医療の現場に、失敗やヒヤリはつきものです。
大切なのは、失敗をゼロにすることではなく、そこから何を学び、次にどう活かすか。
もし、失敗を責められるのではなく、
「よくぞ見つけてくれた!」とチームの資産として歓迎される職場があったら。
今日は、そんな私たちの文化と仕組みについてお話しします。
なにをやっているのか
私たちは日々の「しまった!」「もっと良くできたかも」を、組織全体の学びに変える “学習サイクル” を運用しています。
失敗は放置すれば“負債”になりますが、向き合えば“資産”に変わる。
その資産化を、個人任せではなく 文化と仕組み で支えているのが私たちです。
なぜやるのか
【事実】
多くの職場では、失敗は個人責任にされがちです。
報告すれば叱責される、空気が悪くなる――その結果、誰にも共有されず、別の誰かが同じ失敗を繰り返してしまう。
【解釈】
だからこそ、失敗は「責めるもの」ではなく「チームで学ぶもの」。
小さな“ヒヤリ”も安心して話せる文化があることで、動物とご家族に提供する医療の質は継続的に高められる。私たちはそう信じています。
どうやっているのか:シンプルな3ステップ
1️⃣ 10分で振り返る(当日中)
事実だけを短くメモに残す。
2️⃣ 1枚にまとめる(翌日まで)
「誰が・いつから・何をやめる/始めるか」を明確にする。分厚いマニュアルは不要。
3️⃣ 1分で共有する(週1回)
朝礼などで簡潔に伝え、全員で磨き上げる。
👉 「振り返り → 言語化 → 共有」の高速サイクルを、全員で回し続けています。
つまずかないための3つのルール
① 完璧を目指さない:まずは試す。ダメなら戻せばいい。
② 承認から始める:「教えてくれてありがとう」で安心をつくる。
③ 共有は短く:発表1分、質問は1つだけ。後は別途深掘り。
このシンプルさが、安心して発言できる文化を育てています。
求める人物
【一緒に働く上で欠かせないこと】
- 失敗を隠さず、オープンにできる誠実さのある方
【こんな方を歓迎しています】
- 現状に満足せず、新しいやり方を探せる探究心がある方。仲間の成長や成功を喜べる方