。
Elastic Infra × AI の取り組み「ExAI」や、 Elastic Infra が昨今の AI をどのように捉えているのかについてよくわかる内容になっていますので、是非最後までご覧ください!
"キャンプ好き" ということで、ところどころキャンプの写真とともにお届けします。
株式会社Elastic Infra 取締役 COO 田中 遼(ryotana)
趣味はキャンプの田中さん
ーー 田中さんは、これまで色々なことをかなり並行してされてきていますね。
はい (笑) 私はかねてより、複数のキャリアを並行して磨いていく「パラレルキャリア」を意識してきました。
経歴にある通りたくさんの仮面(ペルソナ)を意図的に持ち、自分事として真剣に向き合う事で何かのスキル一点集中ではなく幅広いスキルが磨かれ、それらが交差するタイミングで新たな価値が生まれると確信しています。
ーー 言うのは簡単ですが、かなり大変ですよね!
そうですね。ですので、この「パラレルキャリア」の実践を突き詰める中で、
「自分と同じバックグラウンド・視座を持つ、もう一人の自分がいたら」
と考えるようになりました。
これは他人を信用していないという意味ではなく、従来の組織拡大では「目的に対する熱量」や「自分事としての思考」をそのままスケールさせることへの限界を感じてきたということです。
ーー なるほど。色々と模索していたからこそ AI との出会いも早かったのですね。
はい、私は縁があって2018年頃から技術支援や創業支援を通じて多くのAI企業と関わってきました。
そしてその中で上場を果たしたり、創業者が政界に進出するといった強烈なインパクトを残す企業も出てきました。
そんな彼らを間近で見てきたからこそ、AIは単なる自動応答ツールではなく「スケール可能な、もう一人の自分」になり得るのではないかと次第に考えるようになりました。
ーー 「ExAI」 とは何でしょうか?
日々AIの可能性を探っていた中、ChatGPT(GPT-3.5)がリリースされた2022年頃から現在まで、常に「これからのITインフラ(SRE/MSP事業者)に求められる価値とは?」という自問をし続けています。
私がElastic Infraの創業タイミングでスタートさせた Elasic Infra x AI の取り組みである「ExAI」とは、生成AIが当たり前となった未来に向けて
を主題とした取り組みであり、目指すべきビジョンです。
ーー なぜこの取り組みが必要なのでしょうか。
今後AIOpsが普及していけば、従来の障害対応や監視といった「ルーチンワークの自動化」は当たり前となり、それは価格競争に陥るだけで弊社事業のコアコンピタンスになり得なくなってしまうからです。
安さで競争するのを否定しているわけではありませんが、弊社のような少数精鋭の組織ではそこを主戦場にはできないため、これを向き合うべき経営課題として捉えています。
これは単に「SRE・エンジニアとして生成AIという技術を追うべき」というだけの単純な話ではないと考えています。
ーー なるほど。生成AIを前提とする世界において、我々にはどのような役割が求められると思いますか?
私の考えるSRE/MSP事業者における本当の価値・役割とは
「お客様のビジネスを自分事として捉え、得意のインフラ領域から戦略的な意思決定を支援する “パートナー” としての役割」
と考えています。言い換えると、
1人の人間がより多くのお客様のビジネスを理解して専門家として支援できるようにし、「戦略的パートナー」としてお客様と伴走する
といったことがより一層求められると思います。
ーー これが実践できていれば、かなり市場価値の高い人材となりそうですね。
ーー 改めて、「ExAI」の取り組みについて教えて下さい。
これまで、先程述べた「ExAI」のビジョンに基づいて
などを整備してきました。
ーー なぜこれらから整備したのですか?
弊社は自立性の高い優秀なメンバーが大多数であり、各々が事業主と見做しても遜色ないと考えています。しかし、各々が自立しているからこそタスク管理やナレッジが個人に集約されやすいという課題がありました。
これは各々が当たり前だと考えている「思考方法・手順・ナレッジ等」という価値が組織全体として活用し切れていないという非常に勿体ない状態でしたので、まず
「AIに読ませる事を前提とした情報の整備・統制」
から始めました。
ドキュメントやタスクの構造化・整備はもちろんのこと、お客様とのやりとりも自動で連携できるようにしています。
これは新卒1年目の仲間が取り組んでくれ、日々の業務に溶け込んでいます。
ーー この取り組みによって、実際どう変わってきていると思いますか?
