私たちエッグフォワードは、ミッションの実現に向けて、経営・人材・組織にまつわる事業を展開しています。
今回は、代表の徳谷にインタビューを行い、エッグフォワードの創業背景や組織・社員に対する想いをお伝えする記事を作成しました。
ぜひご覧ください!
目次
■キャリアを手放してまで、起業を選んだ理由
■エッグフォワードが存在する理由―起業に込めた想い
■ミッション実現に向けてー多角的な事業展開の理由
■「人の可能性を信じる組織」を、自ら体現する
■あなたの“挑戦”や“Will”が、未来を変える起点になる
プロフィール
徳谷智史:京都大学卒。大手戦略コンサル入社後、海外法人の立上げとアジア代表を経て、
「未だない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」べく、
2012年エッグフォワードを創業。
大手からスタートアップまで、数百社の企業変革コンサルティングを手掛ける他、
出資×コンサルティングのVCスキームで「スタートアップ共創の開かれたエコシステム創造」を目指す。
Podcast『経営中毒〜誰にも言えない社長の孤独』メインMC、PIVOT社長改造コーチ、
著書に『キャリアづくりの教科書』、『経営中毒』等
My Motto「世界を変える起点を創る。」
■キャリアを手放してまで、起業を選んだ理由
― エッグフォワードの設立背景について教えてください
原点にあるのは、幼少期や学生時代に国内外問わずさまざまな環境で過ごした経験から得た、「人は環境や機会によって変わる」という強い実感です。
アフリカや中南米などを転々としていたのですが、そこで経済的に厳しく、将来の可能性を広げにくい人がどれほど多いかを目の当たりにしました。一方で、日本は経済的にはある程度恵まれているにもかかわらず、社会に出て活気がなくなってしまう人も少なくない。
加えて、その頃に大切な身内を亡くし「人生は有限だ」と強く思うようになったことが、一つの転機となりました。
そういった背景もあり、どうすれば人の環境を変え人の可能性をもっと高めていけるのかを考えた時に、コンサルタントとして企業の変革に携われば、その中にいる人、ひいては世の中の人を前向きに変革できるのではないかと。そこで社会的にも影響度合いの大きい大企業の変革を担う戦略コンサルを新卒で選びました。
入社後は、戦略系を中心に企業再生から海外展開支援までさまざまな案件を手がけ、26歳の時にはマネージャーに昇格し、翌年にはアジアオフィスの立ち上げを責任者として任されました。
その後、29歳でエッグフォワードを創業するに至ります。
― なぜ、キャリアを手放してまで起業したのですか?
一言で言えば、「本質的に社会を変えたかったから」です。
コンサルの仕事は非常にやりがいがありましたが、あくまで「戦略」にとどまります。
最も変えたかった「人」を変革するには限界があると気づき、「このままで本当に良いのか?」という思いが強くなりました。
ただ「いつかやろう」では絶対にやらないと思ったので、30歳までに起業すると決め、退路を断ちました。
その後、世界の教育事情を見るためにケニアなどの途上国を訪れ、改めて日本がいかに恵まれているかに気づきました。
それにもかかわらず、多くの人の意思や才能が埋もれていることに強い課題意識を持ち、変えていきたいという強い想いでエッグフォワードを創業しました。
■エッグフォワードが存在する理由―起業に込めた想い
― エッグフォワードのミッションには、どんな想いが込められているのでしょうか
Mission『いまだない価値(Egg)を創り出し、人が本来持つ可能性(Egg)を実現し合う世界を創る』
★いまだない価値(Egg)を創り出し
「価値を創り出す」の主語は我々エッグフォワードです。そして、人のやり方を真似するのではなく、常にいまだない価値を創り出し続けたいという意志を込めています。
受け手にとって、唯一無二でいまだない、いうなればターニングポイントを創造し続ける、そういう存在であり続けたいという想いが込められています。
★人が本来持つ可能性(Egg)を実現し合う世界を創る
