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What we do

「“ALL for ONE SPOON” 食の可能性をデジタルで広げ、『一さじの喜び』を届け続ける」 株式会社ナリコマホールディングス(以下、ナリコマ)は、食事を通して利用者の皆様に生きる喜びを届けるべく、高齢者福祉施設や医療機関向けに食事サービスを提供する会社。デジタルで厨房を変革する「給食DX」を掲げています。大阪府大阪市に本社を構え、2025年4月現在、約4,000名の社員、全国30ヶ所の営業所、6ヶ所のセントラルキッチンを有しています。 ■「関西」のナリコマから「東京」進出への挑戦 毎日50万食を全国の福祉・医療施設にお届けしてきたナリコマが、今改めて本気で挑みにいく市場。それが「東京」です。国内最大のこのマーケットに、私たちはこれから攻めの一手を打っていきます。 その中核となるのが「東京デジタルチーム」。 エンジニア・フィールドセールス・インサイドセールス・デジタルマーケターという、通常は別々の組織として活動することの多いセクションが、東京を起点にひとつのチームとして動き出します。めざすのは、「関東・東北の現場ニーズを素早くキャッチし、マーケティングやシステムに即反映するスピード感」。 SFA(セールス フォース オートメーション)やMA(マーケティング オートメーション)などの営業・マーケティング支援ツールも、既成ツールを導入するのではなく、将来的には東京デジタルチームで共同開発していきたいと考えています。 営業やマーケティングのメンバーに要望を聞き、エンジニアが形にし、実際の営業現場で検証する。すぐにつくり、試し、直して、東京で闘える仕組みを磨いていく。これは単なる「東京オフィスの立ち上げ」ではありません。関東・東北市場に本格進出するための拠点を、自分たちの手でつくり上げていくプロジェクトです。 「ゼロからイチを生み出す現場で、最初の旗を立てにいく」 そんな熱意のある方と一緒に、私たちは新たなステップに挑めることを楽しみにしています。

Why we do

ナリコマグループ会長 竹内 美夫
ナリコマグループ社長 竹内 克成
■ナリコマのルーツは大衆食堂と弁当屋 ナリコマのルーツは、創業者が戦後まもなく始めた大衆食堂。何もない時代に、家族や親戚の力を借りながら懸命に働き、ゼロから店を築きあげていったのです。その後、創業者は弁当屋の事業をはじめ、現在のナリコマグループ会長・竹内 美夫もその事業を手伝うようになりました。 事業が軌道に乗ってきたある日、取引先の幼稚園の理事長から、「福祉施設も経営しているんだけど、厨房の運営に困っていて。食事の提供を行ってもらえないか?」と声をかけられた会長。最初は何度も断りました。数百人分の三食を毎日提供することなど、当時の小さな工場の設備では到底不可能だったからです。 ところが実際に施設を訪れたとき、そこで見た光景が会長の胸を突き動かします。ご高齢者が笑顔で食事を楽しみ、嬉しそうにはしゃいでおられたのです。 商売で忙しい両親の代わりに祖父母に育てられた会長は、「戦後の困難な時代に、自分を大切に愛情深く育ててくれたおじいちゃんおばあちゃんには、ずいぶんと苦労をかけてしまった。このご高齢者の方々のように、わいわいと食事を楽しむ機会をあげられたらよかったな…」という想いを抱きました。 しかし、そこで目にしたのは、すべての料理がミキサーで混ぜられ、ドロドロにされた「介護食」。 「日本の復興を必至に支えてくださったご高齢者の方々が、老後にこんな食事しか食べられないなんて…!これはなんとしてでも、おいしい食事をお届けしなくてはならない」 そう思い、チャレンジを決意したものの、予算は限られ、人手も足りない。厨房で働く人たちの負担も大きく、品質の安定にはほど遠い現実。それでも会長と当時の社員たちは、「引き受けた以上、『やっぱり無理です』と投げ出すことは絶対にしたくない。ナリコマの食事を召し上がる皆さんに、おいしいものを食べてもらいたい」という強い想いを胸に、ひたすら挑戦を重ねました。 食材や調理法の工夫、真空パックやクックチルの導入、そして厨房運営の合理化。さまざまな壁にぶち当たりながらも、「ようやく90点が出せた」と自信を持てるようになったのは、つい最近のことです。 ■創業時から受け継がれるチャレンジ精神 ナリコマが一貫して大切にしてきたのは、「人を大切にし、喜んでもらう」という気持ちと、「とりあえず、やってみよう!」というチャレンジ精神。長年その両方を大切にしてきたからこそ、ナリコマは成長してきました。 その想いを受け継いだ、現在のナリコマグループ社長・竹内 克成 の原点ともいえるエピソードがあります。 山口県のとある老健施設で、利用者さまに食事を配膳する機会があった社長。工場で調理をしたのは自分ではないものの、利用者さまから「ありがとう、おいしかったよ」と直接言葉をいただいたことに、胸が熱くなりました。現場で食事を届ける仕事の本質を体感したからこそ、今、会社全体の品質向上に強い使命感を持って向き合っています。 「クックチルが常識になった今、『とりあえず、やってみよう!』というチャレンジ精神を発揮し、その次を見据えたい。今のやり方が5年後、10年後も通用するとは限らないですから」 福祉・医療施設の人手不足、地方の過疎化、施設側のリソース不足など社会の変化に対して、ナリコマは常に先陣を切って走り続けます。特に、これまでの福祉施設へのサービス提供の実績を活かし、医療現場の課題解決にもより力をいれていきたい。 そして、これまで関西を中心に成長してきた当社ですが、これからは全国のより広い範囲にサービスを届け、日本全体の福祉・医療現場の課題を解決していきたい。だからこそ、今回はその最大拠点となる「東京デジタルチーム」の立ち上げに挑戦します。 人のよろこびを原動力に、そして働く仲間への感謝を胸に。ナリコマの挑戦は、これからも止まることはありません。

