Profile
野呂 義友(のろ・よしとも)
動物病院事業部 課長
新卒の動物看護師として入社し、小動物臨床の世界で経験を積む。
練馬院のオープニングスタッフとして活躍を認められた後、入社5年目で看護師長に抜擢される。
病院のマネジメントや運営に携わる中で「ひとつの病院」だけではなく
「グループ全体」のサポート業務に興味を持ち、本社総合職へ異動。現在に至る。【インタビュー】動物病院事業部 スーパーバイザー
今回は動物看護師として動物病院での業務を経験した後に、本社へ異動し新たなキャリアを切り開いた、動物病院事業部所属のスーパーバイザーをご紹介します。
専門職としての経験を活かしてハイブリットな活躍をする総合職にインタビューで迫ります。
── 本社勤務への不安はありましたか?
野呂:
社会に出てからは動物看護師としての経験しかなかったので、総合職として自分がやっていけるかはとても不安でした。
その一方で、まったく新しい環境だったり、仕事に対する期待も大きかったので、不安と期待が半々くらいでしたね。
── 本社では、今どんな仕事をしていますか?
野呂:
動物病院事業部で、現場がより最適な獣医療を提供できるように運営をサポートしています。動物病院を安定的に運営していくためには、病院の視点、スタッフの視点、経営的な視点の3つのバランスが大事だと思っています。
この3つのバランスを取りながら、定期的に現場の上長(院長、副院長、看護師長)やスタッフと運営に関する話し合いを行い、現状の課題の抽出だったり、どのように改善していくかの設計をサポートしています。
── 臨床の経験は、今の仕事にどう生きていますか?
野呂:
新しいシステムを導入したときに、院内のオペレーションを理解しているので、実際にどのような問題が起きるかを事前におさえることができます。
また、専門用語だったり病院の雰囲気も肌感で分かっているので、コミュニケーションが取りやすいという点では、かなり役に立っていると思います。
── この仕事ならではの「やりがい」はどんなところでしょう?
野呂:
現場で勤務していた時のように飼主さんから直接感謝の言葉をいただくことはなくなりましたが、現場のスタッフに感謝の言葉をいただいたり、自分が関わった施策に対して何かしらの良い結果が得られたときには、とてもやりがいを感じます。
── 「JPRだからこそ」だと思うキャリアは?
野呂:
私の場合は、動物病院で2箇所、本社部門で3箇所と、ひとつの会社の中でかなり幅広い経験をさせてもらっています。これは本当に、JPRならではだと思っています。
まず、2箇所の病院では、それぞれ規模もスタッフ構成も、得意とする診療科も違う。そこで現場のオペレーションや、飼い主さんとの距離感を肌で学べたことが、今のベースになっています。
一方で、本社の3部署では、数字の見方や組織運営、グループ全体の戦略など、現場だけではなかなか触れられない視点を求められ、専門職では得られないビジネススキルを習得することができたと感じています。
「現場でずっと頑張る」でも、「本社からサポートする」でも、その人のタイミングや興味に合わせて、キャリアのステージを変えていける。1社にいながら、いくつもの“転職レベル”の経験ができる感覚は、JPRだからこそ叶えられたキャリアだと思います。