こんにちは!プレステージ・インターナショナル グループ海外統括部の広瀬です。今回は、PI台湾現地法人(Prestige International (Taiwan) Co., Limited)に勤めている、アシスタントゼネラルマネジャーの蔡(さい)さんへのインタビューをお届けします。
台湾拠点は、台北市信義区にあります。台北市はビジネスと商業の中心地で、地下鉄などの交通の便もよく、多くのレストランやカフェ、商業施設が立ち並ぶ活気に満ちた大都市です。近くには超高層ビルの「台北101」があり、人気が高い観光スポットなので、訪れたことがある方もが多いかもしれません。また台湾といえば、「千と千尋の神隠し」のモデルとなった九份(チュウフェン)があります。かつて金鉱で栄えた山岳地帯にある町のようですが、あの独特の風情ある街並みは、隣の新北市に位置します。さまざまな歴史/文化/人々が交錯する「台湾」、実際の働く環境について、少しでもイメージいただけると嬉しいです。
※当社社名株式会社プレステージ・インターナショナルは「PI」と略称にて記載いたします。
当社は、世界18カ国31拠点(2025年4月時点)でサービスを提供しています。
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話を聞いた人:蔡 坤岳(ルーク サイ)さん 入社:2015年1月12日
所属:Prestige International (Taiwan) Co., Limited [臺灣普莱斯梯基有限公司] 経歴:台湾出身ですが、幼少期から10年以上を日本で過ごしました。
その後台湾に戻り、1年間兵役生活を経験。
除隊後は現地百貨店の管理部門でフロア業務に従事。
2015年にPI台湾現地法人へ入社しました。
現在は台湾拠点のアシスタントゼネラルマネージャーとしてヘルスケア業務を中心に、
運営や管理業務全般を担当しています。 趣味:旅行・ゴルフ・ゲーム(新作を買っては満足するを繰り返しあまり遊ばないタイプです) 好きなこと:妻との週末デートです。 好きな言葉:「情けは人の為ならず」人に親切にすることは、結局自分にも返ってくる。そんな考えを大切にしています。
兵役時の蔡さんです
業務について
ーー業務について教えてください
台湾拠点では「ヘルスケアプログラム」に関する業務全般を担当しています。社内オペレーション、スタッフマネジメント、人事的な管理業務まで様々なことを行っています。私は台湾拠点のを支える統括的な役割を意識して、現場がスムーズに動くよう、業務に従事しています。
少し詳しく説明しますと、「ヘルスケアプログラム」は、主に海外駐在員様と帯同ご家族様に対して海外での医療に関する各種サポートを提供する、ワンストップ・サービスです。日本人駐在員が台湾でご病気になられた際は、当社の提携医療機関でキャッシュレスに受診が可能で、かつ海外医療費の精算手続きまで一括代行させていただいています。またどんな小さなお困りごとでも、いつでも台湾のオペレーターにご相談いただける環境も備えています。
コールセンター業務ではいろいろとクレームや文句を言われる事が多いのですが、ありきたりではありますが、感謝の言葉をかけられる瞬間にとてもやりがいを感じます。あとは、大量の医療費精算のための複雑で難解な保険査定案件を対応した後の達成感も、気持ちがいいですね(笑)
ーーPIグループを知らない人に一言で説明するとしたら、どんな会社だと説明しますか?
「企業のめんどくさいを解決する何でも屋さん」が一番しっくりきます。どこかで誰かが、“ありがとう”と言いたくなる日常を作り続けている印象です。海外でも国内でも、誰かの「困った」を陰で支え、笑顔に変える。そんな見えない貢献を実現できるのがPIグループの特長なんだと思います。
オフィスから「台北101」を眺めます
キャリアについて
ーー入社のきっかけは何でしたか?
きっかけは、登録もしていなかったヘッドハンティング会社からの突然の連絡でした。ちょうど台湾に戻ってから日本語を使う機会が減っていたため、日本で仕事を探すか、台湾で日本語を活かせる職場を探すか考えていた時期でもあり、タイミングがあっていたのだと思います。台湾で生活をしていると、日本語を使う機会があまりないため、単語を忘れないためにも日系企業のお仕事を探していましたので、本当に運が良かったです。
ーー入社後、苦労したことはありますか?
日本語や日本文化には慣れていたものの、医療や保険関連の専門知識については初めての領域で、そもそもあまり病院にもお世話になったことがなかったため、専門用語やシステムの使い方の理解に最初は苦労しました。ですが、経験を重ねていくうちに、現場の要として働けたのではないでしょうか。
ーーゼネラルマネージャー(拠点長)にはどういう経緯で?
少しずつ対応できる業務の幅が広がり、周囲から任される事が増えていった結果、自然と現在のポジションに至りました。役職というよりも、現場が円滑に動くよう調整する立場だと考えています。また今後は、人材育成に力を入れていきたいです。自分が前に出るのではなく、「次の主役が育つ環境を整える」ことが自分の最も重要な仕事だと感じています。
ーー入社から今に至るまで、大きな障害もなくキャリアを形成されてきたんですね!
