“営業嫌い”だった私がたどり着いた、「売り込まないインサイドセールス」という形(後編)
こんにちは、ナリコマの山岡タケルです!
もともと“営業が嫌い”だった私がインサイドセールスの立ち上げに取り組む。それは、ある意味巡り合わせでもあります。“営業嫌い”だからこそ、むしろインサイドセールスやセールスのあり方そのものが変えられるのではないか?とも思っています。
後編では、ナリコマ入社後「どんなインサイドセールスの形をつくっていきたいか?」について綴っています
※前編はこちら
「インサイドセールスの立ち上げ」というミッション
「デジタルを使って営業のスタイルを変えていく」という、言葉に魅かれて入社したナリコマ。そこで任されたのが「インサイドセールスの立ち上げ」でした。実を言うと、私はインサイドセールスの経験がほとんどありません。3ヵ月ほどマネージャーとして関わった程度です。
でも、本質は「営業DX」です。前職でインサイドセールスとは常に一緒に仕事に仕事をしてきましたし、どういうものかはわかっています。自分が飛び込み営業やテレアポを経験してきたからこそ、デジタルでの仕組みづくりが「いかに大切か」も知っています。
だからこそ、それを伝えていきたいという一心でした。
なかなか伝わらないもどかしさ
とはいえ、新しいことを伝えるのはとても難しいことです。自分がやってきたことをストレートに伝えたところで、理解は進みません。デジタルでの営業を知った自分にとっては「絶対やった方がいいのに!」ということも、なかなか伝わらずもどかしい気持ちでいました。
でも、根気強くやりつづけることで、成果も少しずつでてきました。徐々に社内でも「インサイドセールス」という言葉が認識されるようになり、営業さんとのコミュニケーションも徐々に円滑に進むようになりました。
YouTuberタケル誕生!
ここで少し話が変わりますが、入社3ヵ月で私はYouTuberになったのです!「え、インサイドセールスで?」と思われた方もいらっしゃると思います。前職でのミナーをやってきた経験があること、社内にはクオリティの高い動画をつくってくれるチームがあることから始まったこと。そんな化学反応から私のYouTubeチャンネルが誕生します。
「なぜ、インサイドセールスでYouTubeをやっているのか?」といいますと、私が動画で話すことで、問い合わせる前にお客さまとトークをしているんですよね。自分が顔出しすることで、お客さまがセミナーにいらっしゃった時、「会ったことのある人」と思ってもらえるからです。
「問い合わせる前からナーチャリングが始まっている」ということ。個人情報を入れなくても、話が聞けるのです。「問い合わせたら連絡が来るからどうしよう…」という心配もいりません。本当に営業しないインサイドセールスなのです。
私が目指す「売り込まないインサイドセールス」のカタチ
インサイドセールスについての知識をインプットするなかで、とあるセミナーを受けました。そこでは、「インサイドセールスこそカスタマーサクセスの視点を持つこと」と語られていたのです。これまで私は「インサイドセールスは電話でアポを取りまくる人」と捉えていたので、その言葉は目から鱗でした。
「そう、それだよ!」と思いました。導入前にお客さまと接するからこそ、本当にお客さまのためになる情報を提供し続けること。これが、本来のインサイドセールスがやるべき姿だと思いました。新しい仕組みに切り替えることは、お客さまにとっても不安なことです。だからこそ、自分の発信する情報が解決の糸口になればと日々発信しています。
私には「問い合わせとインサイドセールスのパスだけでまわる仕組みをつくりたい」というビジョンがあります。そのためには「売り込まずにしっかりと関係性をつくっていくこと」が大切だと思います。
正直まだまだやりきれていません
本当はリード獲得後のナーチャリングもやりたいと思っています。実は私が表に出すぎて、そのあたりが手つかずなんです…。
だからこそ、デジタルでナーチャリングの仕組みをつくっていただける方に来てほしいのです。必ずしもYouTubeにはでなくていいので、ご安心ください!(笑)
「インサイドセールス」という職種ですが、仕組みづくりが得意な方が向いていると思います。なので「マーケやインサイドセールスの立ち上げ経験のある方」とか、「MAツールを使ってシナリオを作っていた方」とか、「営業企画でデジタルの仕組みをつくってきた方」とかですね。
「表に出る私」とタッグを組み、問い合わせ前から「具体的な話が聞きたい」となるまでのプロセスをつくっていける関係性がうまくいくのではないかと考えています。
発想は自由
私がナリコマで作り上げたいのは、「売り込まないインサイドセールス」です。
これは、“営業を嫌い”な私だからこそたどり着いた、揺るぎない軸です。お客様の課題に真摯に耳を傾け、最適な解決策を共に考える。そのプロセスこそが、真の信頼関係を築き、結果としてお客様の成功につながると信じています。
その本質さえブレなければ、発想は自由です。ある意味、世に広まっているインサイドセールスという型を破ることだってできます。だからこそ、これまでのやり方を踏襲することにおもしろみを感じなくなった「そこのあなた」。今がチャンスですよ!
今、私はこの思いに共感し、一緒に「売り込まないインサイドセールス」のカタチをつくってくださる方を心から探しています。
まずはカジュアルに「こんなことできるんじゃないか?」「あんなことできるんじゃないか?」いろいろ語りましょう!