『新人リーダー奮闘記』シリーズの連載を始めます!
キャリアアップを考える中で、昇進の流れをイメージできる人は多いですが、昇進後はどのように経験を積み、どう成長していけるのかは不透明な部分が多く不安な方も結構いると思います。
なゆたネットには現在、就任1年未満の主任が3名います。
その新人リーダーが、どのように成長していけるのか、新人リーダー3名それぞれにクローズアップして、“きれいごと”だけではない、リアルな奮闘の様子をお届けしていきます。努力している姿を応援したくなったり、憧れになったり、「自分もリーダーになってもいいかも」と思っていただけるような企画をということで、『新人リーダー奮闘記』をシリーズで連載していくことになりました。彼女たちの成長を、ぜひ一緒に見守っていただきたく思います。
記念すべき連載第1弾は、技術サービス部のR&Dセンターに所属する、昨年から新しく主任になった下川さんです。今回は、主任になるまでの経緯からリーダーになった当初の悩みを聞いていきます。
目次
『新人リーダー奮闘記』シリーズの連載を始めます!
下川さんってどんな人?
「私にはまだ早い」ーー自信がなかった私に訪れた思いがけない転機
理想と現実の狭間で…葛藤も成長のバネにする!
「頼りがいのある背中でいたい」プレッシャーを力に変える
私が目指す新しいリーダーのカタチ
下川さんってどんな人?
物腰が柔らかい雰囲気の印象がある下川さん。どんな意見も否定せず受け入れる姿勢の根源は、幼少期の転校経験から培われた、人の表情や言葉の裏にある想いを汲み取る力にあるようです。
また、社内では「穏やかで真面目」と言われていますが、その一方で、実はライブやフェスに足を運ぶアクティブな一面も。信条は「考えるより、まずやってみること」だそうで、新しいことへも挑戦し続けています。
ただ、真面目さからくる「責任感の強さ」ゆえに、一人で業務を抱え込んでしまうという課題も。メンバーを信じ、チームとしてどう仕事を進めていくかが、リーダーとしてのこれからのテーマとのことです。
下川さん「周りからは『穏やかで真面目』と言ってもらうことが多いですが、実は自分的には、プレッシャーを感じやすい性格です。いろんな人の多様な意見を受け入れ、より良い方法を探していくことは得意かもしれません。理想のリーダーにはまだ遠いですが、自分なりのやり方でメンバーの個性を伸ばせるよう、『まずはやってみよう』の精神で業務に取り組んでいます」
「私にはまだ早い」ーー自信がなかった私に訪れた思いがけない転機
現在のR&D部門が発足して間もない頃、下川さんは上司の関根さんから、主任への昇進試験であるアセスメントの受験を勧められたんだとか。でも、その時の反応は、正直なところ戸惑いだったと言います。
「正直その時はまだ自分は、ちょっとリーダーになる器じゃないなって思ってた部分もあって、自信がなかったりとか。だからそこまで考えてなかったんですけど…」
これまでリーダーの経験がほとんどなく、本人も「まだ早い」と感じていた中での突然の打診。それでも、関根さんの「主任に引き上げたい」という言葉が、下川さんの背中を押したようです。
「それはもちろん、そう言ってくれてるってことは、まったく何にも期待してない人には言わないじゃないですか。…だったら、そこは期待されてるんだから頑張ってみようかなって」
期待に応えたい!とその一心で臨んだものの、最初のアセスメントは残念ながら不合格に。
でも、そこで諦めませんでした。
半年後の再挑戦では、前回以上にしっかり準備をして見事合格!その経験は大きな自信になった一方で、リーダーとしての責任の重さを実感するきっかけにもなったと話してくれました。
「やっぱり、目の前の作業だけじゃなくて、ちゃんとチームを良くしていこうとか、チームとしての使命とか、やらなきゃいけないこととかを考えてないといけないっていう重みは、日々あります」
自信がなかった自分への思いがけない打診。それは、下川さんがプレッシャーや葛藤を力に変え、チームと共に成長していく新たな挑戦の始まりとなっていったようです。
理想と現実の狭間で…葛藤も成長のバネにする!
