スペースGROUPではたらくメンバーのリアルな声を届けるインタビュー企画。
第4回は、権利登記部1課 一般権利係の係長・増田さんと、そのもとで働く大沢さんが登場!
登記のこと、チームのこと、そしてお互いのこと。
日々の業務を通じて築かれてきた信頼関係や、現場で感じるリアルな変化を、上司と部下それぞれの視点から語ってもらいました!
増田さん(係長・権利登記部1課)|静岡県出身・元司法書士事務所勤務
MBTIは「仲介者」。サッカー、バイク、ボードゲームが趣味で、ルール覚えの早さが特技。
現在は不動産の権利登記を中心に、プレイヤーとしての実務に加え、育成やマネジメントにも注力している。
大沢さん(入社2年目・権利登記部1課)|広島県出身・事務職からの転職組
MBTIは「エンターテイナー」。ドライブ(助手席)と野球観戦が好きで、特技は剣道。
現在はハウスメーカーを担当し、書類作成や銀行との連絡、外回りまで幅広く対応。
入社1年を迎え、業務への理解も深まり、前向きにやりがいを感じながら取り組んでいる。
目次
入社のきっかけと最初の印象
― まずは、おふたりがスペースGROUPに入社したきっかけから教えてください。
― お互いの第一印象は覚えていますか?
権利登記の仕事って?1日の流れと、現場で求められる力
― 現在の仕事内容や、日々のスケジュールについて教えてください。
“成長したな”と思う瞬間
― 大沢さんの成長について、どんな場面で実感されましたか?
― お互いの“すごいな”と思うところを教えてください。
仕事のやりがい・目標・大事にしていること
― ふだんのお仕事の中で、大切にしていることややりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
スペースGROUPの魅力と、これから仲間になる人へ
― 実際に働いてみて感じる、スペースGROUPの魅力とは?
― 最後に、これから入ってくる仲間へのメッセージをお願いします!
入社のきっかけと最初の印象
― まずは、おふたりがスペースGROUPに入社したきっかけから教えてください。
増田さん:転職のきっかけは、前職のボスの事務所が縮小するという話が出たことでした。
とても尊敬している方だったので、今でも連絡を取るほどなのですが、その出来事をきっかけに、自分自身のこれからの働き方を真剣に考えるようになりました。
ただ、静岡では選択肢が少なくて。やはり都心に事務所や会社が多い業界なので、名古屋に出ることを決めました。
その中で、求人サイト経由でスペースGROUPからオファーをもらい、社長と専務とのWEB面接に進みました。
話していて印象的だったのは、「会社として前に出ていく姿勢」ですね。
この業界では、どちらかというと“待ちのスタイル”の会社が多い印象だったのですが、スペースGROUPは、社長自らが先頭に立って仕事を取りにいく雰囲気があって、勢いを感じました。
「この会社なら、仕事が途切れずに続いていく」と思えたんです。
あとは中途でもしっかり役職やポジションを目指せそうだと感じたのも、決め手のひとつでした。
大沢さん:私は転職サイトで求人を見つけました。
前職で謄本を見る機会があって、実はそのときは何のことかよく分かってなかったんですけど(笑)、どこか興味が残っていて。
長く働きたいと思っていたタイミングだったので、営業でもなく、完全な内勤事務でもないというバランスがすごく魅力的に映りました。
― お互いの第一印象は覚えていますか?
