獣医療はどんどん高度になり、心臓・皮膚・神経…と様々な専門分野が注目されています。
一方で、日常の小さな不安にいちばん最初に寄り添う「町のかかりつけ医」=ジェネラリストの役割は、むしろ以前よりも大きくなっています。「町のかかりつけ医」は症状の断片ではなく、一頭一頭の“物語”から診療を始めるからです。プリモ動物病院がどのようにジェネラリストを育て、そのキャリアを支えているのか。今日はその取り組みを聞いてください。
求める獣医師像
【一緒に働く上で欠かせないこと】
- 獣医師免許(取得見込み含む)
- チームで学び合い、協力できる姿勢
- 動物とご家族に誠実に向き合えること
【こんな方は大歓迎!】
- 症例の奥にある「家族の物語」への関心
- 幅広い分野への好奇心と、学ぶことを楽しめる方
- 知識を分かち合い、みんなで高めることが好き
【こんな仕事に取り組みます】
- 一般内科・外科・予防医療の診療・治療
- ご家族の生活背景をふまえた丁寧なヒアリング
- 方針の複数選択肢を提示し、納得感のある合意形成
- 専門病院/夜間救急への連携コーディネート
- 症例カンファレンス/日々の振り返りへの参加
- 後輩や学生への指導・サポート
地域密着型・動物病院ネットワーク
私たちは関東圏を中心に展開する、地域密着型の動物病院ネットワークです。核となるのは、動物とご家族にとっての「最初の相談相手」になること、すなわち一次診療です。
近所のやさしい獣医さんとして、「なんとなく元気がない」「いつもと様子が違う」。そんな時に真っ先に思い出してもらえる存在であること。どんな小さな変化でも気軽に相談ができて、質の高い初期対応を行う。そして必要に応じて、グループ全体の力を活かし、専門医療へとスムーズにつなぐ。身近な安心感とネットワークの対応力を両立させる。これが私たちの役割です。
なぜ今、ジェネラリストなのか?
専門化が進む獣医療と、ご家族の最初の悩み
獣医療は人間医療と同じく、専門分野に分かれる流れが加速しています。これは高度な治療を可能にする、喜ばしい進化です。
しかし想像してみてください。ペットが「なんとなく元気がない」とき、いきなり心臓や神経の専門病院を訪ねるでしょうか。多くの場合、「いつもの先生にまず相談しよう」と考えるはずです。
物語の“最初の読者”となる存在意義
だからこそ、物語の“最初の読者”が必要になる
この「最初の相談相手」こそがジェネラリストです。ジェネラリストは単に幅広い知識を持つだけではありません。その子がどんな暮らしをしていて、ご家族にとってどんな存在なのか──“物語”全体を最初に読み解くこと。そして医学的な正しさとご家族の価値観を重ね合わせながら、最善の道をともに考えること。いま最も求められているのは、この総合力だと私たちは考えています。
ジェネラリスト育成のしくみ
1)寄り添い × 連携の“二刀流”
丁寧な診察と分かりやすい説明を徹底する。そのうえで、自院で抱え込まず、必要なら夜間救急や専門病院へ最短でつなぐ判断力を養います。ジェネラリストは、物語の編集者。ご家族に寄り添いながら、グループ全体の力で治療の選択肢を広げていきます。
「これは現場で完結できる話か、それとも専門医に委ねるべきか」
──この問いを日々繰り返すことが、判断の質を磨き、安心につながります。
2)学びを仕組み化して、全員で共有
「良い先輩に当たればラッキー」といった属人的な育成には頼りません。小さな成功や失敗をチームで振り返り、翌日の手順に反映する。良いやり方はA4一枚の手順書にして全院で共有し、個人の工夫を組織の標準に変えていきます。
3)5年後まで見通せるキャリアの地図
- 0〜2年目:総合診療の基礎を固める
- 2〜4年目:得意分野を深める(内科・外科・皮膚など)
- 3〜5年目:後輩育成・地域連携など小さなリーダーシップへ
いつどんな力が身につき、どう役割が広がるのか。
将来の見通しを示すことで、日々の成長に安心感を持てるようになります。
あなたの“5年後”を一緒に描きませんか
ジェネラリストの誇りは、「広く知っている」だけではありません。
物語を起点にベストを積み重ねること。その結果として、動物とそのご家族の生活の質(QAL=Quality of Animal Life)を上げていくことです。
「総合力を軸に、得意も伸ばしたい」「地域のハブになりたい」——
そんな想いが少しでもあれば、オンラインで30分、まずは気軽にお話ししましょう。
あなたの描くキャリアの地図、聞かせてください。