こんにちは!BABY JOB採用担当の小池です。
「自分の力で、社会を少しでも良くしたい」 そう考えたことはありませんか?
今回は、そんな想いを胸に未経験から広報・マーケティングの世界に飛び込み、国を動かすほどの大きな成果を上げた社員にインタビューをしてきました! 成し遂げるための情熱の源はどこからくるのか、そしてBABY JOBだからこそ実現できた挑戦と成長の秘話をご紹介します。
自身の頑張りで事業成長に貢献したい、新しいことにチャレンジしたい方はぜひご覧ください!
事業企画部 マーケティング課 東ネネ
趣味:猫を愛でること、ジグソーパズル 経歴:大学で中高理科教員を目指し教育学を学び、中学・高校の理科の教員免許を取得。卒業後、広告提案営業や企画営業を経験し、2021年4月にBABY JOBにジョイン。現在はマーケティングと広報を担当。
「本当にこのままでいいの?」社会を動かした問いかけ ー本日はよろしくお願いいたします! 早速ですが、東さんは広報未経験で入社ながら、日本の保育現場における「おむつの持ち帰り問題」を解決に導いた、すごい功績をお持ちですよね! ありがとうございます。これは私一人の力ではなく、社内外の多くの方々のご協力のおかげで解決に向かえたと思っています。でも、そう言っていただけると嬉しいです。
以前は、うんちやおしっこの入った使用済みのおむつを、保育施設から毎日保護者が持ち帰るというルールが、全国的に当たり前のように残っていました。
でもこれって、保護者にとってはかなりの負担ですし、個別におむつを返却する保育士の手間も大きい。さらに、衛生面での不安もある。まさに現場の当たり前が見過ごされてきた課題でした。
そこで私たちは、「本当にこのままでいいの?」という問いを、全国調査の結果をもとに、自治体やメディア、国に向けて発信し続けました。
その結果、厚生労働省から「使用済みおむつは園で廃棄することを推奨する」という通知が出され、当初39%だった“おむつの持ち帰りルール”は、現在では約4%にまで減らすことができました!
社会が大きく動いた瞬間を目の当たりにできて、本当に貴重な経験でした。
▼くわしい取り組みはこちらにまとめています https://note.com/note_babyjob/n/nd26f2e28173d
▼この取り組みで、日経クロストレンド BtoBマーケティング大賞2025の「審査員特別賞」を受賞しました。 詳細は こちら
始まりは、友人の「ごめんなさい」 ー想いが社会を動かした瞬間だったんですね! 並々ならない努力が必要だったと思いますが、努力と成長をし続ける東さんの行動力は、どこからくるんでしょうか? きっかけになったのは、地元の友達が結婚祝いにごはんへ連れて行ってくれた時の出来事です。 その日、友達は子どもを連れてきていたんですが、食事中ずっと周囲の人に「子どもがうるさくてすみません…」「騒いでごめんなさい」と、何度も謝っていたんです。ふとまわりを見渡すと、少し怖い顔でこちらを見ている人や、迷惑そうな表情の人もいて…なんとなく空気がピリついていました。
その様子を見て、「子育てって、なんでこんなに周りに気を使わないといけないんだろう」「ママやパパがずっと謝って、つらそうな顔をしていたら、子どもも笑顔になれないんじゃないかな」って思ったんですよね。
子どもたちが安心して笑えるためには、まずママやパパが謝らなくていい空気の社会であってほしい。それが何より大切なんじゃないか、と強く感じました。思い返してみると、私自身も、親が笑ってくれていたときが一番楽しかったなと思います。
そんなふうに考えていたときに出会ったのが、BABY JOBの「すべての人が子育てを楽しいと思える社会」の実現というビジョン。「ここで働きたい!」と、すぐに応募を決めました。
未経験は「ハンデ」ではなく「武器」だった ー東さんが感じた問題意識とBABY JOBのビジョンが重なり、共鳴した瞬間だったんですね。 広報もマーケティングも未経験からのスタートだったと思いますが、不安はありませんでしたか? 入社当初は、自分が広報を担当することになるなんて、まったく想像していませんでした。未経験だったので、正直不安もありました。
もともとはマーケティング担当として入社したのですが、入社後1週間ほどで「メディアから取材があったら対応お願いね」と軽く言われたことがきっかけで、広報の仕事も担当することに。当時は社内に広報の専任担当がいなかったので、完全にゼロからのスタートでした。
広報セミナーに参加したり、本を読んだり、社内外の打ち合わせに同席させてもらったりして、とにかく情報を集めるところから始めました。
未経験からはじめたからこそ、今でもずっと大切にしていることが大きく分けて3つあります。
① 自分がまずやれることを見つけて全力でやってみる 知識も経験もなかったので、「今の自分にできることは何か?」をとにかく考えて、一つひとつ全力で向き合うことを大事にしてきました。
ベンチャー企業ということもあって、そもそも正解があるわけではないし、入社当初の自分に成功確度なんて見えるはずもない。
だからこそ「これならやれそう」と思った施策には、手を動かしてトライしていました。記者クラブやテレビ局への情報提供(いわゆる“投げ込み”)も、手間はかかるけれど数えきれないくらい実施して、その中から少しずつ「自分なりのうまくいくやり方」を見つけていきました。
