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多角的な視点を持つこと×提案し続けること (後編)/デジタルコンテンツ事業部

こんにちは!dsc採用担当です。

前編に引き続き、大学スポーツチャンネル(以下、dsc)のデジタルコンテンツ事業部で、横浜F・マリノスを担当する我妻想さんのインタビュー後編です。これからのこと、そして多角的な視点をどのように仕事に活かすかについてお話を伺いました。

↓ 前編はこちらから見れます ↓

多角的な視点を持つこと×提案し続けること (前編)/デジタルコンテンツ事業部 | 株式会社大学スポーツチャンネル
こんにちは!dsc採用担当です。大学スポーツチャンネル(以下、dsc)のデジタルコンテンツ事業部で、横浜F・マリノスを担当する我妻想さん。今のお仕事から過去の経験まで、お話を伺いました。目次 -...
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目次 -後編-

1. 良いものを良い、と言える環境を作る
2. 今あるものと違った視点のバランス

良いものを“良い”と言える環境を作る

ー日本のサッカー界、SNSについてはどう思っていますか

 一般的にSNSについては顔が見えない分、誰でもつぶやけて良いことですが、人柄がわからないというのもあるし、自分を隠せるから人柄が出せて、裏の本性みたいなものが出るとも言われていますよね。自分の担当しているマリノスは幸い素敵なサポーターが多くて、誹謗中傷する人が少ない印象です。ただサッカー界全体に目を向けて、他チーム含めた投稿を見ていると、誹謗中傷や語りたがる人が多いと思っています。

 サッカーはそうではなく、自分が良いと思ったものを良いと思えばいい。楽しめればいいと思うので、それはバスケだったり他のスポーツでも一緒だと思うんですけど、もっと沢山の良いものをいいと言える環境を作りたいんです。

 でも、悪いものや、かっこよくないものを作ってしまったらその環境ができない。マイナスな発言が出てこないほどの、かっこいいものを作りたいと思っています。

 あとはSNS自体も変わってきていて。この10年後にあるかって言われるとあるかわからないものだと思います。でもSNSをリアルに繋げる道と考えて試行錯誤しておけば、たとえSNSがなくなったとしてもやることは同じだと思います。新しい何かをどうリアルに繋げるか考えていく、自分はそれを信じてやっていきたいと思います。

ー確かに、Twitterがおすすめとフォローでタブが2つになって、おすすめの方に見たくないものが出るようになってる気がしてます。スポーツだと誤審だったり、揚げ足を取る投稿がバズったりしてしまう印象はありますね。それはTwitterのアルゴリズムや、人間の性の影響で、しょうがない部分もあるとは思いますが、少しでも我妻さんのいうポジティブなものを私たちが見つけて発信して、サッカーを好きになってもらったり、スポーツを好きになってもらったりして欲しいですね

 クラブで言うと、僕はもともと小学校の時にマリノスでサッカーをやっていて、その時のコーチがスタッフでいたり、応援してた選手も近くにいるんです。それはとてもエモーショナルで、自分としては熱いものがあって。冷静に仕事はしているのですが、その時の恩を返したいなと考えながら仕事してます。

 だからこそもっと腰を据えて、時間をかけたい、新しい考え方を提案したい。そこが、モチベーションとしてあります。具体的に言うと日本特有の、語らない美しさ、飾らない独特な表現方法を大切にしていきたいです。一方では、分かりやすくて、批判的な言葉や、よくない粗を探す風潮もあります。

 良い考えを採用すれば、批判的な意見を減らせると思っていて。そこに面白さがあるなと思っているので、そういう表現を増やしたいです。

今あるものと違った視点のバランス

ー我妻くんの新しい視点からの提案と、現在ファンやサポーターから求められるもののバランスをどう保とうと考えていますか

 もちろん今あるものも、かっこいいと思っていて、それを格好悪いとは思っていないです。面白いなって思ってくれるたくさんの人の為にも求められているものは作っていきたい。ただ、それだけではなく、これからのサッカーファンのために違った視点を提案し続けていこうと考えています。今はSNSの土台がしっかりしているので、同じことをやっていても何かが変わることは少ないと思っていて。少しずつ違ったテイスト、視点が重要になってくると思ってます。

 そういった視点を大切にするためにも、自分の中では常に考えて、人の意見を聞いて寛容に捉えようと意識しています。具体的にはいつも自分の中では物事に対して、批判的な、多角的な視点からまず見ることをしていて、たとえ自分の中ですごい良いことを言ったとしても、嫌になる人はいないか、とか、それよりも面白いものがあるんじゃないか、ってすごく考えるようにしています。

 今まで違った視点やテイストの話をしてきたものの、やはり自分のスキルが足りていない部分があって。クリエイティブに満足はできていないと感じています。一年やって、結果の大切さを感じているのが今で、結果を大切にしながら違う視点を持つ両方を意識して進めていきたいです。

ーこれまでの案件で自分の中でうまくいったものはありますか

 これまでで好きだったものとしては、Jリーグ30周年にあわせて、キャンプ中にインタビューをした動画があります。2選手にインタビューをしたのですが、内容や画が良いというよりも、こういったコンテンツを増やしたい、と感じる作品になりました。自分と同じような視点の人がいるなら、このようなコンテンツを増やしていきたいと思っています。

ー技術が足りていないとありましたが、具体的にはどこを伸ばしたいと言語化できるものはありますか

 Photoshopを使っていたとはいえ、スポーツグラフィックと言われるようなものはdsc入ってから学びましたし、それも特に誰かに教えてもらったというよりは、割と自分で学んだので、まだまだ知らないこともたくさんあると思います。社内には意見交換する場もあるので、自分の考えていることを共有しながらも、他のメンバーが経験した「こうしたらうまくいった」という話をもっと聞いていかないといけないと思ってます。自分が良いと思う色や形。そこから共有して、その先にあるちょうどよく調和する部分を見つけていけたらなと思っています。

我妻さんが追い求める理想は決して簡単に実現できることではないかもしれないが、考えることと実践することのバランス力を持つ彼なら、現実になる日がそう遠くないと思わせてくれる。

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