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【代表インタビュー】システムにもビジネスにも強いエンジニアを目指せる会社。代表の高橋がエンジニア育成にかける思いとは

私たちは、世界No.1のCRMであるSalesforceの専門家集団として、それぞれの企業に応じたカスタマイズを行い、多様なソリューションを提供しています。「世界で活躍するデジタル人材を生み出す」ことをビジョンに、人材の市場価値を高める職場環境、教育システム、長期的キャリアパスを構築しています。

今回は代表取締役の高橋社長にインタビューを実施。創業時の想いや今後のビジョンなどを伺いました!

 

【プロフィール】

高橋 文明:大学在学中に独学でプログラミングを学び、大手SIerに就職。Java、Webアプリ黎明期に多数の新規構築プロジェクトを経験し、プロジェクトマネージャーを歴任。その後、ITコンサルタントを経て、2007年に株式会社クオンツを創業。

エンジニアが長期的なキャリアパスを描ける会社を作りたい

――そもそも高橋社長がITの道を進もうと思ったのはなぜですか?

理系の大学院で化学領域の研究をしていたのですが、研究室内で“実験データを測定するための機械を制御するプログラム”や、“測定した実験データを解析するプログラム”を作る必要性が生まれたのです。それまでプログラミングの経験はありませんでしたが、せっかくのチャンスだと思い独学で勉強し、挑戦してみることにしました。実際に自分が作ったプログラミングで機械が動いたり、シミュレーションのシステムが完成したときは、何とも言えない達成感がありました。同時に、研究室のメンバーたちから「システムを作ってくれたおかげでとても便利になった」「解析の精度が上がった」というコメントをたくさんもらい、純粋に嬉しくて。自分が作ったもので、人をハッピーにできる楽しさに魅了されました。

それ以降、プログラミングにのめり込み、昼夜を問わずアプリの開発などに打ち込みました。卒業後の進路も自ずとIT業界を目指すようになり、新卒で大手SIerに就職しました。

 

――その後、クオンツを創業した経緯を教えていただけますか?

SIerで5年ほどWebアプリ構築やプロジェクトマネジメントの経験を積んだのち、ITコンサルタントに転身しました。ところが、思った以上にハードワークで体調を崩してしまい、退職することに。1年ほどのブランクの末に転職を考えましたがなかなか難しく、自分で会社を立ち上げることに決めました。

 

――創業にあたり、どのような会社を作りたいと考えていましたか?

キャリア形成に悩んだり、つまずいてしまった人たちを受け入れながら、自分がこれまでお世話になったIT業界に貢献できる事業を展開したいと考えていました。私自身も道半ばで、いわゆる正規のキャリアのルートから外れてしまった経験がありますが、元々プログラミングやシステム開発、プロジェクトマネジメントの知識や実績があったため、その後のキャリアを構築することができたと考えています。同じように、順調なキャリアを歩めなかった人たちに、軌道修正をして自分の力で稼げる道筋を見つけられるような枠組みを提供したい。その枠組みがクオンツという会社であり、エンジニアたちが長期的なキャリアパスを描ける会社を作りたいという思いを強く持っていました。

 

――だからこそ、クオンツではエンジニアの育成や教育に力を入れているのですね。

そうですね。私自身の経験上、IT業界は学歴や職歴よりも、その人のスキルや“今、何ができるか”ということが重視される世界だと思っています。たとえばこれまでITに縁がなかったような方にも、我々が持っているスキルを付与することで、十分に成長し、活躍していただくことができるはずです。

当社は「デジタル人材の育成・輩出」をミッションに、「世界で活躍するデジタル人材を生み出す」ことをビジョンに掲げています。そして、そのための教育システムや明確なキャリアパスを構築しています。エンジニアのみなさんにはそれらの機会を活用し、自ら主体的に学びながら、自身の市場価値を高めてもらいたいと考えています。


目標は上流工程で活躍できるエンジニアを育てること

――Salesforceに特化した事業を展開するメリットを教えてください。

他のシステム開発の領域と比べると、若手育成のチャンスが圧倒的に大きいというメリットがあります。

当社も創業当初はJavaを中心にシステム開発を行っていて、メンバーにもJava言語を学んでもらっていました。ところが、世の中にはJavaを扱えるエンジニアが多いため、なかなか若手が現場に入れず、売上が立たないような状況が続きました。

そのような矢先に、知人の紹介でSalesforceの導入支援の案件に携わることになりました。実際に経験してみると、Salesforceは取り組みやすい技術であるにも関わらず、精通しているエンジニアの数が少ないことに気づいたのです。

一般的に、Javaなどのポピュラーな言語や技術は、5年以上現場を経験したようなベテランエンジニアが上流工程に従事します。一方で、Salesforceは経験の浅い若手エンジニアでも、お客様先の経営層と一緒にシステムを作り上げることができます。お客様と直接対話をすることでエンジニアとしてのスキルも磨かれますから、その分成長スピードも速いでしょう。

 

――Salesforceを扱う同業他社と比較した際に、クオンツの強みはどこにありますか?

