クラウドワークスの広報担当の稲増(イナマス)です。最近は、広報 兼 週末カフェみたいなプロフィールです。実はカフェって広報の仕事に役立ったりもするんですよ!(笑)
▼クラウドワークスの社員の働き方として週末副業カフェを取材いただきました
■退職前エントリーを書くって勇気がいる
広報の上田さんの記事でも予告していましたが、退職前エントリーを書かせていただけることに!良いことも辛いこともいっぱいありました。それを赤裸々に書こうと思います(ビクビク)。書ききらないと思うので個別にお問い合わせもぜひ!
わたしがクラウドワークスに入社したのは2年ちょっと前の2015年2月。そしてこの度、2017年5月にクラウドワークスを退職します。どこであれ広報として「働く」ことはずっと続いていくから、アイドルが使っているので恐縮ですが「卒業」という言葉でいきましょう。
とその前に、タイトルの・・・
■なんで、クラウドワークスの広報は無人島生活風なの?
無人島で生活したことはないけど、私が入社して半年たった頃のクラウドワークスの広報って、たぶんこんなかもしれないと綴ってみます。
● 無人島到着。
⇒クラウドワークス広報専任社員がわたし1人になる
●「はじめての無人島生活」みたいな、生きるための教科書を渡されました
⇒ベテラン広報から、ほぼ未経験のわたしは広報の基礎を学びました
●ありがたいことにテントもシュラフもたくさんの食料も、いまのところたくさんあります。
⇒無職ではない!働く環境がある!発信すべき広報ネタもある!
●嵐がくるかもしれないのにちゃんとした家もない、食料も底をつきたら困る
⇒広報のスキルもないし、発信すべき広報ネタをどうメディアに届けるかわからない。
●当時無人島に一緒に住んでくれる仲間もいて寂しくはなかったのが幸い。
⇒上司の田中優子さん、優秀なインターン(今は社員)の浅野さんがいたので励ましてくれた。
という感じ。
■ほぼ未経験の広報を拾ってくれたクラウドワークス
大学卒業後カフェでのアルバイトを経験した後、10人ほどのLED植物工場の会社に勤務していたわたし。その会社でインバウンドのメディア対応は任されており、もっと広報という仕事を深堀したいと思いました。そんなときに、クラウドワークスの広報の募集を発見し、そこでベテラン広報の村田さん(師匠)と出会いました。師匠の下で、学び活躍できるようになるという目標のもと、採用していただいたことがいまだに奇跡のよう。本当にゼロから教えていただいて、これからしっかりサポートできるぞ!という時に、教科書を渡され師匠がご退職。わたしにとっては、それはもう辛い出来事でした。それが、ちょうど上記の無人島生活開始のときです(笑)
(いまだにいろいろなノウハウを教えてもらっていて、ずっと師匠です。)
■社内・社外からもめちゃめちゃ心配される広報担当
社内から、時にはメディアからも心配されて「大丈夫?」と聞かれる状態でした。プレスリリースを多い時には月8本程書き上げて、慣れないながらも発信し続けてきました。
その時の目標は「がむしゃらにやり続けること」
師匠から引き継いだ記者リレーションとプレスリリースの書き方の基礎だけが頼りで、発信方法といえばプレスリリース。他部署の社員も心配してくれて、広報に役立ちそうな情報を提供してくれました。プレスリリースを書くことを繰り返していると、クラウドワークスの取り組みが社会からどう評価されるか、受け手側を気にしながらストーリーを作っていくことを意識するようになりました。
この時に実務があふれんばかりでなかなか手が回らず記者さんとのリレーションは薄くなってしまった気がしますが、それも良い経験だったと思っています。今は頑張って関係構築のしなおしを図っています。
■経営陣の近くは最高の成長の場所
こんなひよっこ広報でも、経営陣と直接やりとりできる機会があるのは "本当に緊張するけど " ありがたい環境でした。プレスリリースの内容を経営陣とすり合わせをする中で、会社の経営方針や成長戦略を身近で知ることができたり、それこそクラウドワークスの広報のありかたなども話すことができました。
クラウドワークスのいいところは、経営陣が現場に対してのすごい熱量で興味を持っているところ。わたしは、社員50人程のときに入社しましたが、130人になった今でも変わらないです。
▼事業も増えてこんなにたくさんの仲間がいます!
ただ熱量が高い分、クラウドソーシングに対して課題が指摘される報道など、少しでもマイナスな露出があった時には怒られらたりもしました。今は、課題を指摘されるような報道があっても、市場に対して期待感を持たれていて、企業の今後の方向性に注目しているという意味だと、社内でも理解があります。対話をするまでに至っていなかった当時は、ひたすら謝り続けていました。
会社への思いが強いほど、すべての取り組みを最大化したいと考えてしまいます。広報はそれを冷静に受け止めて、なんの取り組みを今一番PRすべきことなのか、社会から求めらていることなのか、社内と社外とのギャップの調整をしなくてはなりません。時には社内や社外と殴り合うけれども、でもやっぱり仲が良いという感じが理想かなと思っています。
■成長の実感があった瞬間を経て、心配されない広報に
少しずつですが2年ちょっとという短い間でも経験を重ねてきました。成果としていえることは、わたしがクラウドワークスで初めての記者会見を運営した「Stop 痴漢抑止バッジプロジェクト」。メディア各社にも取り上げていただ大きなムーブメントになりました。何より、個人や企業の思いを、広報とメディアの人がかかわることで世の中に発信できたことが嬉しかった。(少し自信がついたのも事実・・・!) そこから、何度か記者会見の場を重ねて運営方法を学ぶとともに、社会から求められているトピックを探し、提案していく攻めの広報が少しづつできるようになりました。
▼「Stop 痴漢バッジプロジェクト」の記者発表会は多くのメディアにお越しいただきました
▼日南市長にもお越しいただいた地方創生勉強会
▼弊社のクラウドディレクター体制を導入している広島市にある「ピーカブー」での記者向け成果報告会
一方で、攻めもあれば守りもある。新しい業界には課題はついて回ります。マイナスな報道が続き、どう対応していいのかわからない時期もありました。「広報ちゃんと仕事してんのかよ」そう思われてるんじゃないか不安になったりも・・・そんなとき、記者さんから広報とメディアの信頼関係についてお話できる機会があり、「売り込む」といった意識より、企業として何を届けたいのか、それが社会にとってどういう影響があるのか「関係性」を意識すること、それに対して社内に広報が意見を提示していくことの必要性を学びました。
まだまだ大きな成果は出ていないけれど、着実に発信したい内容をまとめ、掲載していただけることも多くなってきました。
■新しく自分に負荷をかけてみる
そんなわけで・・・
今の無人島には、快適に住めるくらいの家があります。
身近に仲間も増えてきて、とても楽しい日々です。
▼今の広報の仲間たち。左からわたくし稲増、あんじゅさん、上田さん
ちょっと寂しいです。
ただ、もっとやりたいことは・・・
経営陣ともっと話しができるようになること。
社内に社会の状況を伝えて、経営にも関われるような広報をしていくこと。
ひとりで進めることが多かったので、組織づくりをもっとしっかりやること。
異なる業界であらたなリレーション構築をすること。
島を変えて、ゼロから作り始めるのもいい。
無人島を出て、街に出てみるのもいい。
そんなことを考えています。
広報では新しい仲間を募集中です!本当に成長できる環境ですので是非!