増田さん:最終面接を担当したんですが、とても落ち着いていて、言葉を選びながら丁寧に話す人だなという印象でした。
緊張しているだろうに、社長からの質問にも言い淀まず、自分の考えをしっかり伝えていて。
やわらかい雰囲気の中にも、芯のあるしっかりした印象を受けましたね。
大沢さん:ありがとうございます…!でも、あのとき本当に緊張していて。
実はちょうど結婚して苗字が変わったばかりだったんですが、最初の挨拶でうっかり旧姓を名乗ってしまって(笑)
増田さん:そうそう(笑)「あれ?聞いてた名前と違うぞ?」って内心ちょっと戸惑ってました。
大沢さん:ほんと申し訳なかったです…でもそのくらい緊張してて(笑)
でも、増田さんがそのあとも変わらず丁寧に接してくれて、すごく安心したのを覚えてます。
実際に仕事が始まってからも、質問するといつもすごく丁寧に説明してくださって。
「こんなに丁寧に教えてもらえるんだ…!」って、感動したのを覚えています。
分からないことを聞くと、ただ答えるんじゃなくて、例えを出してくれたり、噛み砕いて話してくれるんです。
それがすごくありがたくて、「ここならちゃんと学べそう」って思えました。
権利登記の仕事って?1日の流れと、現場で求められる力
― 現在の仕事内容や、日々のスケジュールについて教えてください。
増田さん:私たちが担当している「権利登記」の業務は多岐にわたりますが、メインは、不動産の売買に伴う登記手続業務です。
案件ごとに関わる関係者や進め方が異なるため、スケジュール管理や段取りの力が求められます。
私はプレイヤーとして案件を担当するほか、ここ1年ほどはマネージャーとして、メンバーの進捗管理や育成にも携わっています。
たとえば、大沢さんが担当しているのは、ハウスメーカー経由で発生する不動産売買に関する登記業務。
売買が決まった段階で話が入ってくるのがだいたい1ヶ月前で、そこから逆算して1週間ごとに進捗を確認・管理しています。
一方、私自身が担当する案件はもう少しスパンが長く、2〜3ヶ月にわたって進んでいくものが多いです。
決済日から逆算して、1ヶ月ほど前から仲介業者さんと連絡を取り合ったり、必要な準備を進めていきます。
早すぎても相手の負担になるので、“ちょうどいいタイミング”を見極めながら動くのも大事なポイントですね。
大沢さん:私はハウスメーカーさんを担当していて、外に出る仕事と社内での作業がちょうど半々くらいです。
外回りの業務では、市役所や市税事務所に行って減税証明書を取得することと、銀行へ書類を受け取りに行くことがメインです。
そのほかにも、決済が複数件ある日は、司法書士の先生に同行して一緒に現場を回ることもあります。
社内では、仲介業者さんや銀行さんと連絡を取りながら、いただいた情報をもとに登記申請書類を作成したり、郵送の準備をしたりと、デスクワークにもじっくり時間をかけています。
また、司法書士の先生から「決済が完了しました」と連絡をいただいたら、すぐにオンラインで登記申請を行います。
あとは、登記が完了したあとの納品準備など、申請後の対応までしっかり行うようにしています。
特に登記申請は、法務局の受付時間に間に合うように提出しなければならないので、「動く時間」と「集中する時間」のメリハリを意識して、一日のスケジュールを組み立てています。
増田さん:権利の仕事って、書類や期日がすごく大事な分、一人ひとりのスケジュール感覚が重要になるよね。
外とのやりとりがあるからこそ、「今このタイミングでこれをやる」って判断力も求められるし。
大沢さん:本当にそう思います。登記申請は決済日当日に行う必要があるので、事前の準備が何より大切です。
前日までに必要書類を司法書士の先生にお渡しし、当日がスムーズに進むように全体の流れを整えておきます。
特に、現場で対応してくださる先生に負担がかからないよう、情報や書類を漏れなく揃えておくことは常に意識しています。
「安心してバトンを渡せる状態にしておくこと」が、自分の役割だと思って取り組んでいます。
“成長したな”と思う瞬間
― 大沢さんの成長について、どんな場面で実感されましたか?
