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大切なことは、みんな焼肉店がおしえてくれた〜全国50店舗の焼肉チェーン店を売上1位に導いたバイト時代に学んだこと〜
サイバーエージェントのゲームやエンターテイメント事業に携わる子会社12社が所属する事業部SGE(Smartphone Games & Entertainment)では、組織や会社間を横断して重要なミッションに携わるエースメンバーがいます。
現在「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のプロジェクトマネージャーを務める佐藤もその一人。
どんなプロジェクトに配属されても、配属初日から最速で状況を把握し、どんな危機的状況に直面しても業績貢献の気持ちを片時も忘れない佐藤。今では絶対に失敗できない新規タイトル案件で、リリース直前を支える柱として、次から次と声がかかるほど。「どんなことでも何とかしてくれる人」と社内での信頼も絶大。
そんな佐藤の仕事のルーツは「焼肉店での店長代理の経験」だと話す。ゲーム事業と焼肉店でのバイトにはどんなつながりがあるのか?今回は、ゲーム事業で活躍をする佐藤が、何を焼肉店から学び、その経験をどう仕事に活かしているのかを聞きました。
佐藤崇徳(Takanori Sato)
2013年サーバーサイドエンジニアとしてサイバーエージェント新卒入社。子会社の立ち上げに携わった後、ゲーム事業に異動とともに企画職に転身し、数々のゲームサービスの立ち上げ、運用に携わる。現在は、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のプロジェクトマネージャーに従事。
“感動”を人に届けられる仕事をしたかった。
ーーサイバーエージェントに入社したきっかけを教えてください。
2013年にエンジニアとしてサイバーエージェントに新卒入社しました。就職活動をしている時は、「感動を人に届けられる仕事に就きたいと思っていて、ネット市場は引き続き伸びていたので、一番実現可能性が高いネット業界への就職を考えていました。
サイバーエージェントには、2012年の夏に1週間の短期インターンで参加しメンターとしてフォローしてくれる社員の方を通して社風やビジョンに共感して入社を決めました。
ーー会社とのカルチャーマッチとは具体的には?
大学1年生の時から卒業まで続けていた焼肉チェーン店でのバイトをしていたのですが、私が働いていた店舗は学生をバイトリーダーとして店長代理に抜擢し、本人のやる気があればアルバイトであっても、どんどん裁量権と責任を任せてくれました。バイト仲間は学生も多く、同僚というよりは同志のように切磋琢磨しながら、売上目標を一緒に目指したり、後輩育成をチームでやっていくカルチャーでした。
大きな目標を掲げて、チームで目指し育成しながら達成するというカルチャーが私も好きで、サイバーエージェントのインターンで感じた企業カルチャーにも共通するところを感じたので、この会社で働きたいと思いました。
その人みたいになりたくて、ひたすらやれることを増やした。
ーー焼肉店でのアルバイトをはじめたきっかけは?
焼肉店で働き始めたきっかけは単純に家から近いからでした。あと焼肉も好きだったのでという理由であまり深く考えずに始めたのですが、その後、どっぷりはまってしまい店長代理として卒業まで4年間働きました。
ーー店長代理をしていたんですね、どうして店長代理を任されたのですか?
大学1年の時にバイトリーダーだった店長代理を見ていて、リーダーシップがあり面倒見もよくて、「ああいう人になりたい」と思いました。そこから、そうなれるように、「これもやらせてください」とやれることを増やしながらしっかりと実行することで信頼してもらい、裁量をさらに広げて任せてもらうということを繰り返していました。そういったこともあってか、その人が卒業するタイミングで店長代理を引き継いでもらえました。店舗で働くアルバイトは計40名くらいで、1日に働くスタッフは厨房あわせて15名くらい。厨房とホールあわせてマネジメントするのでシフトの管理やモチベーションの管理でマネジメントは難しいことも多かったですね。
網を洗うことも業績貢献につながると感じられるか?
ーー当時、印象的だった仕事はありますか?
閉店後に山積みになった網をタワシで洗うことです。100枚ほどあったのですが、体育会出身の私でもつらい仕事でした。汚れが落ちていない網はちょっと触るだけで炭がつくくらいわかります。もし自分がお客様で、炭がのこっている網で肉を焼いたらきっとおいしく焼けない。そんな店には二度と行きたくないに違いないと思い、ひたすら網を洗っていました。
業績貢献という視点で見れば、閉店後に網をきれいにする意味がわかるので、納得感をもって網を洗うことができました。仕事ひとつひとつ全てが業績につながり、網ひとつとっても業績貢献に直結するということは、先輩から学びましたし、自分も後輩にそれを教えていました。
店長代理は、シフトを考えたり、効率的な発注を考えたり、営業日報を書いたり、もしスタッフがミスをしたら店長代理である私が謝りにいきます。もちろん処理できないくらいのミスは、社員の方がフォローしてくれていましたが、お店のことのほぼ全てを任せてもらえたのはやりがいにつながりました。
ーー売上に関しても責任を任されていたのですか?