わからないことがあれば「まずNotion AIに聞けば、似たようなタスクに対する手順やプルリクエスト・ナレッジが出てくる」という文化作りが進んできています。これによって人間とAIに対するコンテキストや環境理解の促進につながります。
ーー 早い段階で情報の整理に着手できたのは良かったですね。
そうですね。また、プルリクエストの自動レビューでは、人間による無駄な指摘が減り、「本質的な価値」に向き合う時間の増加に寄与しています。まだ初歩的な指摘も多いですが、これは情報の集約が進んでいく事でより質が高くなっていくと確信しています。
ーー しっかりとしたビジョンの元に全社的に推進している「ExAI」。まだまだ道半ばだと思いますが、今後手を付けていこうとしていることや模索しようとしていることは何ですか?
これまでで「情報が自動的に集約される仕組み」は形になりました。しかしまだまだ抱いているビジョンの2-3割といったところです。
そう遠くない未来、AIが自律的にインフラを制御するようになると思います。そうなった際に弊社のようなMSP事業者・SREは
「リアクティブな作業者」から「プロアクティブなビジネスパートナー」
(「何かが起きたら対応する」から「何かを予測して行動する」)
への転換が必要であると考えています。
その転換を行う上で、これからは集約された情報の活用部分に本格的なフォーカスを当てていく事になります。
具体的には、お客様に開示する運用状況の拡充(もっとビジネスに寄り添った情報提供ができるのではないか)、より複雑な定常タスクの自動化、AIエージェントとの伴走、新たなビジネス価値の提供(これまで少数組織がゆえに人力で行えなかったサービス)などを考えています。
ーー すでに一部活用しはじめている部分もありますが、より本格的に活用していくフェーズということですね。その中で特に意識していることはありますか?
はい。私もそうなのですが、人は一方的に与えられた指示・ツールにはどうしても抵抗したくなるものだと考えています。
だからこそ、「絶対に使いなさい、こうしなさい」という押し付けではなく、生成AIが自然と業務に溶け込んでいて自発的に使えるように推進していく事を意識しています。
ーー 自分にあったAIやツールを活用していたらいつの間にか組織にフィットしているのが一番ですね!
ーー昨今、非エンジニアの方も当たり前のようにAIを活用していると思います。今後人とAIの関わり方はどのようなものになっていくのでしょうか。
現在の私が「自分事として思考するパートナー」としてAIを活用しているように、当たり前のように何かを聞ける・問題解決の手段として普及していくと思います。
例えば、私は私生活ではAIに「プライベートバンカー」「パーソナルトレーナー」「経営コンサル」といったようなペルソナを与えて活用しています。
こういった使い方はまだ技術が多少わかる人だけに普及していると思いますが、SaaS等のサービスがネイティブ対応すると、急激に普及が進んでいくのではないかと思います。
また、個人情報の塊と言えるスマートフォン等にAIネイティブな端末が一般普及し、自分の親友・パートナー・家族ですら知らない思想や過去・あらゆる個人情報を元に生成AIが行動できるようになる事によって、「誰よりも先にAIパートナーに聞く、何かを代行させる」というのが一般的になっていくのではないかと想像しています。
ーーエンジニアとして、AI は超強力なツールでもあり脅威でもあると思います。エンジニアとしては今後どのようなスキルが重要になってくるのでしょうか。
先程も述べた通り、エンジニアとしての「価値の再定義」が必要になると思います。
エンジニアとしては、これからはAIと伴走してコードを書き、ビジネス影響までを考慮してコミットできる人になるべきだと思います。
最新ドキュメントとAPI仕様を参照しながら、世界中のコードを学んでベストプラクティスと思われるコードを生成してくるAIにずっと勝ち続けるのは、少なくとも私には不可能です。
ーー物量勝負など、戦う場所をAIの主戦場に置いてしまうと厳しいですよね。
はい。生成AIによって、確実にMVPレベルのコードは量産されていく事になります。
「とりあえず動くもの」はAI任せになり、エンジニアはそれを前提として「ビジネスロジックを理解した上で、そのコードは信頼・承認できるのか?」を判断できる必要があります。
そこでより重要になってくるのは、生成AIを使いこなす側のアプローチであり、ハードスキルよりもソフトスキル「コミュ力・伝える力・任せる力」に比重が寄ってくるのではないかと思います。
