こんにちは。
グループ会社の株式会社Clafit Consultingで代表をしている岩崎です。
学生時代に陸上を通して学んだことや、前職のマイナビからClafit Consultingを設立した背景、CROSSTOKYOグループの代表溝橋についてもお話しできたらと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
プロフィール
1995年5月生まれ、福岡県出身。
修猷館高等学校を卒業後、福岡教育大学に進学。
2019年より株式会社マイナビに入社し、求人広告や就活イベントの法人営業を担当。
2021年に全社営業新人賞、2022年には全社営業チーム賞を受賞するなど成果を重ねる。
2023年9月に株式会社Clafit Consultingを設立。
学生時代
ー人生のターニングポイントは陸上を始めたこと
最初の人生の転機は、中学で陸上を始めたことでした。小学生までは、習い事や部活動に時間を拘束されるのが苦手で、毎日遊んでばかり。特別得意なものもなく、ただ楽しく過ごしていました。でも中学で陸上と出会い、初めて「これが自分の強みかもしれない」と自信が持てるものを見つけました。
始めた理由は単純で、近所に住んでいた兄弟のような親戚がみんな陸上部だったからです。種目は短距離の400メートルを選びました。
また、他の100メートルや200メートルの短距離の競技に比べて、400メートルは「努力型の種目」と言われていて、努力がタイムという成果に表れやすいんですよね。
才能だけではなく、コツコツ積み上げることで結果が出ることが、自分にとってすごく合っていたと思います。努力が目に見える経験を通して、自信を持てるようになったことが、今に繋がっている気がします。
ー上には上がいることを知った高校時代
高校は陸上の推薦で進学しました。進学先は、九州でも屈指の進学校として知られる修猷館高校。
中学時代は、正直、部活動でもそれなりの成績を収めていましたし、学力面でも自信がありました。どこかで「自分は何でもできる」と思い込んでいたところがあったと思います。
でも、いざ高校に入学してみると、同期が400人いる中で、私の学力はちょうど真ん中くらいの200位。中学までは、周りに自分より勉強ができる人がほとんどいなかった環境だったので、初めて「上には上がいる」という現実に直面しました。
でも、この経験を通じて、「世の中にはもっとすごい人がたくさんいる」という感覚を持てたことは、大きな転機だったと思います。井の中の蛙だった自分が、初めて広い世界に目を向けることができた。そのときに芽生えた上昇志向は、今も自分の中に残っています。
また、視点の変化もありました。中学時代は、生徒会役員も陸上部のキャプテンも全部自分でやるようなタイプだったのですが、高校に入ってからは「自分がやらなくても、もっと得意な人がいる」という気づきがありました。それ以来、「この人に任せたほうがうまくいく」とか「自分の役割はどこか」といった適材適所の視点を持つようになりました。
この考え方は、今、仕事をする上でも大きな支えになっていると感じてます。
ー福岡教育大学に進学、音楽を専攻
大学は、福岡教育大学。専攻は音楽です。
実は、母と叔母が自営業で音楽教室をやっていて、私自身も1歳半からピアノを習っていたんです。中高時代も陸上部に所属しながら、年に一度は必ず発表会に出ていて、音楽はずっと身近にある存在でした。
一方で、高校に行くと勉強と部活ばかり。修猷館高校は、九州大学に進学する生徒が7割、残りも難関大に進むような学校で、私自身も当然のようにその進路を想像していました。
でも、仲のいい陸上部の5人を見ていて思ったんです。みんな優秀で、似たような進路を目指しているなと。そこでふと、「違う道に進むのもアリかもしれない」と考えるようになりました。
自分は何ができるんだろうと考えたとき、ずっと続けてきたけど、本気で取り組んだことはなかった「音楽」に挑戦してみたい気持ちが強くなり、みんなが勉強に向かう中、自分は芸術の道を選ぶことにしました。
ー大学に入学、正直音楽は違うと感じた
大学に進学し、人生で初めて音楽と真剣に向き合ってみてわかったのは、「ここは自分が生きていく場所ではない」ということ。
もともと音楽は、生活の一部で、物心ついたときから当たり前にあったもの。違和感なく続けてこられた一方で、「じゃあ、これを本気で突き詰められるか?」と考えたときに、陸上のような熱量は湧いてこなかったんです。
そのため、大学では一度陸上をやめたのですが、2年生になるタイミングで個人で競技を再開しました。福岡陸上競技協会に登録して、高校時代の仲間たちと試合に出たりもしていました。
ちなみに...
