幼い頃から幼稚園の先生になることを夢見てきた前田琴美さん。しかし、アルバイトで飲食業界に関わり続けてきたことで、次第にその夢は変わっていきました。大学の進路を決める時には、飲食の世界で働きたい気持ちが大きくなり、調理の専門学校に進学。順調に就職先も決まっていました。
しかし、ある日から心境の変化が起こりました。当時アルバイトとして働いていた株式会社MUGENに就職したい気持ちが大きくなっていったのです。
なぜ彼女は内定が決まっていたにも関わらず、株式会社MUGENを選んだのか。そこに秘められたエピソードを伺いました。

自分にとって良い飲食店がどこかなんて分からなかった。

-まず、前田さんが飲食の世界を志したきっかけを教えてください。
いまでこそ調理学校に進学して飲食の世界で働いていますが、小さい頃からの夢は、幼稚園の先生になることだったんです。高校生の時もずっと、先生を目指して学生生活を送っていました。
そんな中、当時アルバイトしていたラーメン屋さんの仕事がすごく楽しいと感じたんです。ホールとしてお客さんとお話したり、キッチンに入ってラーメンを作ったり。ラーメンってものすごくスピード勝負なんですけど、それも含めて自分に合ってるって思ったんです。
その経験がきっかけで、先生になって子供とゆっくりコミュニケーションする仕事よりも、忙しない環境の中でお客さんとコミュニケーションをとる飲食業の方が向いてるかもと思ってきて。進路を決めるときには、完全に自分の夢は「飲食の世界で働くこと」になっていました。
-自分の夢を変えることに不安はなかったですか？
全く無かったですね。将来子供は少なくなるかもしれませんが、衣食住って、時代が変わっても不要になるってことは絶対に無いじゃないですか。担任の先生は夢がいきなり方向転換したので、すごくびっくりしてましたけど（笑）。
-それで調理師学校に進学するわけですね。MUGENとはどんな出会いだったんですか？
私が通っていた調理学校ではインターン制度として、学校が提示した飲食企業で1ヶ月働く授業があるんです。そのインターンの受け入れ先がMUGENでした。
インターン先を選ぶ際の条件として、私は料理をひたすらに極めるよりも、お客さんの顔が見えてコミュニケーションが取れることを希望していたんですが、先生がおすすめしてくれた3つの飲食店の中にMUGENがあって。最後は名前がかっこいいって理由で選びましたね（笑）。
-インターンをきっかけに働きたい欲求が高まってきたんですか？
いや、実はそんなことは全く無かったんですよ。MUGENで働くこと自体はすごく楽しかったんですが、あくまで授業の一環という意識だったので規定の1ヶ月間でスッと終わりました。
後日、MUGENが新店舗をオープンするタイミングで店長から電話がかかってきたんです。その時、一緒に働きたいと言ってくれて。
はじめは「一週間に1回くらいなら…」という返答をしちゃったんですが、当時やっていた別のアルバイトと比べるとMUGENのほうがすごく楽しくて、徐々に出勤日数を増やしていきました。

内定を蹴ってまで、この会社で働きたいと思えた。

-最初は意外と消極的だったんですね。
そうですね。高校生からいくつかの飲食店で働いていましたけど、就職活動中は「もっと良い会社が見つかるんじゃないか」と漠然と思っていたのかもしれません。結局、なんとなくで就職先を探してしまってそこまで思い入れの強くない会社で内定を頂いてしまったんです。
でも、その会社の方のお話を聞いていくうちに、本当に私はこの会社で楽しく働き続けられるのかな？って疑問を抱き始めてしまったんです。就職先が決まって比較する対象ができたことで、MUGENで働く未来の方が面白いと気付きました。
-でも、一度決まった内定を蹴るのって大変なことですよね。
本当にその通りですね。その日から毎朝職員室に通って先生に謝りに行きました。どうしても働きたい会社が見つかったので内定を辞退させてほしい。その思いを伝え続けました。
最初は頑なに断られていたんですが、先生も熱意に折れてくれて。沢山迷惑をかけてしまったと思うのですが、その選択をしたことに後悔は全くありません。
-なにかそこまでさせるきっかけがあったんですか？
私がなりたい姿って、料理だけができればいいってわけではなくて。お客さんと関わることや喜んでいただくことを大切にしたいと思っているんです。
学生の頃って、今日はバイトだるいなって日もあるじゃないですか。でも、MUGENで働いていると、仕事が終わる時間に「一日楽しく働けた」と気付くんです。その時に、これ以上に自分が楽しく働ける環境って無いのかもしれないって思いました。
また、決意できたのはお母さんのおかげもあるかもしれません。高校生の頃、あることでお母さんと一緒に学校に呼び出されてしまったのですが、その時にお母さんが「この子（私）が笑顔になれる職場で働ければ幸せです」って言ってくれたことがすごく印象に残っていて。MUGENなら絶対に笑顔で働ける自信があったので、ここで働くと決心できましたね。