いやいや、過去に今よりも従業員数が多かった時期から、一気に3分の1にまで人数が減った事があります。当時を知る従業員はもうほとんど辞められ、心身ともに大変な時期を経験しましたが、残った仲間と協力し、乗り越えた経験は今ではいい思い出です(笑)
海外文化・外国語について
ーー日本語・日本文化習得のきっかけは?
父の事情で日本に渡り、当時幼いなりに日本語が出来なければ生活が難しいと肌で感じていたんでしょうね。毎日必死に日本語の勉強をしたのを覚えています。友達も皆日本人ですので、日本人の感覚で育ったようなところがあります。日本文化についても同様に、自然と育んだといった方がいいかもしれません。なので(だから?)まだ台湾名物の臭豆腐も食べられません(笑)
ーー日本と台湾、一番大きな環境の違いは何だと思いますか?
台湾は「なんとかなる精神」が強いですが、日本は丁寧さと計画性を重視する傾向があります。私は大ざっぱな方なので、台湾の方が合っているかもしれません。
ーーPIグループでの外国籍人材採用活動や海外文化の理解力についてどう感じていますか?
外国籍人材や多様な文化を「業務の一部」ではなく、「企業の価値」として取り入れている会社という印象があります。各国の拠点で実際に現地従業員を採用し、現地文化を理解したうえで業務を設計している点は、他社との差別化ポイントではないかと感じています。
台湾拠点は、香港、上海のオフィスと連携して業務を進めており、日本・中国・台湾・香港・マレーシアの従業員が、日本語・現地語・英語という言語を交り合いながら、最適な業務設計をされており、とても興味深いです。今後一層、現場の裁量を尊重しつつ、国内外問わずPIグループ全体としての一体感を大切にする仕組みや、サポート強化できるよう、努めていきたいです。
売りが買うに見えてしまうのは私だけ?
働く環境について
ーー働く環境や雰囲気について教えてください
台湾拠点はコンパクトな組織ですが、その分従業員同士の距離が近く、相談もしやすい職場です。年齢や国籍に関係なく、フラットな関係性を築けているのが特徴だと思います。多国籍なチームですが、互いの国や文化に興味を持っているメンバーが多く、お互いを尊重し合える空気があります。役割を超えて支え合える、そんなチームです。
ーー 台湾では日本人留学生からの応募も多いと聞きますが、特徴・課題などはありますか?
日本と違う環境に飛び込めるだけあって、行動力のある方が多い印象です。管理者として意識していることは、言葉を勉強する時間が限られるため、言語能力部分でフォロー体制を整える事が大事だと感じています。
文化の違いに日常的に触れられるのが、台湾で働く面白さ・特徴のひとつだと思います。例えば、通勤ラッシュ時には道がバイクの群れで埋め尽くされ、時々合間をぬって横断する人。また、時間ちょうどに退勤する文化も新鮮です。日本ではなかなか難しいことかもしれませんが、台湾では当たり前です。台湾拠点はシフト制なので元々時間通りに帰れますが、通常のオフィスでも皆さん一斉にサッと帰る様子は、見ていてとても面白いと思います。
ーーおすすめスポットは?
お気に入りのスポットは台北市にある「中正紀念堂」です。入口に立つと、目の前に広がる広大な広場と巨大建築物の対比が気持ちいいです。中華版ワシントンD.C.の「リンカーン記念堂」を思わせるような雰囲気があります。そんな場所で建物を眺めていると心まで落ち着いて来るので癒されます。今でもたまに行くので、旅行に来た際見かけたらぜひ声をかけてください(笑)
台湾拠点の様子
目標
ーー 今後の目標について教えてください
【短期】 現場スタッフの採用と育成。業務理解度を深め、より安定した業務体制をつくること。
【中長期】 台湾拠点をPIグループ内でもモデル拠点と呼ばれるような存在に育て上げたいと考えています。将来的には、PI台湾現地法人社長の森さんのように、何でも出来る、オールマイティーなリーダーになることが目標です!
【その他】社長の影響でやり始めたゴルフで、100切りたいです。。。
コンペ初参加
ーーどんな人材を求めていますか?
経験よりも、素直さと責任感を持った方を歓迎します。チームと協力しながら動ける人であれば、きっと活躍できると思います。
ーー最後に、転職を考えている方へ一言!
今の自分に合った働き方を選ぶことは、自分を大切にすることでもあります。自分にもっと優しくなれる選択をすればいいのではないかと思います。
「チーム」という言葉が繰り返されていることが、とても印象的でした。常に「チーム」を意識され、「チーム」みんなでパフォーマンスをあげていこうという、静かだけども、熱い想いが伝わってくるインタビューとなりました。また常々、蔡さんのボーダレスな感覚は何なのだろうと関心を持っていましたが、生育歴含めてのお話を伺えて、紐解けたような気がしています。歴史・文化の融合地「台湾」で、蔡さんと一緒に働いてみたい方がいらしたら、是非お声かけください!カジュアル面談を設定させていただきます。
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