老後2000万円問題やコロナウィルスによる経済の圧迫など、お金にまつわる社会問題が多く取り沙汰されている昨今。ココザス株式会社は資産形成をメイン事業に掲げ、個人の人生設計をサポートする会社です。創業から5年で社員数や事業内容を大きく拡大させたココザス代表取締役の安藤に経営企画室長である松村がインタビューしました。ワクワクとは程遠い状況から生まれた理念や、安藤が見据えるビジョンについて語っています。
“ワクワク、生きる“の原点
松)ココザスもまもなく5周年ですね。改めて創業のきっかけについて教えていただけますか?
5年ってあっという間ですね。会社を作ろうと思ったのは前職での経験からなんです。 前職では30人ほどのべンチャー企業のCOOをやっていました。どう考えてもお客様にメリットが少ない商品を販売したり、辞めたいと言う社員をどうにか引き留めたりと非常に心苦しい経験をしました。遂には「従業員をリストラしろ」と言う命令が下り、私が全員と退職面接を行うことに...。泣き出す者もいて、今思い出しても辛い経験でしたね。当時のメンバーには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。その頃は個人的にも苦しい時期が続いており、リボ払いで生活するほど生活も追い込まれていました。
松)リボ払い!お金のプロフェッショナル達が在籍する会社を経営している安藤さんからは想像もつかないですね。
そうなんです、人生に疲れきっていました。そんな絶望の中、世界中の人から「ありがとう」と言われる仕事がしたいと思うようになりました。世の中の不幸にも目を向け、不平不満ばかりの人や自殺してしまう人を減らすことができないか?と。当時の私がその1人だったので、同じ想いをしている人を救いたいという気持ちが大きかったのだと思います。「全ての人がワクワク生きられる世界を創る」と決意し、起業しました。
“ワクワク”とはただ単純に楽しくという意味ではなく、「心の底からやりたいことを選択出来る」状態と定義付けています。そんな世の中を創るという志を、何としても実現するという決意表明から、社名は“志を為す”を略してココザスにしました。
理念から生まれた企業
松)ココザスで働いていると、理念が名ばかりでないことを実感します。理念が後付けの企業も多い中で、事業内容より先に理念が作られた企業というのはとても珍しいですよね。ところで、“全ての人がワクワク生きられる世界を創る”という理念から、なぜ最初の事業が資産形成なんですか?
やりたいことを自由に選択できるようになるには、経済的豊かさと精神的豊かさが必要不可欠です。私自身、お金に余裕が無かった頃は周りの人に全く優しく出来なかったんです。人生が面白くありませんでした。そこで、まずはお金の不安を解決出来るようなサービスを提供しようと、資産形成事業をはじめました。一人ひとりの専属プランナーとして、お客様の将来の不安を解消するための資産形成プランを紹介しています。
人生に彩りを与える”ライフデザイン事業”とは
松)最初は資産形成屋さんだったココザスが、今や転職や住まいなどの領域まで担うようになりました。最近はココザスの事業を総称して“ライフデザイン事業”と呼んでいますが、ライフデザインとはどういう事でしょうか?
ライフデザインとは、人生に彩りを与えることだと考えています。今や資産形成以外にも扱う領域が拡大し、ご紹介出来るサービスが増えました。ココザスには各業界のプロフェッショナルが揃っているので、様々なライフイベントの相談役としてお役立てできます。例えば家を買うとき、転職したいとき、将来のためにお金を作りたいとき...。そんな時にココザスメンバーの顔が思い浮かぶような会社でありたい。人生の分岐点を全てサポートできるような会社を目指しています。
松)よく社長は“ゆりかごから墓場まで”と言っていますよね。来年にはブライダルやお葬式を手がけていてもおかしくないと!
もちろんです。例えば経済的豊かさを支えるために起業家支援や副業支援、精神的豊かさを支えるためにヘルスケア事業などにも手を伸ばしていきたいです。共通しているのは誰も損をせず、関わる人全てが幸せになるような事業であること。この軸は絶対に守っていきます。
松)貴重なお話をありがとうございました。次の記事では安藤社長のメンバーに対する想いについて語っていただきましょう。
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“ワクワク、生きる”を掲げる理由【ココザス株式会社 社長インタビュー】②