② 優秀な人のやり方は、とことん真似る! 社内外に頼れる仲間やメンバーががたくさんいて、私はよく「どんな想いで、どんな施策をして、どんな成果が出ているか?」をざっくばらんに聞かせてもらっています。そういった人たちのやり方を素直に真似してみて、実践しながら吸収するスタイルで今も学び続けています。社会を良くしたいという想いはみんな共通していると思っているので、あまり駆け引きせず、素直に相談していますし、自分からも情報を惜しまず伝えています。
③ 出てきたアイデアは、流さず一度ちゃんと向き合ってみること 「これ面白いかも!」と思ったアイデアや、「上司やメンバーからの“こんなんどう?”」みたいな話をそのまま流さず、まずはやってみるようにしています。正解がない中でこそ、まずやってみる!思考を止めないことがすごく大事だと感じています。
子育ての当事者ではない分、課題に対する解像度の低さに対する不安はありました。 だからこそ、ひとつの視点や個人の意見に頼らず、N=1にならないように情報量でカバーし、客観的に社会とコミュニケーションを取るように意識してきました。と語る東さん。 新しい取り組みへの原動力 ー未経験であることは、東さんにとってハンデではなく武器になっていたんですね! 「まずはやってみる」という精神から、他にも東さんから始まった取り組みがあるんですよね? はい!保育施設向けのウェビナー企画も、そうやって始まりました。 はじめから「ウェビナーをやろう!」と思っていたわけではなく、きっかけはコロナ禍で保育現場を支援する中で「おむつ交換の手技が保育士ごとにバラバラで、感染症対策として不安がある」という声を聞いたことでした。
おむつ交換の方法をまとめた資料は、自治体等が出していたものはすでにありました。 しかし、「忙しい保育現場では実践が難しい」「保育士さん一人ひとりの悩みに寄り添えていない」という課題があったので、大学の先生に協力いただきながら、現場目線の分かりやすい冊子をつくりました。
そして「この冊子を、必要としている先生たちにどうやって届けよう?」と考えたときに思いついたのが、オンラインで気軽に参加できる“ウェビナー”でした。
社内でも前例がなかったため、先生たちにとって分かりやすい内容の構成や進行、アンケート設計など、すべてゼロから試行錯誤してつくりあげました。
初回の開催には230人もの先生方にご参加いただき、先生たちとのつながりを作る手段の1つとして大きな柱ができたと感じています。
今では「トイレトレーニング」「防災」「気になる子への対応」など、保育施設の先生たちが知りたいテーマに合わせて、2年半以上にわたって定期的に開催しています。
「BABY JOBさんは、いつもいい情報を届けてくれる」と感謝のお言葉をくださることも度々あって、本当に続けてきてよかったなと感じています。
ー慣習を変えたり新しい取り組みをするのは、並々ならない努力が必要だったと思います。 努力と成長をし続ける東さんの情熱の源はなんでしょうか? もしかしたら、あまり「仕事」として意識しすぎていないからかもしれません。
自分が「これをやったら、社会が少しでも良くなるかも」と思えることに夢中で取り組んでいたら、いつの間にかそれが仕事になっていた、という感覚なんです。
だからこそ、誰かからお願いされた仕事よりも、自分で見つけて動き始めたプロジェクトの方が、自然と熱量が高くなることが多いですね(笑)。
ありがたいことに、BABY JOBではある程度の裁量を持たせてもらっていて、施策の目的が会社の方向性と合っていれば、自由に進めさせてもらえる環境があります。 (もちろん、会社のフェーズやそのときの優先順位に応じて調整することもありますが…!)
ー努力に加えて学ぶ姿勢がある東さんだからこそ、ここまでの成果を上げられたんですね! 東さんが今後挑戦してみたいことや、目標について教えてください。 子育てに関する課題って、本当に星の数ほどあると思っています。
0歳のときに大変だったことが、1歳になったらまた違う大変さに追われて、当時大変だったことも「喉元すぎてしまえば…」と社会問題になっていきにくいです。
でも実際には、今この瞬間も、子育てに悩んでいるママやパパがいて、その様子をそばで見ている子どもはちょっとさみしい思いをしているかもしれません。
だから私は、そうした今まさに困っている人をちゃんと支えられるように、スピード感をもって、優先順位の高い課題に取り組んでいくことが自分の役割だと思っています。 目に見えにくいけれど、たしかに存在する困りごとに光を当てて、「これはみんなで向き合うべきことだよね」と社会全体で気付けるようにしていく。そして、「子育てって、みんなで支えるものだよね」という空気をつくっていく。
それが、これから私が挑戦したいこと。そんな未来を目指して、これからも歩んでいきたいと思っています。
ー最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします! BABY JOBは、個々の「こうしたい!」を全力で応援する会社です! 私たちと一緒に、社会をより良く変えていきたいと思った方からのご応募を心からお待ちしています!
ー東さん、ありがとうございました! 東さんと一緒に挑戦・成長したい方はこちらからご応募ください!