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医学部を中退し、データサイエンティストへ──決心の背景にあった想いと歩んだ道のり

2023年で入社4年目を迎える大谷 潤一郎。大学では医学部に在籍していましたが、講義で聞いた「医療の仕事も一部は人間からAIに代わるだろう」という話に衝撃を受け、AI分野に舵を切りました。現在は人事関連のデータサイエンティストとして活躍する大谷が、ターニングポイントや仕事内容、会社の魅力を語ります。

病理学の講義で受けた衝撃──医学部を中退し、データサイエンスの世界へ

大学時代は医学部に在籍していました。

ところが、2年次に受けた病理学の講義で「AIの進化により、病理分野における画像診断はいずれ自動化が主流になるだろう」と聞き、大きなショックを受けました。

その技術が発展すれば、病理医の仕事も人間からAIに変わるはずだと考え、AIについて深く学ぶことにしたんです。もともと新しいテクノロジーにとても興味があったので、講義で受けた衝撃に背中を押され、思い切って大学を中退しました。

以後は半年にわたり、AIやデータ分析に特化したオンライン学習サービス「Aidemy」でプログラミングなどを学びました。そして、Aidemyとテクノプロが協業している縁もあり、「データサイエンスに力を入れている会社」と紹介されたのが入社のきっかけでした。

テクノプロ・デザイン社に入社後、まずは2カ月間の座学研修が始まりました。プログラミング言語のひとつであるPythonや、データベース言語のひとつであるSQLを習得。その後はAIの理論的な勉強に移り、機械学習やディープラーニングについて実装も含めて学びました。

座学では、実際に現場で働くデータサイエンティストの方の話を聞けたことが何よりも新鮮でした。「仕事で扱うデータは、研修で使用しているような教科書通りのものじゃないよ」と実例を挙げてくれたおかげで、業務のリアルな部分を知り、向き合うことができたのはとても大きかったですね。

また、テクノプロ・デザイン社の研修は、初学者でも理解しやすいよう専門用語もわかりやすく置き換えられているので、パソコンやプログラミングに抵抗がなければ未経験者でも学びやすい内容でした。講師陣がプロフェッショナルでありながら双方向にコミュニケーションが取れるので、気兼ねなく質問もできます。

その後、座学が終わると、約4カ月間のOJTに入りました。私は同期ふたりとともに異常検知のプロジェクトに携わり、過去のデータに基づいてポンプの動作音が正常か否かAIに判断させる開発業務に臨みました。

同期とは経歴もスキルも異なりますが、座学を経て同じスタートラインに立てましたね。また、うちひとりは大学で物理学を専攻していたこともあり、音の処理に詳しくてアドバイスをくれたのもありがたかったです。これまでプログラミングやAIに関わったことがなくても、それぞれのバックボーンや得意分野を活かせる会社だと実感しました。

座学との大きな違いは、チームで仕事を進めていくこと。それまではひとりでプログラミングを担当していたので全体像が読めましたが、この業務では同期と一緒にコードを仕上げていかなければなりません。一人ひとり、プログラミングの流儀があり、書き方も順番も異なるため解読が難しく時間がかかることもありました。相手のほうが理にかなっていれば書き換えるなど大変なこともありましたが、学びが多い期間でした。

OJT期間中は、チームリーダーが「わからないことは何でも聞いてね」とフォローしてくれたので、都度質問し不明点を解消することができました。

研修からOJTを含めた6カ月間を振り返ると、各分野に特化したカリキュラムに集中して取り組み、基本的な開発業務に対応できるまでサポートしてもらいながらステップアップできる環境だったので、とてもありがたかったですね。

データを集めて分析するだけではなく、「ユーザーにわかりやすく提供すること」が大事

OJTの後はTalentCUBE推進室に配属されました。2023年3月現在は、当社の採用に関するデータ分析が主なミッションです。応募者の年齢、経歴、書類選考から一次面接への移行率などの数字を用いて「この分野のエンジニアからの応募が多い」「昨年よりも内定承諾率が上がっている」など、現状を可視化するダッシュボード(複数のデータをグラフや表にして一覧できるしくみ)を作っています。

また、部署名にもある通り、テクノプロ・デザイン社のエンジニアが使用するタレントマネジメントシステムである「TalentCUBE」の利用状況も見える化。「この層に使ってもらうためには、どうアプローチすれば良いのか」などアイデアを出し、システムの普及を担当する営業部門に提案することもあります。

最近では、適性検査と人事のデータを組み合わせ、いわゆる「ハイパフォーマー」の特徴を分析。加えて、従業員アンケートに基づき、各層の意見も調べています。いずれも入社1年も経たないころから、ひとりでプロジェクトを任されてきました。