思考を止めずに行動・試行錯誤を続けながら「時代に応じた変化」をしていく事が、AI時代だけでなくその後に起きるパラダイムシフトに向けた対抗策だと思います。
時には自然相手に試行錯誤を行うことも
ーーそれでは、インフラエンジニア・SREとして、我々はどのように変化していくのが良いでしょうか。
先程述べたとおり、
「リアクティブな作業者」から「プロアクティブなビジネスパートナー」へ
ということに集約されるかと思います。
その上で重点を置くべき価値観は「お客様にとって幸せかどうか」です。
ただただ言われた変更を入れる・リスクがある事がわかっているのに自分の領域には関係ないから黙っておこうという姿勢はいずれ自分達の足を引っ張る事にもなります。
そのため、何か選択肢があって選ばないといけない場合には、現在も未来もこの価値観に従って選択する事を心がけていきます。
そして、お客様のビジネスが成功して規模が広がっていけば、自分達にとってもメリットのある Win-Win な関係性を築く事ができると考えています。
ーーインフラエンジニア・SREとして、AI活用について注意すべき点は何でしょうか。
インフラ領域というのは、まだまだ「経験の積み上げ」が価値を持つところが多く、生成AIが出してきた成果物を無闇矢鱈に適用すれば良いというものではありません。
お客様が期待を込めて始めた・大切に育ててきたサービスが「AIの成果物で何となく動いている」では何かあった際の大きなリスクとなります。
そういった領域においては、生成AIが登場したからと言ってこれまでの知識はいらないどころか、「何故動いているか、何故その変更を入れて良いのか」を理解している事は大きな強みとなります。
したがって、変化は必要ですが自分の知識や経験は無駄にならないと考えて、AIとの共存を意識していくのが良いのではないかと考えています。
自然とも共存する田中さん
現在、生成AIの普及によって世の中のビジネスはとてもスリリングであると同時に、常識が塗り替わる面白いフェーズにあります。
弊社はまだまだ小さな組織ですが、それはマイナスな事ではなく、むしろそこに勝機があると考えています(スモールチームからユニコーンというのも夢ではない時代)。
弊社には本当に当事者意識の高い優秀なSREが多数在籍しており、私自身は
「全員が事業主というプロフェッショナルな船で、それらが集合した船団が Elastic Infra である」
と言っても過言ではないと思っており、今後もよりそうなって欲しいと考えています。
また、弊社の良いところは、とにかくジョブ型で年次を無視した広い裁量と自由意志の尊重だと思っています。
これはベンチャー企業によくあるお決まりフレーズではなく、本当にそう思っていますし、普通とは言えないと思っています。
(新卒でメガベンチャーに入社し、複数のキャリアを経験している私が断言できます)
プライベートを重視したければそうすれば良いですし、ひたすら業務にコミットしたければ(労働基準法などのルールの中で)そうしてもらえれば良いです。
新卒でも行きたければ海外カンファレンスに行ってもらいますし、これからの事業に重要な仕組み・ビジネスロジックも作ってもらいます。
もちろん休暇でキャンプに行くのも自由!
弊社において、肩書はロールでしかないため、年次などはほとんど気にせずに仕事を割り当てますし、お互いをプロフェッショナルとして尊重したコミュニケーションを取っています。
何ならシニアメンバーで最年少の私が取締役をやっているくらいなので、たくさんの熱量があればそれに応える文化があり、相談できるメンバーもいます。
年功序列で安定した人生を送りたい人にとっては、弊社は良い職場ではないでしょう。
誰にとってもベストな就職先などは存在せず、弊社が「無難な」就職先ではない事はたしかです。
Elastic Infra では、現在点で安定した財務状況でありながら積極的な投資も打っていけるという、これからのITインフラの価値を再定義・常識を塗り替えていけるようなフェーズにあります。
こういったビジネスシーンの変化にワクワクし、自身のキャリア形成において弊社と真剣に向き合いたいと思っていただける方は、是非ともエントリーに進んでもらえれば嬉しいです!
ファーストキャリアは社会人としての価値観を決定する上で重要な選択になります。
是非とも様々な会社を研究・検討した上で、前のめりに取り組んでください。
あらゆる試験問題がAIで回答できる時代ですが、我々は選考において「素」を知りたいので、取り繕った姿ではなく是非とも「素」で向かってきて、意気投合できれば幸せの限りです!