増田さん:入社して2、3ヶ月の頃から感じていたんですが、まず“弱音を吐かない”ところがすごいなと思っていました。
仕事がしんどそうな素振りも見せず、いつも前向きに取り組んでいて。
そういう姿勢って、誰にでもできることじゃないと思うんですよね。
それから、1ヶ月目の時点で「みなし残業をいただいているのに、全然働けていない気がして申し訳ないです…」って話してたのが、すごく印象に残ってて。これ、今でもよく話題に出すんですよね。
大沢さん:そうですね(笑)
あのときは本当に、自分にできることが少なくて、もどかしさでいっぱいでした。
もっと動けるようになりたい、力になりたいという気持ちがずっとあって…。
だからこそ、去年の8月の繁忙期を乗り越えたときは、「少しは力になれたかもしれない」って、自分でも成長を感じられた瞬間でした。
もともと私は「全部自分でやりきりたいタイプ」なんですが、あのときはその性格が功を奏して、一気に仕事を覚えることができたと思っています。
もちろん、決して自分ひとりの力ではなくて、まわりのみんなが自然にフォローしてくれていたからこそやりきれました。
頼りやすい空気をつくってくれている環境には、感謝の気持ちでいっぱいです。
増田さん:その「やりきる力」が、部署にもいい影響を与えてくれてるなと感じています。
ひとつひとつの仕事に対して、自分の役割をきちんと考えて動ける人だなって思いますね。
― お互いの“すごいな”と思うところを教えてください。
大沢さん:やっぱり、知識量の多さですね。分からないことがあったときに何を聞いても答えてくれるし、
それをただ伝えるだけじゃなくて、噛み砕いて例を出しながら教えてくれるのが本当にありがたいなって思います。
私、同じことを何度か聞いてしまうこともあるんですが、そんなときも「前に言ったよね」みたいな空気を一切出さずに丁寧に教えてくれるんです。
それに、なんとなく理解できていないときって、自分でも説明しにくいし、聞くのも気が引けるんですけど、増田さんは「今ちょっと腑に落ちてなさそうだな」っていうのを察してくれて、自然とフォローしてくれる。
そういうところがすごく助かっています。
あとは、知識だけじゃなくて、周りの人に向けた想いが行動ににじみ出ているところも尊敬しています。
みんながこの仕事やこの会社を好きでいてほしい、という気持ちが根っこにあるんだろうなって、すごく感じます。
さりげなくフォローの声をかけてくれたり、部署全体の雰囲気を良くしようとしてくれているのが伝わってくるんです。
増田さん:ありがとう、それはめっちゃうれしいな〜(笑)
大沢さんのすごさはたくさんあるけど、やっぱり“前のめりに学んでいこうとする姿勢”が圧倒的ですね。
最初は、柔らかい雰囲気で丁寧に話すタイプだったので、「未経験だし、まずは普通に慣れてくれたら十分」と思っていました。
でも、実際に仕事が始まったら、“前のめり”にどんどん吸収していこうとする姿勢があって、驚きました。
しかも、ただがむしゃらにやるのではなくて、「自分の中で何がわかればできるようになるか」をきちんと整理して、そこを明確にして質問してくれる。
その姿勢が本当に頼もしくて、信頼しています。
それに最近は、チームの雰囲気を自然と明るくしてくれる存在にもなってきていて。
周囲を巻き込む力というか、“仲間意識”を生み出す空気をつくれる人だなと感じています。
大沢さん:え〜〜! うれしいです……(笑)
でも本当に、増田さんの存在があるから、安心して前に進めているなって感じています!