人の可能性は生まれ持ったものもありますが、外的環境や機会によるものも大きいです。だからこそ、変わる機会だったり、波及する構造を創っていきたい。これは人だけではなく組織においても同じです。
「自分の可能性はこんなものかな」と思っているものを私たちが取り払って、むしろ再定義して、人の可能性を実現し合って、それがどんどん波及していく。そして世界を変える社会構造に繋がっていく。そんな意味をミッションに込めています。
Vision『人と世界のいまだない「TURNING POINT」を創る。』
そして、我々が関わる前と後で、人・社会がポジティブに変わっていく。
そんな“ターニングポイント”を創り出す存在であり続けたいと考えています。
■ミッション実現に向けてー多角的な事業展開の理由
―エッグフォワードの事業特性はどんなところにありますか
ミッションのもとで、コンサルティング・VC(ベンチャーキャピタル)・事業開発と多面的に事業を展開していること、そして事業間でシナジーを利かせることで、事業単体で見ても、それらの集合体としても、他にはない「いまだない価値」を提供していることです。
例えば、祖業であるコンサルティング事業については、ビジョンやミッションの定義、戦略の策定だけで終わるのではなく、戦略、組織体制、人材育成までを一貫して支援することで、10年、20年先まで見据えた中長期的な変革を実現します。現場への浸透や行動変容を伴走しながら進めることで、目先の利益ではない非連続な未来の創出を目指しています。
戦略コンサルでも、組織コンサルでもない、いまだない企業変革支援を実現しています。
―なぜ、いまだない形での支援にこだわりを持っているのでしょうか
組織や人に関わる課題は、会社や社会にとって非常に重要だからです。
組織と人が好循環を生めているかどうかは、会社の持続性にも直結します。
いくら綺麗な戦略を描き、一時的に事業が改善されたとしても、それを担う「組織」や「人」が変わらなければ、すぐに元の状態に戻ってしまう。
事業戦略は会社経営の一つの要素でしかありません。
本気で何かを変えようと思うならば、より上位概念である会社の「ありたい姿」を創ったり、実行までを支えながら、組織や人が変わらない構造的な要因に踏み込んだりする必要があります。
だからこそエッグフォワードは、教師のようなポジションから戦略を説くのではなく「変革のパートナー」として、「ありたい姿」を創るという抽象度が高い難解な問いに、お客様と共に向き合っています。そして既にそれを持つ会社には、現状とのギャップがある要因を特定しながら、実行まで見据えた具体的な施策提案と伴走を行っています。
―コンサルティングファームとして拡大していくこともできた中で、なぜ、多面的に事業を展開しているのですか
エッグフォワードでは、これまで社会貢献性の強い大企業や先進ベンチャー企業を中心に伴走支援をしてきました。しかし、そうした組織にどれだけ深く入り込み、成果を上げたとしても、社会全体を前向きに変えるようなインパクトを実現していくまでにはまだまだ距離があります。
そこで、より広く組織や個人を変える起点を創り、スピード感をもってミッションの実現に向かっていくために、VC事業や事業開発にも取り組んでいます。
VC事業を立ち上げた背景について、従来のコンサルティング支援では、投資余力が限られるスタートアップへの関与は難しく、中長期的な企業価値向上までコミットしづらいという課題がありました。
加えて、現在の日本では、真に社会を変える可能性を持つスタートアップに資金が流通する仕組みや、起業家への支援が不十分であることから、スタートアップが生まれにくい構造があるという課題感がありました。
そこで、エッグフォワードではファンドを組成し、そこから社会を変えるスタートアップへの出資をはじめました。一方で、単なる出資〜投資実行だけでなく、経営・組織コンサルティング、オープンイノベーション機会の創出、インキュベーションスペース提供を組み合わせた包括支援を行う独自の仕組みを構築しました。
スタートアップへ出資、経営支援するだけではなく、スタートアップ企業の連携・協業促進や、外部ステークホルダーとの接点創出の場を創ることで、社会に志高いスタートアップが生まれ、波及し合い、発展し続けるための“共創のエコシステム”を創っています。