Salesforceを扱うシステム会社はたくさんありますが、Salesforceに“特化”した会社はあまりないのではないかと思います。1つの技術に特化することで、社内にナレッジが溜まりやすい点が最大の強みです。実際、業務において何か困ったことがあったときにも、社内に投げかければすぐに誰かが回答してくれます。全エンジニアに共通の目的や話題があるため、組織としての一体感も生まれやすいと感じています。

 

――Salesforceの市場についてはどのように捉えていますか?

今後も拡大していくと予測しています。特に日本のマーケットにおいては、中小企業やベンチャー企業の開拓がまだ十分に進んでいない状態であり、さらに追い風となっているのが、米国のセールスフォース本社が、2019年に日本事業への投資を拡大すると発表したことです。実際にセールスフォース・ジャパン社の従業員数も増え、営業活動が大幅に強化されました。当社は受注後の導入支援や運用支援に携わっていますので、日本のマーケットが拡大することで、私たちの仕事も順調に増えていく見込みです。

 

――そのような市況感も踏まえ、今後の事業展開を教えてください。

まず、短期的な目標としては、引き続きSalesforceのスペシャリストになれるような人材育成を行いつつ、今後2〜3年以内に100名以上のエンジニアを抱える企業に成長させたいと考えています。また、現在はSESが7割、受託開発が3割程度の割合で事業を展開していますが、徐々に受託開発の比率を高めるべく、そのための営業活動も強化していく必要があります。

中長期的には、ミッションとして掲げる「高度DX人材の輩出企業」を実現することを目指しています。今後、仮にSalesforceが下火となる時代が訪れたとしても、これまで各エンジニアが培ってきた“上流工程に対応できるスキル”は残ります。他のツールに置き換わったとしても、同じく上流工程で関わりつづけていくために、「上流工程で活躍できるエンジニア」を育成していくことが目標です。


求めるのは自ら学び、自ら成長できる人材

――100名以上のSalesforceエンジニアを抱える組織を目指すために、どのような人材を採用していきたいですか?

1つが、Salesforceを使ったエンジニアリングの経験者で、より上流工程でチャレンジしたい方、キャリアアップをしたいと望んでいらっしゃる方です。

そしてもう1つ、まったく経験がない方であっても、ITエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいという高い意欲を持った方を採用したいと考えています。当社では、人事制度や等級制度もしっかりと構築しています。スキルマップに沿って技術を高めていけば、未経験入社の方でも5年程度でサブリーダークラスのポジションに就けるなど、早期に成長できる環境が整っています。

 

――マインドセットの面ではいかがですか?

当社の特徴は、「人材育成」への支援を惜しまない会社であることです。他社と比較しても長い研修期間や、勉強すればするだけ給与に反映したり、スキルアップに必要な費用を会社が補助したりといった制度も充実しています。一方で、そのような支援をただ受け取るだけでなく、「自ら成長していこう」という気持ちに変換できる方にぜひ来ていただきたいと思っています。会社からも必要な投資を行いますが、自分自身も時間を投資しながら自己成長を図れる方、自ら学べる方を求めていますね。

 

――エンジニアが働きやすい環境づくりのために、どのような取り組みをされていますか?

当社はSESで働くメンバーが多いため、どうしてもコミュニケーションが希薄になってしまいがちです。そのため、チャットで日々の業務報告を行っているのですが、良い取り組みやお客様から褒められた行動に対して、“頑張ったね!”のリアクションを送る「称賛システム」を導入しています。1人あたり1日5ポイントまで送れるのですが、たくさん送った人とたくさんもらった人が評価される仕組みで、月次の結果を人事評価にも反映しています。

称賛システムを導入したのは、特にコロナ禍以降、従業員同士の接点が減ってしまったために、「褒め合う」ことを形にできないかと思ったことがきっかけです。些細な事柄でも、感謝を伝えたり、感謝を伝えてもらった経験を大事にしてほしいという思いを込めています。また、自身の頑張りをアピールし、周囲から称賛されることで、次の仕事へのモチベーションにつなげてもらいたいというねらいも含んでいます。

 

――最後に、クオンツを検討している求職者のみなさんへメッセージをお願いします!

Salesforceは、各企業が主に自社の業績を上げたいという目的で導入しているシステムです。企業の経営層や幹部層の方とコミュニケーションを取りながら、一緒に要件定義をしていくことができるため、システム的なキャリアはもちろん、ビジネス的な面でのキャリアも開発できます。当社に来ていただければ、システムにもビジネスにも精通したエンジニアを目指すための、たくさんの経験を積めるはずです。長期的なキャリア形成を望むエンジニアのみなさんのご入社をお待ちしております。


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