要約(結論)
- 採用では「良さを盛る」より、「現実を言語化」したほうが強い。
- 言語化は、候補者の不安を減らし、入社後のギャップも減らす。
- “らしさ”は抽象語ではなく、具体的な運用で伝える。
自社を良く魅せたいのはリクルーターであれば誰もが思う事。どの会社も自分たちのことを悪く言う人はいません。でも、大切にしたいのは、魅力を誇張することではなく、職場の良さを「判断できる言葉」に落とすことです。
今日は、その考え方を整理してお伝えします。
盛った情報は、入社後に“ギャップ”として返ってくる
採用広報は、候補者の意思決定を支える情報です。
ここで誇張が入ると、入社後に「思っていたのと違う」という差分になりやすい。差分が大きいほど、本人も辛いし、現場の負担も増えます。
採用は「内定がゴール」ではなく、入社後に“ここで頑張れる”と思える状態をつくること。そのために必要なのが言語化です。
「らしさ」を、誰が読んでも分かる状態にすること
「アットホーム」「成長できる」「風通しがいい」。
読み手からすると“どこも同じ”に見えていると思います。
だから私たちは、抽象語を使う場合でも必ず具体で支えます。
- 風通しがいい:誰が、どの立場で、どのように関わるのか
- 成長できる :入社からの育成の流れ/トレーナーの関わり/任せ方の段階
- チーム医療 :連携のタイミング/情報共有の型/役割分担
「良い雰囲気です」ではなく、「どう回っているか」を伝えたいと思っています。
採用の場で“言語化”すべき3つ
1)期待すること(求める姿勢)
どんな行動が歓迎され、どんな人が伸びるのか。
ミスマッチの多くは能力ではなく、価値観と期待値のズレで起きます。
2)大変なこと(現実)
忙しいタイミング、最初につまずきやすい点。
隠すのではなく、「どう支えるか」までセットで伝えるのが誠実さだと思います。
3)守ること(約束)
新人を丸投げしない、相談を拾う導線がある、属人化させない。
「この環境なら挑戦できる」という安心材料を、運用として示します。
まとめ
言語化できちんと伝えることは、候補者にとっても、現場にとっても、結果的にやさしい。私はそう思っています。
私が言うことが本当かどうか、まずは実習で確かめてみてください。