今夏に実施した”Sullivan Camp”に引き続き、冬にも合同合宿を実施しました。
”Sullivan Camp”に参加した生徒、今回が初めての合同合宿参加になった生徒、様々な生徒が交流しながら、共通テスト直前のラストスパートを一丸となって駆け抜けました。
そして、なんと言っても、この合宿は夏の”Sullivan Camp”に参加した生徒の発案で実現しました!!!
Sullivan Campでの出会いから、再会、そして新たな仲間へ――
"Sullivan Camp"で出会った異なる学校の2人の生徒。最初はただの参加者同士でしたが、共に学び、語り合ううちに、互いに刺激を受けながら成長する大切な仲間となりました。「また冬に会おう!」そう約束したものの、思うようにいかないこともあり、落ち込むこともありました。しかし、ふとした瞬間に思い出すのは、あの合宿での励ましの言葉や、挑戦を乗り越えたときの達成感。画面越しのメッセージや、受験勉強の合間のエール交換を通じて、2人は距離を超えて支え合い、高め合いながら、それぞれの場所で挑戦を楽しみながら成長を続けました。やがて、そんな彼らの姿に影響を受け、「自分もSullivan Campに参加したい!」と憧れる生徒が現れます。2人の成長物語は、気づけば周りにも広がり、新たな挑戦者を生み出していきました。
そして迎えた冬。約束通り、2人は"Sullivan Camp Winter"で再会します。
正直、何かのドラマかと思いました…
前回とは違う、少し自信をつけた表情。お互いの成長を確かめ合いながら、今度は新しく加わった仲間たちと共に、新たな学びの冒険が始まります!
① はじまりの集い
まずは、顔合わせも兼ねた集会からスタート。
もちろん、サリヴァンの合宿は「生徒が主役」。最初の一歩として、生徒自身の言葉で場をつくっていきます。各学校から選ばれた代表者がスピーチを行うのですが、事前の準備はなし。当日、その場で「ぜひ話してほしい」と声をかけられます。しかし、そこはこの合宿で大きく成長してきた3年生たち。驚く間もなく、自分の言葉で堂々と語りはじめます。
これまでの努力や仲間との絆、そしてこれからの挑戦への想い。リアルな言葉だからこそ、聴く人の心に響き、場の空気が一気に熱を帯びていきます。彼らのスピーチをきっかけに、参加者全員の士気が高まり、「この合宿を最高の時間にしよう!」という一体感が生まれるのです。
サリヴァンの合宿では、こうした「主体的にチャレンジする機会」を大切にしています。大勢の前で話すことに慣れていない生徒も、仲間の姿に背中を押され、気づけば自分も前へ――。そんなポジティブな連鎖が生まれるのが、サリヴァンならではの環境です。
②解いて、解いて、解きまくれ!~ テストゼミ形式の演習&演習&演習~
今回の合同合宿は、共通テスト直前ということもあり、ひたすらに問題と向き合う時間が中心となります。問題を解く・ポイントの解説を聞く・自分の弱点を埋める。このサイクルを繰り返し、限られた時間の中で、1問でも多く解き、1つでも多くの理解を積み重ね、1点でも多く得点につなげることを目指します。演習を繰り返しながら、自分の弱点を特定し、解説を通じて即座に修正。本番までの残り時間で、どこを重点的に強化すべきかを見極め、実戦力を磨いていきます。
これまでの合宿では、「他校の生徒と協働できる関係性をつくる」という、外向きの非認知能力――仲間と共に学び合い、支え合う力に重点を置いてきました。そして今回の合宿でも、その力はもちろん大切にしています。今回の合宿でも、もちろんこの力は大切にしていますが、加えて 「最後まで諦めず、勝てる自分をつくる」という、内向きの非認知能力にも重点を置いています。
いよいよ本番が迫る今、試されるのは「自分自身との向き合い方」。
目標に向けて、どれだけ冷静に分析し、どれだけ粘り強く挑戦できるか。
ここで大切になるのが、「内向きの非認知能力」――自分を律し、最後までやり抜く力です。
この合宿では、まず「自分の現在地」を知ることから始まります。志望校までの距離を把握し、目標点を獲得するための戦略を立てる。そして、その過程で必要なことは、「すべてを一人でやる」のではなく、「協働できる仲間を見つけ、頼ること」。同じ目標に向かう仲間と解法や戦略を出し合い、互いに高め合いながら前進することが、この場での大きな学びとなります。
③試験を終えた彼らが、次に向かう場所
実は、入試日程と合宿の初日が重なっている生徒も大勢いました。それでも彼らは、この合宿で得られる成長を信じ、参加してくれた生徒たちに感謝しかないです…
そして、このタイミングで、“Sullivan Camp Winter”開催のきっかけとなった2人がついに再会!
彼らだけでなく、夏の合宿で生まれたつながりが、あちこちで再確認できる場面が広がっていました。「あの時のメンバーが、またここにいる」――この関係性こそが、合宿を通じて生まれたかけがえのない財産。それぞれが夏の経験を経て、より強く、たくましくなった今。互いの成長を実感しながら、それぞれの目標に向かって前進していく姿を目の当たりにして、改めて合宿を実施した意味があったんだと実感しました。
④新たな一歩の集い
2泊3日の合宿も、風のように過ぎ去りました。最後の集会でも、話すのはもちろん生徒。3日間の感想や自分の中の変化を話してくれます。3日間という短い期間での生徒の成長・変化に、思わず涙するスタッフもいます。合宿を通じて得た学びやつながりを力に変え、次のステップへと踏み出していくのです。
合宿で得た熱は、各学校に帰ってからも消えません。合宿で見つけた苦手・弱点を本気で埋めようとする生徒、お互いのもつ情報を共有しあって高めあう生徒、様々な形で「勝てる自分」をつくり続けます。
この記事が公開されるころには、共通テストも終了し、「結果」に直面しているところだと思います。
ですが、どんな結果も受け入れて、向き合って、乗り越えていける、そんな仲間がつくれた合宿になったと思います。
泣いても笑っても残り1ヶ月ちょっと。
最後まで生徒たちの味方であり、仲間の1人として、サポートしていきます。
――学びは一人じゃない。挑戦し続けることで、つながりが生まれ、未来が広がっていく。
Sullivan Campは、そんな仲間と出会える場所。