こんにちは!プレステージ・インターナショナル 海外ミドルオフィスの広瀬です。
今回は、インドネシア(ジャカルタ拠点)でオペレーターとして従事されているマギスタさんのインタビューをお送りします。
現在PIグループでは、350人を超える従業員が海外で働き、グローバル事業を支えています。海外での従業員は、現地国出身の方、現地の方と結婚された方、ワーキングホリデイビザで働かれている方、バックパッカーで世界を旅行する中で住み着いた方など、様々な背景を持っています。その共通点として、日本の文化・言葉・温かく真面目で誠実な性格が好きな方が多いという印象があります。その中でもマギスタさんは大学で日本文学を専攻され、日本についてとても理解が深い方です。
2024年11月に、当社グループの企業理念を肌で感じ学んでいただくため、海外で働く外国人従業員を対象とした日本研修を実施しました。インドネシア・タイ・フィリピン・インドから9名が参加し、東京・山形(酒田・鶴岡)・秋田(にかほ)と、4か所のBPO拠点で海外の医療サポートに関わる業務を見学しました。その参加者の一人として、マギスタさんが初来日しました。大人しく落ち着いた方ですが、眼鏡の奥の瞳がいつもキラキラしていたのが印象的でした。今回2泊3日の日本研修で、どんなことを感じ、学ばれたのか、じっくりと伺ってみました。当社の働く仲間について、少しでもイメージいただけると嬉しいです。
話を聞いた人:Magista Rahmadiani(マギスタさん)
所属部署:オペレーター(インドネシア、ジャカルタ拠点) 入社:2022/05/09 経歴:
2018年/ 大学で日本文学を専攻し卒業 2019年/ バイオテクノロジー企業で営業マーケティングサポートとして就業 2022年/ PIグループにオペレーターとして入社 趣味:旅行、香水作り、水泳、コンサート観賞、猫と遊ぶこと
好きなこと:香水と水 好きな日本語:ラーメンとつけ麺
※当社社名プレステージ・インターナショナルは「PI」と略称にて記載いたします。
業務について
ーー担当業務について教えてください
ジャカルタ拠点で医療サービスを受けられた日本人の患者様をサポートしています。具体的には、医療機関の請求処理や問い合わせ対応、患者立替の際の治療費の払い戻し、費用の保険対象可否についての査定、査定の進捗確認など、多岐に渡ります。また、日々サービスレベルを向上するために、新任の従業員への研修を担当し、医療提供者・エンドユーザーとの良好な関係を維持できるよう努めています。
医療機関からの請求対応をし、案件をスムーズに完了できるよう日々の業務に挑戦しています。インドネシアの現地保険に比べると、外国人である日本人の請求手続きはとても複雑です。病状や医療機関によって、保険適用されるか知識や経験が必要となり、保険適応を受けるために必要な書類、期日等守らなければいけないことがあります。関連部門も多岐に渡るので、それぞれの必要要件・要望・意見などを的確に伝えることも重要です。請求支払いすべてのプロセスを完了することを一つ一つ克服し、経験を積み上げています。また患者が病院で日本語通訳を必要とする場合は、医療従事者にジャパニーズヘルプデスクについての説明対応もしています。日本人患者のお困りごとを少しでも早く解消できるよう尽力しています。
私が扱う保険の一つは健康保険です。健康保険の複雑な請求プロセスを管理することで、さまざまな診断、治療、及び健康手続きについて学ぶことができ、健康に関する見識が深まりました。案件が完了し、お困りごとが解決する度にやりがい、そして果たすべき役割を全うできた充実感を感じています。また業務によっては、日本だけでなく、ベトナムやシンガポール拠点の従業員とも連携を取っているため、英語の使用頻度が高く、国境を越えてグローバルな感覚をもって業務を進められることにも、やりがいを感じています。
アランマーレのマスコット「アラマ」と
日本での研修について
ーー最も印象に残ったことは何でしたか?
今回の研修に参加し、PIグループについて多くのことを学びました。。まず私が働くジャカルタオフィスはシンガポール現地法人のRep(駐在員事務所)で小規模なため、PIグループが広大な自社のBPO拠点を有する大企業であることを初めて知りました。設備内はセキュリティー対策が万全で、建物のエントランスだけでなく、クライアント企業ごとに分かれたオペレーションルームにもカードキーがないと入室できないようになっており、その厳しさに驚きました。また同僚たちは各自業務に集中しており、デスクの上がとても整理整頓されていて綺麗だったことも日本的で印象的でした。あと鶴岡のBPO拠点には、女子トイレとは別にメイクルームがあったこともその発想自体にびっくりしました。これはメイク好きの同僚にすぐ伝えましたね(笑)
また医療サービスなどのグローバル事業以外にも様々な分野でビジネスを事業展開していること、その中でもソーシャル事業として、女子スポーツチームのアランマーレがあることにはとても驚きました。バレーボールのゲーム観戦をする機会に恵まれたのですが、本当に盛り上がりました。彼女達は本当に最高です!
