社内ラジオ始めました [ ナレッジマネジメント試行 ] - COPILOT KNOWLEDGE
コパイロツトで新たにはじまった取り組みである社内ラジオの「パイロットキャスト。毎回コパイロツトのメンバーをゲストに迎えて最近の関心やこだわりを聞いています。今回は、この社内ラジオがなぜはじまったのか、何を目指しているのかに触れながら、この取り組みを紹介します。
https://blog.copilot.jp/entry/knowledge-log-20240422
こんにちは、コパイロツト情報発信です。
プロジェクトマネジメントの仕事をしているみなさんには、日々多様なプロジェクトに関わる中で、以前のプロジェクトでの経験が活きる瞬間がきっとあるかと思います。
「プロジェクト後にチームで振り返るだけでなく、他のチームや社内全体でももっと知見を共有できれば、全体の質が高まって、さらによいプロジェクト支援ができそうなんだけどな……」という考えを持ちつつも、なかなか実践はできていない、という方もいるのではないでしょうか?
実は、ナレッジマネジメント(※)を大切にしているコパイロツトでも、ナレッジの共有には課題を感じていました。その解決策として、2023年12月から始めたのが社内ラジオです。
開始の経緯について、社内のナレッジマネジメント推進担当チームの長谷部が、今回ブログにまとめました。その内容を一部ご紹介します。
※ナレッジマネジメント……知識を共有して活用することで新たな知識を創造すること。実践から知識を生み出し、それを循環させ、新たな知識が生まれる場を作ること。
コパイロツト社内でのナレッジマネジメントには、2つの課題がありました。1つはメンバーの時間の捻出が難しいこと、そしてもう1つは「文章」でのアウトプットにハードルがあること。
日々クライアントと一緒にさまざまなプロジェクト推進を全力で行うからこそ、共有したくなるようなナレッジもたまっていくのですが、当然1日の業務時間には限りがあります。となると、各々が担当するプロジェクトに直接は関係しないナレッジ共有のために、積極的に時間をとりたいと思ってもらうのは、なかなか難しい状況がありました。
また当初は、メンバーのナレッジをコパイロツトの公式ブログなど社外にも見られる形でまとめていくことを想定していました。それによって、知識をテキストや図に落とし込むことの難しさ、そして会社の媒体で対外的に発信することへのプレッシャーなどがさらに発生してしまっていました。
この課題の解決のために何ができるのか、あらためてディスカッションをする中で出てきたのが「話してもらった内容を代筆する」という案でした。
それをきっかけに
・「書く」以外の形式はどうか?
・公開範囲はどうするか?
・どうすればより話しやすくなるか?
・アウトプットの量はどの程度にするか?
などの観点から次々にアイデアが展開されていき、最終的には「社内ラジオ」という形でナレッジをアウトプットしてみることが決定しました。
これによって、当初
「実践者が、不特定多数に伝わる形でアウトプットする」
という大きな1ステップでのナレッジ共有になっていたものを、
「実践者が、目の前の人に経験や考えを話す」
「社内メンバーなど、まずは特定の人に音声でナレッジを共有する」
「ナレッジをさらに不特定多数に共有できる形に展開する」
という細かい段階に分けて進めることが可能になり、ナレッジを保有している人の負担も軽減することができました。
まだまだ実践は始まったばかりですが、この取り組みを通じて
①話す中で思考が深まり、そのプロセスが整理・言語化され、ナレッジが炙り出されていくのではないか
②会議は最大限業務のために活用しているコパイロツトにおいて、メンバーの状況や考えを知る機会となり、日常的なコミュニケーションが補完できるのではないか
という2つの仮説をナレッジマネジメント推進担当チームはもっています。今後は半年かけて、社内メンバー全員と1人1本ずつ社内ラジオを収録し、その効果も確認していく予定です。
またWantedlyでもご報告できればと思いますので、お楽しみに!
社内のナレッジマネジメントに知見がある方、歓迎です! よりよいプロジェクト推進を、ともに探究してくれる方をお待ちしています。