売上目標は社員の方が決め、達成する責任は任せてもらっていました。高い目標をチームでがんばって達成することの喜びはその時に知りました。
その焼肉チェーン店は複数のフランチャイズ系列があったのですが、私が働いていた店舗は一番売れている系列でした。全国で約50店舗ある中で売上を競っていましたが、当時最強だった店舗を抜いて1位になった時がありました。ずっとその店舗を抜いて1位になることを目指していたのですが、毎回2位や3位で悔しい思いをしていた結果の1位だったので本当に嬉しかったです。
時給以外のモチベーションをつくれるか
ーー店長代理をしていてとくに難しかったことは?
一緒に働く人たちに同じ思いを持ってもらい、その思いが伝播し時給以外のモチベーションをつくるかというところです。学生がほとんどなのでモチベーションの差は当然あります。時給も安いほうだったので。そんなお店で長く続けてくれる人の共通点は「お金も大事だけど、仕事を通じて学ぶことが多い」「自分の働くお店が好き。」「お客様の喜ぶ顔を見るのが楽しい。」というモチベーションをもっている点でした。
そういったモチベーションは新しく入ったアルバイトの人に押し付けはできないのですが、同じ思いに共感している仲間たちが働く職場で一緒に働くことでお店の良さが人にどんどん定着していきました。なので、学生にありがちな、バイト先をかけもちする人もほとんどいませんでした。
ーー焼肉店でのバイトで得たスキルは、いまのゲームプロジェクトマネージャーの仕事にどう役立っていますか?
そういったモチベーションの差がある中で、どうやったら同じ気持ちになれるかなどを特に意識していたので、相手の気持ちをくみとる力が身についたのかなと思っています。コミュニケーションも表面上の言葉のやりとりではなく、相手の発した言葉の裏の部分といいますか本音をちゃんと引き出したいと思っています。
ーーそのスキルは具体的にはどんなことに活かされるのですか?
プロジェクトマネージャーは、開発の責任の全てを持つのですが、1人では何もできないポジションです。大前提として、メンバーへの感謝は常にしているのですが、メンバーの提案をかなえてあげられない時もありますし、伝え方一つでうまく納得ができない時もあります。
例えば、ゲームを改善させるプランをチームで募ったとして、AさんBさんがそれぞれ別の案を出してきて、結果的にAさんの案を採用した時、Bさんは黙っているけど内心は納得いってない。Bさんは何も言っていないからと、気持ちに気づかずに進めた結果、Bさんのパフォーマンスを最大限に活かせなくて、結果につながらなかったといったことがないように心がけています。
納得していないメンバーがいることに気づけるか、納得してもらうまで率直に対話ができるか、ユーザーファーストを考えたらどの選択肢がベストなのかを伝えられるか。いかに丁寧に伝えられるかがポイントだと思っています。
プロジェクトマネージャーにゲーム経験は必須ではない。
ーーゲーム開発のプロジェクトマネージャーはゲーム好きであることが必須ですか?
ゲーム経験はそこまで重要ではありません。もちろん市場を知るという意味では必要ですが、ヘビーユーザー層にいる必要はないと思っています。
ビジネスをスケールさせていく楽しさや、人とのコミュニケーションに楽しさを見いだせる人、チームを率いて世の中にインパクトを残したいという気持ちを持っている人のほうが、成果につながりやすいかもしれません。もちろん、その過程でゲームにハマればさらにいいと思います。
ーービジネスとして事業を伸ばしたいというマインドは、ゲーム以外にもメディアや広告でも共通しますよね。ゲームを活躍の場に選ぶ動機は?
ホームランが出れば市場へのインパクトが大きいのが今のゲーム市場です。競走は激化していますが、市場規模も大きいので、成功した時の成果が大きく、チャレンジの場としては最適だと思います。
ーーヘビーなゲーム経験は不問として、仕事をする上で必要なスキルはありますか?
精神論に聞こえるかもしれないのですが「根性、忍耐、覚悟」です。そこがあるからこそ、プロジェクトを任された責任を受けとめられるし、時に厳しい数字に直面した時にも逃げずに向き合えると思っています。
ーーその精神論を具体的な行動にあらわすと?
「あきらめないこと」です。プロジェクトマネージャーは売上目標や開発スケジュールなど、厳しい現実に直面します。そんな時、あの手この手でやれる方法を探し、最後には達成できるようにする。厳しい現実を前に「できない」と言うのは簡単ですが、粘り強くやれる方法を考え、チームで成果を出す。そのためにプロジェクトマネージャーは「あきらめない」根性が大切です。
毎日が人生のターニングポイント
ーー明日もし、新しいプロジェクトを任されたとして、すぐに実践できて大きな成果を狙えるコツはなんですか?
初速を大切にすること。誰かのために尽くしきるという気持ちだと思います。
あるタイミングから、リリース直前のプロジェクトに所属子会社の枠を超えてアサインされることが増えたのですが、「明日から次はこのプロジェクトに行ってほしい」とお願いされた時、状況がよく分からなくても、それに疑問を持つ時間がもったいないと思っているので、次のミッションはこれだと一瞬で切り替えて、プロジェクトの状況把握、そしてそのプロジェクトの成果につながることで自分ができることを考えるようにしています。求められたことに対してそれ以上で返すということも常に意識しています。
ーー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
チームで市場にインパクトを残したい、感動するサービスを届けたい人と働きたいです。
私自身もチームで何かを成し遂げたいという気持ちが強いですし、一緒に働いている方もそういう人が多いです。なので、そんな人たちとこれからの市場をつくっていきたいです。
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