また、事業開発では、これまで培ったコンサルティングの知見やノウハウをサービス・プロダクトに落とし込み、人のキャリアや生き方に面でアプローチするべくtoB(企業向け)toC(個人向け)問わずに広く提供をしています。
このような形で、単に複数事業を運営しているのではなく、コンサルティング事業を起点に、事業開発や投資事業を掛け合わせることで「いまだない価値」を生み出し、社会を変える起点創りを行っています。
■「人の可能性を信じる組織」を、自ら体現する
―エッグフォワードの組織創りについて、大切にしていることがあれば教えてください
まずは自社が、人の可能性を信じ、最大化する組織であることを重要視しています。
ミッション・ビジョンを実現するための事業があり、そのアプローチは、各個人のWillや強みの重なりから始まるべきだと考えています。
これまで多角的に事業展開をしてきたのも、メンバーが自らの意志で“起点”を生み出した結果。
価値と価値が重なり、非連続な価値連鎖や偶発的な価値連鎖が起こり続ける、そんな組織であり続けたいです。
― 社員についてはどんな想いをもっていますか?
それぞれが自身のWillを起点に、意志を持って新たな挑戦をして欲しいと思っています。
職種や領域に縛られる必要はないと思っています。コンサルであろうが、投資であろうが、事業開発であろうが、興味を持ったなら、積極的に関わってほしいですし、本気になれば職種も変えていいと思っています。
エッグフォワードは、toBとtoCを横断するビジネスモデルだからこそ、資金・戦略・事業・組織・人材といったあらゆる視点をつなげて学び、実践できる。領域を超えたチャレンジがしやすい環境です。
共通するミッションに向けて、同じ船に乗る仲間として、それぞれが自ら機会を掴み、非連続な成長をし続けてもらいたいです。
― 枠にとらわれず、チャレンジができる風土なんですね
はい、短期的に収益をあげることだけを考えるのであれば、同じ人に同じ業務を任せる方が効率的です。ですがそれでは個人の才能が埋もれてしまいます。
あえて非効率に見える仕組みにしているのは、社員一人ひとりの強みや資質を広げたいから。その連鎖が結果として事業成長や競争優位にもつながると信じています。
常に環境変化や困難もありますが、目指すミッションに向けてともに歩めるというのはかけがえのない営みです。
「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」べく、是非、まだ見ぬ仲間の皆さんと、ともに歩めることを楽しみにしています。
■あなたの“挑戦”や“Will”が、未来を変える起点になる
― 代表にとってエッグフォワードとは
自分の人生そのものです。エッグフォワードのミッションに心から共感してやっています。いまだない価値を創りだし、人が本来持つ可能性を実現し合う、インフラ、社会を変えていくターニングポイントを創っていくような存在でありたい。
エッグフォワードに関わる人にとっても、社会を変えるターニングポイントであってほしい。自分の人生のためではなく、そういう存在が社会に必要だと思っています。
― 最後に、これから仲間になる方にメッセージをお願いします!
ミッションの実現のためには、新しい途方もないチャレンジを強い強度で継続し続けなければなりません。成長してきた単一の事業の採算性を高めることも重要ではありますが、やはりもっと重要なのが、新しい価値を“常に”創り出し続けること。
だからこそ、エッグフォワードでは事業領域は限定せず、ミッション実現のために今後も連鎖的に多面的にチャレンジし続けていきますし、共に推進していく仲間が必要です。
既存の環境で自分の価値を十分には活かしきれていないと思う人、自分はもっと非連続な成長ができると思っている方は大歓迎です。
誰もが当事者意識を持ち、それぞれのWillを重ねながらボトムアップで形にしていく。
そんなカルチャーの中で、いまだない価値を創り出し、人の本来持つ可能性を実現し合う世界を創るチャレンジを共にしましょう。