こんにちは。クロス・シップで代表をやっております、野崎です。
以前の創業ストーリーで記載した通り、自身のキャリアの大きな転機となり、その後においても自身へ大きな影響を与えているのは、間違いなく株式会社エス・エム・エスという会社に早期にジョインした経験だと思っています。
クロス・シップを経営していくにあたり、エス・エム・エスで見てきたこと、経験してきたこと、今振り返ってみて思うこと、などを整理してみようと思います。
これらは間違いなくクロス・シップに活用できるし、既に当社のミッション・ビジョンや戦略、組織人材の考え方などにも色濃く反映されている内容です。
ぜひ、現在募っている仲間全員にも知ってもらいたいと思い、ストーリーにしてみました。
今回は、自身の入社の経緯も含めた、まさに今自分の一番の仕事でもある、「採用編(創業時)」です。
エス・エム・エス入社のきっかけ
私は1つ年上に兄がいるのですが、彼がエス・エム・エスと出会ったきっかけです。エス・エム・エスの創業者である諸藤さんと兄が高校の同級生で、兄は諸藤さんから誘われ、私よりも先にエス・エム・エスへ入社していました。兄の社員番号は確か5番か6番くらいだったと思います。
私が誘われたのは、2003年、エス・エム・エス 1期目の冬。私は当時25歳。
今のように「スタートアップ」というワードは一般的ではなかったし、SNSもほぼない時代。それでも仲間を集めなければならない。
そこで、1期目から社員全員で前職の同僚に声をかけまくったり、卒業アルバム引っ張り出して片っ端から家電へ電話したり、とにかく仲間集めに奔走していたようです。で、その流れで既に入社していた兄の弟である私にも白羽の矢が立ったと。ただし私は兄と同じ会社で、しかもまだ社員数も少ないベンチャーで働く気には全くなれず。
「話だけ聞きに遊びにいってみるか」くらいの気持ちで、当時の飯田橋のオフィスへ訪問しました。
社員総出で、熱量で引き込む
私がオフィスへ遊びにいくと、当時の社員全員がかわるがわる出てきては、マーケットの有望さ、会社の戦略、自分達の持っている強み、などを熱量をもって話してくれました。全て私と同年代くらいの若者。なんか目がみんなキラキラ(ギラギラ?)してる、という印象。
特に最初に出てきた共働創業者の田口さんは、なんか言ってることは抽象的だけど強烈に面白い人だな、という印象が残っています笑。わーっとまくし立てて色々話したかと思ったら、「あとは具体的な戦略やらなんやらは諸藤に聞いてくれ」と言われ、さっと席を立たれました。
とにかく私が社員全員に対して感じた共通項は、「熱量MAX」で「本気で何かを成そうとしている」集団なんだな、ということでした。
むしろ、その日の熱量が最も低く感じたのは最後に出てきた代表の諸藤さん。物静かに淡々と市場の有望さや戦略を語ってくれました。諸藤さんの場合は熱量の代わりに、その説得力が凄まじかったです。この人の話を聞いていると「きっとこの会社や事業はうまくいく」「自分もジョインしてその一翼を担いたい」と強く思いました。
後々わかることですが、諸藤さんは表面的な情熱コミュニケーションをしていない(得意でない?)だけで、その内面には強い情熱があり、かつ戦略はめちゃくちゃ考え抜かれていて、同時に行動力も持っている、素晴らしい代表なんだな、とわかるようになります。
が、それは入社後の話。。m(_ _)m
人を巻き込む覚悟
今、自分が代表をする会社で人を巻き込む立場になり、正直怖いと思うこともあります。
これまでの経験を一旦全て捨ててゼロからリサーチしまくりました。
自分なりに「こうすればきっとうまくいく!」という戦略や事業内容も考えました。
頼もしい役員にジョインしてもらい、戦略も一緒に叩き直してもらい、ついに納得いくものができました。
自信を持って事業を進めることができるので、満を持して採用を始めています。
なのに、それでもやはり人の人生を巻き込むことを怖いと思ってしまうことがあります。
「クロス・シップはきっとうまくいくと信じている、、が、本当にうまくいくか?」
「全ての会社がうまくいく訳ではない。うまくいかなかったら、巻き込んだ人の限られた時間を無駄にすることになってしまうのでは?」
こんな考えてもしょうがないことを、夜寝る前とかにふと考えてしまうことがあります。
それでもやはり、成したいことを成すために、仲間を集めなければなりません。
この覚悟があったのが、2003年創業時のエス・エム・エスだったんだと思います。
自分も今、ちょいちょい不安にかられながらも、やはり覚悟をもって人を巻き込み始めています。
不安であれば考え抜き、行動して結果を出し、払拭するしかありません。
そう思えるのも、エス・エム・エスでの経験があったからこそ、だと思います。
今のクロス・シップには、考え抜いた戦略と、それに引っ張られすぎず柔軟に熱量を持って行動して、結果を出す力があると思います。きっと。
リスクをとった先に未来がある
ちょっと不安はありつつも、それはスタートアップなんだからそういうもんだと。
このリスクをとってチャレンジした先に、自身の成長とか社会への貢献とか、そういった稀有な経験ができるんだと。そういう経験を熱望されている方々のジョインをお待ちしています!
一旦お話を聞いてみたいということでも問題ありません。いつでもお声がけください!
(ありがたいことにもう数名の社員の入社が決まり、皆まさに上記に当てはまるような人たちです。入社後に社員紹介ストーリーを上げていこうと思います!)