手応えを感じたのは、配属されて半年経ったころ。私が作った、採用状況に関するダッシュボードが上長に認められたことです。UIやUXの観点から、タブを変えるだけでグラフの形や比較軸が切り替わるよう工夫しました。「大谷君、これだよ!」と、ひと目で問題点がわかる点を褒めてもらい、私も思わずガッツポーズしたことをよく覚えています。

成果につながった理由は、既存の機能をよく観察し、実際に自分自身も使い利用者の不満をヒアリングしながら進められたからだと思います。データサイエンティストの仕事は、データを集めて分析するだけでなく、ユーザーにとってわかりやすいBI(ビジネスインテリジェンス)ツールとして提供するまでが担当領域だと考えているので、このようなアウトプットにつながったのかもしれません。

データサイエンティストとして人事領域の課題を分析し、変革していく

データサイエンティストに重要なのは、「ビジネススキル、データサイエンススキル、データエンジニアリングスキルの3つ」というのは有名な話ですが、私が苦手だと感じるのはビジネススキルです。ビジネススキルが土台となり、エンジニアリングによるものづくりや、目的にあった分析をするデータサイエンスのスキルが活きてくると思うので、基盤となる部分は今後伸ばしたいですね。

この点では、かつて同じ企業に配属されていた先輩がロールモデルです。お客様にデータの分析結果を報告する際には、大変論理的かつ説得力のある話し方で、先方が納得している様子がひしひしと伝わってきました。私は緊張しやすいタイプで口下手なので、先輩のようなロジカルで伝わる話し方に憧れます。

一方で、自分自身の成長を感じる部分もあります。私はTalentCUBE推進室に来た当初、目の前のデータに夢中になり「いかに可視化し、分析して結果を出すか」ばかり考えていました。そのため、データから見える大きな課題に気づけずにいましたが、最近はこうした領域にも目を向けられています。数々のデータに触れ、分析に励む中で育まれた視点です。

とくに、人事関連のデータは曖昧です。担当者の評価や性格といった主観に大きく左右されます。そういったデータを使い、優れた成果を出すハイパフォーマーの特徴や傾向を明らかにしようとしても、結局は「収入に最も影響するのは年齢でした」という結論が出てしまうケースもあります。でも、これでは分析の意味がありませんよね。

一方、学生時代に学んでいた医学では、問診や血圧測定、心電図をはじめ、患者さんから多様なデータを取ることが可能です。人事領域における課題は、こうした環境が整っていないことだと思います。この必要性をアピールして業界を変えていきたいですし、「こんな問いやデータが有効だろう」と提案することもデータサイエンティストの大切な役割だと考えています。

充実した研修制度と、手厚いサポート。ここには成長できる環境がある

このように分析を進めるうちに、業界ごとの知識や実態について理解を深められることがとても楽しいと感じています。データサイエンティストの仕事は、データと“にらめっこ”する時間が多いので、人によっては諦めたり、投げ出したりしたくなることもあるかもしれませんが、私はこのプロセスが好きなのでまったく苦には感じません。

データに愚直に向き合うことに喜びを感じるのは、私の強みだと思います。初めのころはこの仕事が自分に合うのか不安でしたが、今では「天職かもしれない」と感じています。

入社4年目を迎える今、あらためて思うテクノプロ・デザインの魅力は、充実した研修制度です。私は学生時代にAIやデータサイエンスについて学ばなかったので、当初は少し引け目を感じていましたが、わずか2カ月程度で基本的な業務に携われるまでに成長できました。研修があったからこそ今の私がいますし、現在も「育ててくれる会社」だと日々感謝しながら業務に臨んでいます。

研修、OJT期間が終わったあとも会社のサポートは続きます。キャリアを相談できる制度があるんです。私も1年に1回、専門チームに働き方の希望を伝え、アドバイスをもらっています。また、上長からも毎年、コンピテンシー評価(仕事ができる人の行動特性を基にした評価)を受け、データの分析方法や成果物の完成度、目的に合った仕上がりなのかを判断してもらっています。「何をどうすれば上をめざせるか」がとても明確ですよね。

今後の目標は、「一人前のデータサイエンティスト」になること。一人前とは、お客様の要望に「データからこんなことが予測できます」と、具体的に提案、対応ができるレベルです。現在は人事領域に関わっていますが、ジャンルにこだわらず、多様なデータに触れたいと考えています。テクノプロ・デザイン社では、単独のプロジェクトだけでなく多様な案件があり、さまざまな経験を積めるのもメリットですね。

これから、テクノプロ・デザイン社をめざす方がいらっしゃるとしたら、わからないことをそのままで終わらせない方が向いていると思います。具体的には、研修中は講師陣に、現場では先輩や上司に質問して、納得するまで学べる方がフィットするのではないでしょうか。積極的に「情報を取りにいける人」が成長できる環境ではないかと思いますし、成長をサポートしてくれる環境がテクノプロ・デザイン社にはあると感じています。

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