浪人、起業、個人事業主としての挑戦。
決して一直線ではないキャリアを歩んできた石塚さん。
その経験の中で見つけたのが、「学びの面白さを社会に広げたい」という想いでした。
現在はクロス・シップでリーダーとしてチームを率いながら、成果を追い求めるだけでなく、家族を大切にできる働き方も大事にしています。
今回は、石塚さんがこれまでどのような経験を重ね、なぜクロス・シップで挑戦することを選んだのか、そしてリーダーとして大切にしていることについて話を聞きました。
■挫折から始まった「学び」の原体験
小学生の頃は絵の教室や塾、学童に通っていて、比較的自由に過ごしていたと思います。
ただ、中学・高校に進むにつれて、周囲に合わせることが多くなり、自分の意思で何かを選んでいる感覚はあまりありませんでした。
高校はいわゆる自称進学校へ進学。
そこで僕は理系を選択しました。
理由はシンプルで、国語から逃げたかったからです。
数学は得意でしたし、当時は数学の先生になることも考えていました。
高校時代は勉強中心の生活で、とにかく受験に向かって努力していました。
ただ、結果は国公立大学の受験に失敗。
当時はかなり落ち込みました。
でも、この経験が大きな転機になります。
「なぜ失敗したのか」を考えたとき、はっきりと分かったことがありました。
自分は国語力から逃げてきた。
そこで僕は、文転して浪人することを決めます。
浪人をしたいと決めたとき、親にはかなり真剣に説明しました。
なぜ浪人するのか、
どうやって結果を出すのか。
プレゼンのような形で話したのを覚えています。
結果として浪人を許してもらえました。
今振り返ると、この経験が人生の大きな分岐点でした。
浪人生活では、まず語彙の勉強から始めました。
すると国語が伸び始め、英語や数学の理解度も上がっていきました。
そのとき初めて思いました。
「勉強って、こんなに面白いものだったんだ」
そして同時に、こうも思いました。
「でも、周りに勉強が面白いって言っている人ってあまりいない」
そこを変えたいと気づいたのが浪人時代でした。
これは自分の人生の命題になっています。
■大学で一気に広がった世界
大学生活はとにかく楽しくて、ほとんどの授業を一番前の席で受けていました。
それくらい学ぶことが面白かったんです。
英語は週6日くらい使う生活をしていました。
言語を通して世界が広がる感覚が好きだったからです。
大学1年生の春休みには、タイ・ベトナム・カンボジアに1ヶ月滞在しました。
さらに国連関係者の方に英語でプレゼンする機会もありました。
その後、「KAKEHASHI project」参画メンバーに選ばれて、アメリカでもプレゼンを経験しました。

当時は本当に、
世界が一気に広がった感覚でした。
大学2年生のときには英語サークルに入り、そこで代表を務めることになります。
代表として掲げたテーマは
「留学生の居場所をつくること」でした。
日本の大学に来ている留学生が、安心して過ごせるコミュニティを作りたいと思ったんです。
この経験を通して、
組織を動かす面白さを初めて知りました。

■起業的な経験を通して見えた「組織」の価値
大学3年の途中から2年間休学しました。
その頃はコロナの影響もあり、大学での学びをどうアウトプットするかを考えていました。
そして「アウトプットは学問じゃなくてもいい」と思うようになりました。
そこで始めたのが、絵本の制作です。
クラウドファンディングで資金を集め、実際に出版まで実現しました。
これをきっかけに個人事業主として活動を始め、絵本の世界観を起点にしたコミュニティを起ち上げ、様々なプロジェクト運営をしました。
コミュニティの中には「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を持つメンバーが2人いました。
その夢を実現するために、キッチンカー事業を一緒に始めました。
僕は主に企画や運営を担当し、約2年半続けました。
とても刺激的な経験でしたが、その中で強く感じたこともありました。
「一人でできることには限界がある」
事業を本当に成長させるためには、
組織や仕組みが必要だと感じるようになりました。

■クロス・シップとの出会い
その後、探求学習を開発し、学校や企業へ提供する会社に業務委託として関わるようになります。
事業に関わる中で、改めて強く感じたのが
数字を見ることの重要性でした。
事業を成長させるには、
・数字
・組織
・マネジメント
これらをきちんと理解する必要があると感じました。
そんなタイミングで、クロス・シップからスカウトが届きました。
正直、最初はあまり興味がありませんでした。
ただ話を聞いてみると、印象が大きく変わりました。
数字がとてもクリアだったんです。
理念も明確で、数字も明確。
そして教育・療育という領域。
「学びの面白さを広げたい」という自分の命題とも重なり、
ここで働きたいと思いました。
■有言実行した入社半年でリーダーになるという目標
入社するとき、僕は一つの目標を掲げました。
「半年でリーダーになります」
理由は明確です。
将来、起業したいと思っているからです。
そのために
・リーダー
・マネージャー
・事業責任者
この経験を積みたいと思っています。
入社してからの半年間は、とにかく成果にこだわりました。
毎月、120%の達成率をキープするため、とにかくがむしゃらに働きました。
数字を見て課題を見つけ、改善を繰り返す。
その結果、宣言通り、入社半年でリーダーに昇格することができました。
■クロス・シップで感じた「組織の強さ」
個人事業主として働いていた経験があるからこそ、クロス・シップに入って感じたことがあります。
それは、組織の仕組みが整っていることの強さです。
自分一人の力で価値提供をして、そこから利益を生み出すことの難しさは、個人で活動していたときに痛感しました。
その経験があるからこそ、クロス・シップの環境はすごく整っていると感じています。
例えば、僕は今、新規開拓の領域にも力を入れています。
求職者対応はある程度仕組み化されていますが、開拓はまだ伸ばせる余地があると感じています。
以前の営業経験も活かしながら、開拓のマニュアル整備などにも取り組んでいます。
もう一つ取り組んでいるのが、教育チームと療育チームを横断した越境ミーティングです。
チームが違うと、どうしても交流が少なくなってしまいます。
でも、お互いに学び合えることはたくさんあると思っています。
僕が目指しているのは、
お互いをアップデートし合える組織です。
自分が満たされていないと、他人を満たすことはできない。
だからこそ、一人ひとりが成長しながら、組織全体も成長していく。
そんな環境を作りたいと思っています。

■家族も大切にできる組織に
実は、僕には1歳の子どもがいます。
スタートアップというと、仕事にすべてを捧げるイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも僕は、仕事も、家族も、どちらも大切にしたいと思っています。
そして、それを実現できるロールモデルになりたい。
家族がいても成果を出せる。
そんな姿を見せていきたいと思っています。

最後に、どんな人と一緒に働きたいか。
一番大事なのは、理念への共感です。
世の中には、いろいろな雇用条件の会社があります。
でも理念は会社に一つしかありません。
それが会社のアイデンティティだと思っています。
そしてもう一つは、
想いを行動にできる人。
言っているだけでは、何も変わりません。
小さくてもいいので、一歩行動できる人。
そんな人と一緒に働きたいと思っています。
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