リーダーとしての一歩を踏み出した下川さん。心の中には、いつも尊敬する先輩たちの姿があったそうです。特に、すぐ側で見てきた以前の部署の上司である坂口さんのリーダーシップは、大きな目標になっています。
「一番近くで坂口さんを見てきたから、業務のことだけじゃなくて、考え方とか振る舞い方とかも、しっかり教育してくれるっていう像がイメージとしてありました」
ただ、理想が高ければ高いほど、現実の自分とのギャップに悩むこともあるんだとか。「今の自分に、同じことができるかな?」そんな風に考える日もあるようです。
「いや、ギャップしかない。私はちょっと…自分のことで精一杯になっちゃう部分とかもあって、ちゃんと瞬間的に見てあげれてないなって思うことは多々あって、そこが自分の課題でもあるんですけど」
自分のことで手一杯で、メンバー一人ひとりにまで目が届いていないんじゃないか…。そんな風に感じることもあると、率直に話してくれました。
でも、下川さんはただ悩むだけではありません。その葛藤も、成長のバネにしているようです。
「まあでも、(直属の部下の)遠藤さんとか信山さんもやっぱタイプが違って、それぞれ向き不向きがあって…で、そのいいところとか向いてるところとかをもっと伸ばしてあげられるようにしたいなって」
理想のリーダーをそのまま真似するのではなく、自分らしいやり方でメンバーと向き合う。
一人ひとりの個性や強みを理解して、その可能性を最大限に引き出すこと。理想と現実の狭間で揺れ動きながらも、下川さんは着実に自分なりのリーダーシップを築き始めています。
一方で、持ち前の責任感と真面目さから、どこまで仕事を振っていいのか悩んでしまい、自分で抱え込みすぎることが、まだまだ大きな課題として立ちはだかっているようです。
「頼りがいのある背中でいたい」プレッシャーを力に変える
下川さんはリーダーという立場に、これまでとは違うプレッシャーを感じているそうです。
それは、単に自分の業務をこなす責任だけではありません。チーム全体の未来を考え、メンバー一人ひとりの成長を支えるという、より大きな役割を担うことへのプレッシャーです。
「きちんと部下を見れるようにならなきゃいけないな、っていう自分へのプレッシャーみたいなのはあります。誰かに言われたわけじゃないですけどね…でもそれはちゃんと、言われなくてもやらなきゃいけないとこだなとは思うから」
誰かに言われたからではなく、自然と湧き上がる責任感。
視野を広く持ち、自分のチームだけでなく、他のチームとの連携まで考えて動かなければならない重圧は、日々感じていると話してくれました。
そして、下川さんが特に意識しているのが、他ならぬ部下たちの視線。
「部下たちに、こんなふうになりたいと思ってもらえるような背中を見せられる存在でありたいなとは思っています」
相談しやすいだけでなく、いざという時には頼れるリーダーでありたい。その想いが、下川さんを動かしています。
元々緊張しやすい性格なだけに、プレッシャーに押しつぶされそうになることもあるそうですが、そこから逃げずに正面から向き合おうとする姿が印象的でした。
上司からの期待、チームへの責任、そして部下からの信頼。それら全てを力に変えるべく、今日もリーダーとして奮闘する下川さん。その真摯な姿が、チームに安心感と活気をもたらしています。
私が目指す新しいリーダーのカタチ
「なぜ、自分に声がかかったんだろう?」
昇進の打診を受けて以来、下川さんは何度もそう考えたそうです。もちろん、日頃の仕事ぶりも評価されたのかもしれませんが、下川さん自身が考える自分の強みは、その「性質的な部分」にあると言います。
「性格的な、性質的な部分で言うと、他者の意見を否定しないとか、しっかり受け入れた上で、これより良いやり方とかを模索していくっていう…なゆたの企業理念で言うとオープンマインドに当たる部分ですね」
幼少期に転勤が多かった経験から、自然と人の表情や言葉の裏にある想いを汲み取る力が身についたんだとか。それが、多様な意見を受け入れ、チームを前向きな方向へ導く今のスタイルの基礎になっているようです。この「オープンマインド」な姿勢こそ、下川さんが目指すリーダー像の核でもあります。
「でもやっぱり喋りやすい存在でありたいなっていうのは思いますね。相談しやすいっていう」
メンバー一人ひとりが安心して意見を言える環境をつくり、それぞれの個性を尊重する。ただ優しいだけでなく、時には厳しくしながらも、全員が主役になれるチーム。それが今の下川さんの理想です。
理想のリーダー像にはまだギャップがあると感じながらも、自分らしいやり方でチームを支えようともしています。
「人は人、自分は自分みたいな考えも同時にあって、そっちの方がどっかのタイミングでこう勝ってきて、自分なりに頑張ってみようかなみたいな。私には私なりの自分に合った指導の仕方とか、教育の仕方とか、やり方があると思うし」
理想を胸にリーダーとしての一歩を踏み出した下川さんですが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
次回の下川さん編#2では、リーダーになって最初に直面した課題や失敗、そして一人で抱え込みすぎてしまった経験など、下川さんのリアルな葛藤をお届けできればと思います。
また、他2名のなゆたネットの新人リーダーへの密着記事も配信予定ですので、どうぞお楽しみに!
いかがでしたか?
今回は、新人リーダーとして奮闘する下川さんのリアルな姿をお届けしました。
なゆたネットでは、挑戦する意欲があれば、キャリアアップの機会が豊富にあります。もちろん、そこにはプレッシャーや葛藤もありますが、上司や同僚のサポートを受けながら、自分らしいリーダーシップを築いていける環境です。
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