ーー研修の中でよかった点は?
PIグループで働く仲間と対面で交流の機会があったことに感謝しています。上司や同僚たちと過ごした時間はほんの数分だったかもしれませんが、温かい人柄、大切にしている価値観、苦労を労う理解の深さなど、いろんな感情のやりとりがあり、双方の理解が深まりました。あと、日本の健康的な食事(羽黒山のお寺で食べた精進料理)は印象的でした。
研修講師の説明はとても分かりやすく、その中でもワークショップはとても楽しかったです。チームごとに作業し、考えを絞り出し、意見交換をし、正解を導き出し競う体験は、とても有意義でした。業務以外にも様々な会話をし、研修参加者の殆どがベテランで、20年近くもPIグループで働いている方もいること、現在急速に拡大している海外拠点の現状、他国には現地国籍の日本通訳者の人数が多いことなど、驚きとともに色々なことを知れる機会となりました。次回また日本研修のチャンスがあるならば、ヘルスケアプログラムの補償とシステムについてより深く学びたいです。
私が学び、感じたことは、ジャカルタの同僚にも広く共有していきたいです。今後も日本だけでなく、PIグループの海外拠点がある、ベトナム、シンガポール、アメリカ、オーストラリアなどへも出張し、従業員と交流し、研修を受けるチャンスがあればよいなと思います。きっと海外で働く全従業員にとって、この情報がモチベーションとなるのではないかと考えています。
研修の様子
PIグループで働くことについて
ーー入社の決め手は何でしたか?
知人に紹介されてこの会社を知りました。職場環境や仕事内容を聞いた後、応募したいと思いました。面接過程では、福利厚生についての説明があり、かなり良いと思いましたし、当社の日本人マネージャーは英語を話すことができるため、意思疎通がスムーズになると考えました。
私はキャリアにおいて、経験の多様性を築きたいと思っています。大学で日本語を学んだ仲間は、特定技能ビザを取得して、日本で働くという選択することが多かったですが、私はジャカルタで日系企業に特定せず、より成長できる環境を探していました。そのため、PIグループが日系企業だったから関心があったというより、日本のホスピタリティに焦点を当てているビジネスモデルであり、決してロボットではできないサービスを提供していることが魅力的でした。
大学で日本語を勉強していた時、日系企業は階級制度があり、年齢や先輩を尊重すると聞いていたため、意見を表現するのが難しいと思っていましたが、現状、合理的で無駄を減らす意見であれば検討検討してくれています。現在のジャカルタ事務所の日本人上司は、常に従業員が長く働きやすい環境づくりを心掛け、より良いベネフィットの検討をしてくれていると感じます。何よりも偏りなく、昇進できる環境もあり、いい意味でのリアリティ・ギャップかもしれません。
目標について
ーー今後の目標は何ですか?
私のミッションは「知識の向上」、ビジョンは「生涯冒険者として好奇心を抱いて世界を旅行し、新しい文化を探求すること」、バリューは「状況を分析し、合理的な解決策を考える能力」と考えています。今後も更に進化をしていくことが目標です。常に何事においても前向きな姿勢で、自律的・速攻的に学び知見を深め続けたいと考えています。そして将来起業するなど、ビジネスの世界で新たなチャレンジができるよう、自分をスキルアップしていきたいと考えています。
実は私の家族は祖母の世代から、ビジネスウーマンとして活躍していたというバックグラウンドもあります。両親は自分たちでビジネス経営をしており、彼らの背中を見て学んできたこともあります。彼らは働くことを楽しんでおり、いつもエネルギッシュで、インドネシアの企業定年年齢である59歳を超えても働き続けられる環境を、自ら作り維持していることを尊敬しています。いつか私も自分自身の将来を切り開けるよう、健康で富を持ち、賢い女性企業家になれればと夢見ています。
ーー最後に、転職を考えている人へのメッセージをお願いします。
挑戦してください!新しい機会を探すこと、知識やスキルを伸ばすことを恐れないでください。能力と意欲のある才能がPIグループに参加してくれるととても嬉しいです。
マギスタさんと一緒に働いてみたい方がいらしたら、是非お声かけください!カジュアル面談を設定させていただきます!
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