今でも音楽は好きです。家にも、ちょっといい電子ピアノを置いていたり、友人の結婚式では、余興で披露したり、楽しみながら関わっています。
マイナビ時代
ー新卒でマイナビに入社
新卒ではマイナビに入社しました。
入社2年目の2021年には全社営業新人賞、3年目の2022年にはチーム賞を受賞。表彰歴だけを見ると順調に見えるかもしれませんが、最初から結果が出せていたわけではありません。
入社初年度は、目指していたジュニア新人賞の受賞には至りませんでした。今考えると、当時は、ロジックも不十分で正直かなり感覚的に営業をしていたと思います。
転機となったのは、ある上司との出会いです。提案のひとつひとつを「本当にお客様のためになっているか?」と徹底的に考える人で、数十〜百本規模の企画でも、1本ずつ吟味していた姿が印象的でした。その姿勢をそばで見て、「これが本当の営業なんだ」と思わされました。
そしてもう一つ、大きな視点の転換もありました。最初は、自分の数字や評価ばかりを気にしていた気がします。でも本来のゴールは「お客様の採用成功」です。そこに向き合いはじめてから、自然と結果がついてくるようになり、新人賞の受賞にもつながったのだと思います。
Clafit Consultingについて
ーClafit Consulting立ち上げの経緯
Clafit Consultingは、CROSSTOKYOグループ内の一社として立ち上げました。ただ、グループ内の他の会社と少し違うのは、唯一内部に代表の溝橋がいない会社である点です。
創業のきっかけは、マイナビ時代に新人賞やチーム賞を受賞した頃、自分のキャリアについて深く考えるようになったこと。周囲の先輩や独立した知人の話を聞くなかで、人材領域での経験を活かし、いずれは独立したいという気持ちが強まっていたこと。
同時に、将来は飲食業にも挑戦したいと考えています。そのためには経営力やマネジメント力が必要だと感じ、まずは会社を自分で持つことが一歩になると思いました。
ただ、次の道が完全に固まっていたわけではなく、不安もありました。そんな中でご縁があったのが、溝橋さんです。2023年のGWに初めてお会いし、「こういう会社をつくりたいけれど、今は経営できる人がいない」とお話をいただきました。
「自分で会社をやる」という目標と、自分の中で唯一の不安だった「いきなりの起業して上手くいくのか」という課題が解消され、すぐに意気投合。Clafit Consultingの立ち上げに至ったという経緯があります。
ーなぜ飲食店がやりたいのか
今の私があるのは、高校時代の、井の中の蛙だった自分が、優秀な仲間たちに出会って「上には上がいる」と思い知らされた瞬間。その出会いが今の価値観や目指したい方向性を作ったと思っています。
当時の仲間たちは、現在それぞれのフィールドで活躍しています。大企業に務めていたり、年収面で飛び抜けていたり、高校時代と変わらず優秀で、努力を惜しまず、走り続けている人ばかりです。
そんな彼らをみているうちに考えるようになったのは、「自分も第一線で走り続けたい」という想いと同時に、「いつか彼らを支えられるようなことがしたい」ということ。
今は皆、全国各地でそれぞれ活躍しているけれど、長期休暇になるとやっぱり地元福岡に戻ってきます。だからこそ、日々走り続けている彼らが、少し立ち止まって、ただ安心していられる「戻ってくる場所」をつくれたらいいなと思いました。
じゃあ、居場所って何だろう?と考えたときに、思い浮かんだのが飲食店でした。ただ、あくまで「人が集える空間」をつくる手段として、それが今の自分にとって一番しっくりきているだけで、数年後には、また別の手段が生まれているかもしれません。
ー今後の展望
Clafit Consultingの今後の展望としては、AI領域での事業展開を視野に入れています。たとえばSalesforceのAgentforceのような仕組みがすでに存在しますが、そうした領域で自分たちがどこに可能性を見出せるのかは、これからしっかり模索していく必要があると思っています。
そのうえで、もう一つの軸として考えているのが飲食です。ただ、正直なところ、飲食業だけで安定的に利益を出すのは簡単ではありません。だからこそ、「やれること」と「やりたいこと」という2つの軸があると考えています。
やれることとして、まずは「IT×人材」の領域でしっかりとキャッシュを生み出すこと。そして、やりたいこととして、飲食を通じて自分が実現したい場づくりや人とのつながりに取り組んでいく。
この2つの柱を持って動いていきたいと考えています。
ー代表の溝橋の存在
溝橋さんは、とてもフラットな姿勢で接してくれる方です。前職ではIT×人材の領域で実績を積まれていて、今、Clafit Consultingでやっていることにも通じる深い知見を持っています。それでも、知識や経験をひけらかすことはなく、対等に向き合ってくれる人だと感じます。
もうひとつ強く感じているのは「信頼して任せてくれている」ということです。現在は、株主3人で週に1度ボードミーティングを行っていますが、私が何かを提案して否定されたことは一度もありません。「岩崎くんならやれるでしょ」というスタンスで、常に背中を押してくれる存在です。
実際、日常的に一緒に動いているわけではありません。ですが、経営の判断や方針については、創業当初からずっと一人の経営者として向き合ってくれていて、とてもやりやすさを感じています。
そして、もうひとつ印象的なのが、お子さんの話になる時です。普段はロジカル思考で、MBTIも私と同じENTJ(指揮官型)というタイプらしく、「理論がすべて」みたいな空気もあるのですが、飲みの場では「バカみたいに可愛いんだよ」と、いつも話しています(笑)そんなギャップも、人としての魅力のひとつだと思います。