How we do

ナリコマの事業は食を通じた介護・医療現場の支援ですが、私たちが本当にめざしているのは「人の幸せ」に寄り添い続けること。そのためにもまずは、ナリコマで働くメンバーを大切にし、やりがいを持って活躍できる環境づくりが大切だと考えています。 創業時から今に至るまで、ナリコマが成長できたのは、工場やセントラルキッチン、厨房のスタッフ、本社や営業所の社員など、全てのメンバーの頑張りのおかげです。おいしい食事を届けるため、人の手をかけるべき作業は丁寧に行いながらも、可能な部分は機械化・デジタル化して効率的に作業を進められるようにし、働くメンバーが働きやすい環境を整えています。 ■給食DXを実現する多様な組織 まずは組織体制について。ナリコマは製造部門、営業部門、物流部門、システム開発部門など多様な部署で構成され、近年ではマーケティングやブランディング、デジタル戦略にも注力。東京オフィスでは、新たに「東京デジタルチーム」を立ち上げ、マーケターとエンジニアが同じ空間で一体となり、食の未来を共創する取り組みが始まります。さらに、社内にはクリエイティブ部門もあり、動画制作やSNS運用、採用広報まで自社で完結できる体制を整えています。 ■個性を活かし、チャレンジできる環境がある そんな多様な組織に共通する価値観は「まずやってみよう」というチャレンジ精神。創業当初から大事にされてきた「先陣を切って動く」というDNAは、今もなお受け継がれています。 人材育成においても、ナリコマは「チャレンジすること」を大切にしています。4,000人規模の会社でありながらも、新しい挑戦に寛容なカルチャーがあります。異業種から仲間になった中途社員も多く、新しい風を歓迎し、自ら動く人を応援する風土があるからこそ、若手でも責任あるポジションで活躍できるのです。 そして、ナリコマは国籍・性別・年齢・学歴などに関わらず、社員が各々の個性を活かせる環境であるのが強み。各々が自分で考え、動き、自分の仕事をつくり、輝ける場所です。現場の課題に向き合いながらも、「もっと良くできる」を信じて前へ進む。 これまで培ってきた仕組みを活かしながらも、さらに「働きやすく、やりがいのある会社」へと変えていこうとしています。そのためには、新しい仲間の力が不可欠です。発展途上な部分を面白がりながら、これからのナリコマをつくっていける方、ぜひ私たちの仲間になりませんか?