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10年で大きく変化した事業領域。今こそ、自分たちが果たせる役割がある【メンバーインタビュー #04】

現在、「プロジェクト推進支援」を事業の軸に据えているコパイロツトですが、最初からこの領域で事業を行っていたわけではありませんでした。

コパイロツトに2011年から在籍している船橋友久さんは、現場でさまざまなプロジェクトに携わりながら、10年という時間をかけて、コパイロツトの事業を共に作り上げてきたメンバーです。

今回はコパイロツト歴の長いメンバーである船橋さんに、コパイロツトの事業がどのように変遷してきたのかをうかがうと共に、改めてご自身のキャリアについても振り返ってもらいました。

プロフィール

船橋 友久

広告制作会社やブランドプロデュース会社、フリーランス経験などを経て2011年にコパイロツトに入社。趣味は美術鑑賞。最近は登山を始め、休日に2,000m級の山に登っている。

デジタルマーケティング領域でのWebディレクション。それが入社当時の仕事だった

—— 船橋さんは社歴が10年。現在16期(2021年12月現在)のコパイロツトでは古いメンバーですよね。入社当時は、今とずいぶん環境が違ったのではないですか?

船橋:そうですね。2011年当時の社員は6名で、手掛けている事業内容もデジタルマーケティング領域でのWebディレクションやプランニング、商品キャンペーンのプロデュースがメインでした。

—— 船橋さんご自身は、コパイロツト入社前、どんなお仕事をしていたのですか?

船橋:大学卒業後、主に不動産業界の広告制作を手がける会社に入りました。5年ほど勤務しましたが、徐々に広告をもっと広い文脈で捉えなければいけないと思うようになりました。

2000年代に入り、業界的にも旧来の広告の転換期といわれ、ブランド構築の在り方や広告とPRの歩み寄りなど、活発な議論が行われはじめていた時期だったと思います。

その後、ブランドプロデュースの会社に興味をひかれて入社しました。その会社では広告やPRにとどまらず、さまざまな事業のプロデュースを企画から制作まで一貫して手掛けていたので、いろいろと面白い仕事に関わることができましたね。

その会社で2年ほど働くなかで、次はソーシャルデザインに関わる仕事がしたいと思うようになったんです。いろいろ調べていくうちに、あるNPO法人にたどり着きました。そこで出会ったのが、当時、そのNPOの理事をしていたコパイロツト共同創業者の定金さんでした。

—— 当時のコパイロツトや、定金さんに対する印象はどんなものでしたか?

船橋:お会いしたときの第一印象は、「大柄な人だなぁ」でしたかね(笑)。当時はまだ社員が少なく、定金さん自身もプロデューサーとして現場で活動していて、今とはまた違うフェーズの熱気があったと思います。

実際に定金さんとお話してみると、仕事に対する考え方などで、共感する部分が多々ありました。今までの自分の経験を活かせること、興味のある分野に自主的に取り組めること、業務環境の自由、そして個人の裁量の大きさに魅力を感じて、入社することを決めました。そこは今の環境と大きくは変わらないですね。


フラットかつ横断的な視点を持っていることが、コパイロツトの大きな強み

—— 入社してから10年。コパイロツトの事業領域は大きく変わってきました。船橋さんの視点で、改めてこの10年を振り返ってもらえますか?

船橋:私が入社した当時は、デジタルマーケティング領域のWebディレクションやプランニングの仕事が大半でした。

ただ、さまざまなプロジェクトに携わって実績が増えていくにつれ、はじめは「小規模なWeb制作のディレクション」だった案件が、「複数Webサイトの統合リニューアル」「デジタルマーケティング全般の体制構築・事業フローの整備」などへと管理の範囲が広がっていき、だんだんと新規事業の立ち上げなど、規模が大きく複雑なプロジェクトにお声がけいただくようになったんです。

関わるプロジェクトの規模が拡大するにつれ、ディレクションやプランニングといった役割だけでは、カバーしきれない領域が増えていきました。チーム全体の人材・制作マネジメントや、他領域の専門家やパートナー企業のアサインなどを含む、広い意味でのプロジェクトマネジメントですね。事業の形態としては、明確な納品物を持たないことが多くなり、横断した体制管理や業務環境整備の役割が求められていることがわかり、2013年頃から、コパイロツトでもプロジェクトマネジメントを積極的にしはじめました。そこから現在、私たちが提供しているメソッド『Project Sprint』の開発や、プロジェクト推進支援の事業拡大につながっています。

—— コパイロツトの強みはどこにあると考えていますか?

船橋:第三者としてフラットな視点でプロジェクトに携わり、ものごとを横断的に見ることができる点だと思います。クライアントの課題や目指すあり方を踏まえて必要なプロセスや仮説を一緒に考え、それを実現するためのチームを組み、プロジェクトを確実に前に進めていくイメージです。

新規事業を立ち上げるプロジェクトをはじめ、クライアントから受けるご相談の幅も少しずつ広がっていると感じます。今後のプロジェクト推進において、コパイロツトのような立場で、プロジェクトの目的や要件などを整理し、横断的な立ち回りができる人やチームがますます強く求められていくのではないでしょうか。


プロジェクトを通じて、新しい価値観に出会えることが面白い

—— 現在、コパイロツトが手掛けている新規事業関連のプロジェクトの中には、進め方が難しい領域の仕事もあります。いま、自分自身の業務にどのような意識で取り組んでいますか?

船橋:プロジェクトをどこから進めればいいのか。自分たちは、お客さまを支援するために何をすればいいのか。そこに、明確な答えはないと思っています。

だから私は、プロジェクトのゴールやそのチームが抱えている課題を洗い出しながら、ものごとの優先順位をつけていき、最終的にはお客さまに「何をするか」を意思決定していただけるよう、承認ルートの整理や提案を進めていくことが多いですね。

それを具体的なロードマップに落とし込んでいき、プロジェクトチーム全体の業務リズムを作っています。そこからさらに、メンバー個別のタスクや行動一つひとつを詰めていく流れです。

—— 最後に、船橋さんご自身が、仕事を通じてやりがいや達成感を感じるのはどんなときか、教えてください。

船橋:うーん……。私自身は、自分が達成感を得るために仕事をしているわけではないんですよね。

ただ、コパイロツトの仕事をしていて、好奇心が刺激されることは多くあります。プロジェクトを通じて、クライアント企業はもちろん、さまざまな専門分野をもつパートナーさんとの新しいネットワークが広がるので、多様な価値観の人と出会えることが、自分の価値基準が拡張される気がして面白いですね。

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