料理人にとって大切な「成長」に大きく投資してくれている会社

-実際にMUGENに入社してどんなことを感じましたか？
社員になっても変わらずに笑顔で働けていますね。MUGENの料理長は中途入社の方が多く、多種多様なジャンルのプロフェッショナルが集まっています。いろんな技術が学べるので、新人の料理人にとってはすっごく贅沢な環境だなと思いましたね。
-入社して一番印象的なことはなんですか？
社内イベントとして実施している料理コンテストがとても印象に残っています。系列店舗のスタッフが集まって、＜前菜＞＜メイン＞＜一品料理＞＜締め＞という4つのジャンルの中から、新しいメニューを考えてプレゼンする内容なんですが、私はそこで優勝することができたんです！
業界歴が長い料理長が沢山いる中で、自分の料理を評価してもらえたことはものすごく大きな自信になっています。
-ちなみにどんな料理を作ったんですか？
＜締め＞としてラーメンを作りました。高校生のことに働いていた経験がここで活かされるとは思いませんでした（笑）。

-実際に働いてみて、MUGENで良かったと思うことがあれば教えてください。
尊敬できる料理長の下で毎日働けている事ですかね。「オレについてきてくれたら2〜3年で一流の料理人にしてやる」と言ってくれたことを鮮明に覚えています。
また、MUGENの特徴として、経験や実力に関係なくやりたいと言った人が優先される文化があるんです。これは料理人にとってすごく大切だなって思います。 MUGENが運営する店舗にはそれぞれ日替わりのおすすめメニューがあるので、その分たくさんの料理を学ぶことができます。自分が考えた料理が採用されることもありますよ。料理人にとってたくさんチャンスが転がっていて、自分次第でいくらでも成長できる。毎日が印象的で本当に濃い日々を過ごすことができていると感じます。
-でも、料理初心者の方には働くことは難しいそうですね。
全然そんなこと無いと思いますよ！実際に未経験で入社された方やアルバイトから店長や料理長になった方が社内にいっぱいいますからね。
毎月行われる「料理検定」はとっても良い制度ですよ。以前、指導方法や仕事の手順が料理人ごとに異なる時期があったそうで、統一した技術を教えることを目的にこの制度が出来たと聞きました。
この検定があることで、プロフェッショナルな方から指導を受けられるだけでなく、評価基準も明確になっています。なので、調理の経験がなくても確実にステップアップしていけると思います。

これから料理人を目指す方に伝えたいこと

-新卒の料理人や未経験で飲食業界を目指す方にメッセージを頂けますか？
あくまで私の考えになってしまうのですが、働く場所を選ぶときには3つのことを大切にしたら良いんじゃないかって思います。
1つ目は、この人に付いていきたいと思える人の下で働くこと。2つ目は、やりたいことに挑戦できる環境で働くこと。3つ目は、正しいことを愛を持って教えてくれる環境で働くことかなと思います。
新人の料理人は、モチベーション高く正しく成長できることが何よりも重要かなと思っています。飲食店ってたくさんありますから、自分が大切にしたい軸を持って選べるといい職場に出会えるんじゃないかと思います。
-前田さんから見て、MUGENってどんな会社ですか？
会社の理念にもなっていますが、お客さんの笑顔のために動ける人しかいない会社だなって思います。そのために、社員の方はスタッフを絶対に見捨てませんし、何があっても引っ張り上げようとしてくれます。スタッフがみんな楽しく働いているからこそ、お客さんから笑顔を引き出せるんだと思います。
また、一見非効率であっても絶対にお客さんが笑顔になれる方法を選ぶので、そういった想いをもった方にはこれ以上ないくらいに働きやすい会社だと思いますね。
-最後にMUGENに興味を持ってくれている方に向けて一言お願いします。
まずは、調理経験の無い素人でも安心して働けるってことを伝えたいです。労働環境も圧倒的にいいですし、しっかりと技術を学ぶことができます。料理人にとって、働きやすさと成長のバランスってものすごく大切なんですが、確実に高い水準でそれが揃っている職場だと思います。
お客さんとコミュニケーションすることが好きで、成長欲がある人にはピッタリだと思います。独立した社員さんも沢山いるので、料理人として成長したい人がやりたいことは叶えられる会社だと思います。

現在、株式会社MUGENでは中途採用・新卒採用を積極的に行っています。

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