1.HRIの使命、社会に提供する価値
HRIはエンジニアを志す方をゼロから教育し、新規にエンジニアを輩出するという取り組みに大きな価値を見出しています。
経済産業省が「2030年にはITエンジニアが79万人不足する」など話している状況で、経験者採用という、数に限りのある牌の取り合いに、私たちはあまり興味がありません。即戦力を採用してどうこうではなく、そういった業界全体での課題にも目を向け、新規にエンジニアを増やそうと「採用・教育」に考え取り組んでいます。
たかが中小企業。焼け石に水かもしれませんが、業界の課題に本気で向かい合おうという会社はそう多くないと思います。
2.”誰でもエンジニアになれます!”と、アンマッチの不幸
しかしながら我々のビジネス上、どんな方でも働ける場所を用意できるかというと、残念ながら現時点ではそうではありません。”誰でもエンジニアになれます!”という謳い文句で募集記事を掲載している会社は世の中に多くありますが、本当に文字通り誰でもエンジニアになれるかと言うとそんなことはありません。少なくとも弊社の話に限っても、仕事の難度・レイヤーを考慮すると、一定の能力の高さは求められます。よって、弊社ではキャリアチェンジの挑戦は大いに歓迎していますが、その人の適性によるハードルというのは必ず存在するものと考えます。少し嫌な言い方をすると、やりたい仕事だとしても、その人に出来る仕事かどうかはまた別問題ということです。
不向きな仕事で発生する不幸として考えられるのは
- 業務についていくので精一杯で、スキルアップに励む余裕が生まれない
- スキルアップが図れないことで、より上流の仕事やリーダーポジションを務める機会が得られない
- 現場で上長から褒められる機会がなく、モチベーションを維持できない
など様々な状況が考えられます。
そのため弊社では、面接で可能な限りその見極めを行い、更に新人SE研修でもう1段階の見極めを行い、能力的なアンマッチのある状態で仕事に就くことがないように気をつけています。
このようにスキルアンマッチを減らすことで会社にフィットする人材を登用することができ、そういった環境面での阻害要因がなくなることで社員の帰属意識がより高く安定し、定着率も4年前から大きく向上しています。
私は採用責任というものについて、自分の内定によって社員の人生に少なからず影響を及ぼしていることを考えると、短期離職を発生させないよう慎重になるべきであると認識しています。今後もこういった考え方は失わず、面接者の未来まで考えて採用活動を行っていこうと思います。