仕事のやりがい・目標・大事にしていること
― ふだんのお仕事の中で、大切にしていることややりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
増田さん:まずはやっぱり、正確性とスピード感ですね。
これは登記の仕事において基本であり、ずっと意識していることです。
あとは、マネージャーとして大事にしているのは、チーム全体の雰囲気づくりです。
実は僕自身、ちょっとネガティブなところがある自覚があって(笑)
だからこそ、自分がネガティブな空気をまとわないようにすごく気をつけています。
もしそうなってたら言ってね、って大沢さんをはじめ課のみんなにも伝えてあるんですよ。
うちの権利係って、みんなが自然と助け合って動いているんですよ。
たぶん、それぞれの性格もあるとは思うんですが、「これは自分だけの仕事じゃなくて、チーム全体の成果だよね」っていう意識があるからこそ、自分のことだけじゃなく、周りのこともちゃんと見て動ける人たちが集まってる。
それがすごくありがたいですし、そういう雰囲気を守りたいなと思っています。
大沢さん:私も、正確性とスピードはすごく意識しています。
もともとはどちらかというと、スピード重視でガーッと進めるタイプだっただったんですけど、この業界に入ってから、「ひとつのミスが大きな影響につながる仕事だからこそ、慎重さが大切だよ」と教えてもらって、そこからは、これまで以上に丁寧さや正確さを大事にするようになりました。
やりがいを感じるのは、自分で組んだ申請書がミスなく手続き完了したときです。
「よかった、ちゃんとできた…!」という達成感と同時に、「これで関係者の方々に迷惑をかけずにすんだ」という安心感もあって、ホッとする瞬間なんです。
登記って、少しのミスでも手続き全体に影響を与えてしまうので、毎回緊張感をもって取り組んでいる分、無事に完了できたときの喜びもひとしおです。
そういう経験を重ねることで、「また次も頑張ろう」って前向きな気持ちになれるんですよね。
あとは、登記にまつわる知識って本当に幅広くて奥深いので、知らなかったことを吸収できる面白さもすごくあります。
増田さん:うん、ほんとに知識って終わりがないからね(笑)
僕自身もまだまだ勉強中だし、そうやって「もっと知りたい」って思えるのは、この仕事を続けていく上で大きな力になると思う。
大沢さん:そう思います!社内でも、勉強会を定期的にやってくれているのがありがたいです。
自分の今の業務だけでは見えにくい部分にも触れることができるので、視野も広がりますし、
もっとできることの幅を広げていきたいなと思っています。
スペースGROUPの魅力と、これから仲間になる人へ
― 実際に働いてみて感じる、スペースGROUPの魅力とは?
増田さん:やっぱり「人の良さ」ですね。
みんな仕事に対して前向きで、ストイックな姿勢はありつつも、ギスギスした空気はまったくない。
それどころか、自然とお互いを気にかけ合うような“仲間意識”が根づいていると感じます。
新しく入ってきた人に対しても、誰か一人がフォローするというより、チーム全体で自然に声をかけたり、助けたりしている。
そういう文化があることは、この会社の大きな魅力だと思います。
大沢さん:私もまったく同じで、「人が本当にあたたかい」っていうのが一番感じていることです。
入社前は正直、社風や雰囲気が分からなくて不安もありました。
でもいざ入ってみたら、想像以上にみなさん優しくて、楽しくて、本当に働きやすい環境でした。
たまにその話を家でしていると、夫からも「それってすごく恵まれてる環境だよね」って言われるくらいで(笑)
部署の枠をこえていろんな方と関われるのも、この会社ならではだなと感じています。
― 最後に、これから入ってくる仲間へのメッセージをお願いします!
増田さん:この仕事に少しでも興味を持ってくれたなら、安心して飛び込んできてほしいです。
知識がなくても大丈夫。やってみればきっと、「面白い!」って思ってもらえる仕事だと自信を持って言えます。
そして、自分がこの仕事を好きだと思えるようになったように、次に入ってくる人にも、そう思ってもらえるような環境をつくっていきたい。
その気持ちを、これからも自然に後輩たちへ連鎖させていけたらいいなと思っています。
大沢さん:私も、最初は知識がほとんどない状態で入社しましたが、今まさに「この仕事、おもしろい!」って実感しながら働いています。
もちろん最初は不安なこともあるし、電話も苦手だし…って思っていたけれど、周りのみんなが自然に助けてくれる環境だったからこそ、今の自分があると思っています。
わからないことは気軽に聞けるし、困ったときには頼れる人がいる。
そうやって支えてもらったからこそ、「働きやすいな」と感じながら、今も前向きに頑張れています。
だからこそ、未経験の方にも安心して飛び込んできてほしいし、
今度は私が、そんな環境をつくる側として、誰かを支えていきたいと思っています。