クロス・シップ 村田が語る、“仕事を楽しむ”という生き方
大変なことも多い。でも、その分だけ成長できる。
「誰かのために本気で向き合う」ことを貫くクロス・シップで、
仲間と支え合いながら、前を向いて走り続ける人がいる。
教育・人材という“人の人生”に関わる仕事を通じて、
“本気で働くことを楽しむ”とは何かを体現する、村田のストーリー。
■この記事がおすすめな方
・クロス・シップという会社の“リアルな働き方”や“価値観”をもっと知りたい方
・クロス・シップの選考中で、入社を迷っており「実際の働くイメージ」を掴みたい方
・村田と面談予定、または面接で出会い「どんな人なのか気になっている方」
■「人生終わった」——あの悔しさが、僕の原点になった。
僕は新潟出身で、18歳まで地元で育ちました。
中学生の頃までは勉強もそこそこできて、順風満帆だったと思います。ただ受験の時期になっても毎日、夜中の2時、3時までオンラインゲームばかりしていて、完全に天狗になっていました。結果、第一志望の高校には落ちて、第二希望の高校へ進学。高校受験で初めての挫折を味わいました。努力をしていないから当然の結果なのに、「あ、もう俺の人生終わったな」って本気で思っていました。
そんな僕を変えたのは、高校3年生のときに出会った先生たちです。「お前はこのままでいいのか」って、毎日のように厳しく言われました。そこまで本気でぶつかってくれる先生が少しずつ好きになって、僕も“やってみよう”と思ったんです。本気で勉強するようになったら、ちゃんと結果が出た。その時に「努力すればできないこともできるようになるんだな」という感覚を掴めた。そしてあの時、本気で生徒たちに向き合ってくださった先生の姿が、今の僕の“仕事観”の原点になっています。
「本気で向き合えば、人は変われる。」
それを教えてくれた先生に憧れて、大学では教育を学びたいと思いました。どうせ行くなら一番を目指したいと思い、学芸大学に進学しました。
■マクドナルドで学んだ、「チームが噛み合った瞬間」の快感。
大学進学後、軽い気持ちで始めたアルバイトが、僕にとって人生の第2の転機になりました。それがマクドナルドでの経験です。
ピーク時は20〜30人が入り乱れる現場。女子高生も主婦もフリーターも大学生も混ざって、メンバーの世代も価値観もバラバラ。
最初はギクシャクしていて、空気が重いときも多かったです。でも、ふとしたリーダーの声掛けでチームの連携が噛み合った瞬間、全員が一つの方向を向いて一気に加速するときがあるんです。そのときの爆発力は、鳥肌が立つほどでした。
秒単位で提供時間が測られ、目の前で売上やオペレーション効率が数字に反映される。「リーダーの声がけひとつで、こんなに成果が変わるのか」この経験は、今でも僕の中に強烈に残っています。人によって価値観もやる気も違う中で、どうやってモチベーションを揃えていくか。チームを率いる難しさと、うまく噛み合ったときの快感を、僕はマクドナルドで学びました。
■リクルートで感じた、「看板ではなく、自分の力で勝負したい」
マクドナルドのアルバイトが楽しくて、大学院では組織論について学び、大学院の卒業後は新卒でマクドナルドに入社しました。入社をした2020年4月は、ちょうどコロナ禍でした。仲間がどんどん疲弊していく姿を見て、 働く人が笑顔になれない、辛い思いをしてしまう。仕事って、本来はもっと楽しいもののはずなのに。どうしたら“楽しく働ける人”を増やせるんだろう?と心の底から思うようになりました。
もっと多くの人に影響を与えられるような、自分でもできることを考えたときに、“人材”というキーワードが浮かびました。
人手不足という社会の”負の課題”を解決できる、かつ自分自身が成長して結果的に大きな影響力を持てそう、その点に魅力を感じて、リクルートに転職を決めました。
入社直後は群馬エリア配属に。運よく成果を出せ、入社後1年半でリーダーに昇格し、茨城エリアを任されることになりました。
ただ、心の中では、会社の看板で感覚で売れているって感覚が拭えない部分がありました。「リクルートだから買おうかな」みたいな言葉がやっぱり多くて、どんなに数字を出しても、自分の価値が確かめられなかった。
30歳手前になり、仕事もプライベートもこのままでいいのか漠然と悩む日々で、野崎(クロス・シップ代表)と出会いました。
“学びをアップデートする”という言葉を聞いた瞬間、心が震えました。認知と非認知のバランスがあって人は社会で輝ける、高校の教育を通して人生を変えてもらった原体験とも重なり、「これだ」と直感したんです。
いつか教育業界に何かを還元したい、という高校時代からの想いも後押しになりました。リクルートみたいな大手の看板なんてない。よくわからないベンチャーで、ぐちゃぐちゃな環境で、やれないかもしれないけどやってみたい。自分の力で勝負したい。そう思い、クロス・シップへ入社を決めました。
■未経験だからこそ、「先輩を徹底的に分析し、再現することで成果を出す」
入社当時のキャリアアドバイザー(CA)はたった3人。完全に立ち上げ期でした。僕は営業経験者という肩書で入社をしましたが、toCの営業は初めて。正直、最初は電話面談で求職者の方の条件を聞くだけでもめちゃくちゃ緊張しました。でも、ありがたいことに先輩たちがとても丁寧に教えてくれて、1ヶ月も経たないうちに営業業務には自然と慣れていきました。
そこからは、がむしゃらでした。成果を出している先輩を徹底的に真似して、わからないことは聞いて、自分の中に落とし込む。例えば、「今の言葉遣いはどんな相手に向けたものだったのか?」「なぜこの時間にアポイントを設定したのか?」そうした一つ一つの行動の意味を先輩に確認し、どう成果に繋げているのかを徹底的に真似しました。
うまくいったときも、なぜ成功したのかを毎回徹底的に振り返りました。全く同じ求職者の人には二度と出会うことはできない、だからこそ、振り返りから得た共通項を、他の求職者対応で再現する。それを繰り返していたら、自分の中で勝ちパターンが体系化され、いつの間にか成果も安定していきました。
■“ありがとう”の重みと、チームで成果を出す文化
今はCAのチームリーダーとして、メンバーの育成をしながら、プレイヤーとしても求職者と企業の双方に関わっています。求職者の方には、今回の転職活動で何を実現したいのか、企業側にはどのような方を求め、その方を採用した先で事業でどのようなことを実現したいのか、双方のニーズを確認してマッチングさせる仕事です。
世の中には当社のような両面のCAと求職者だけの対応をする片面のCAがいますが、両面型のCAだからこそ求職者と企業のどちらにも、書類だけでは伝わらない想いをダイレクトに届けられる。それがこの仕事の醍醐味です。
僕自身も2回転職を経験しましたが、転職活動って、多くの人にとって“人生の転機”なんですよね。不安な気持ちの中で、それでも前に進もうとしている人たちがいる。
そんな方々が無事に入社を決めて、「村田さん、本当にありがとうございました」と直接伝えてくれる瞬間は、本当に大きなやりがいを感じます。
この“ありがとう”の重みが、何よりのやりがいです。
月に数回しかない言葉だけど、その一つひとつが心に残る。だからこそ、僕はこの仕事に誇りを持っています。
もう1つ、クロス・シップで働くやりがいに繋がっている部分は、「チームで成果を出す文化」です。個人の営業の数字はありますが、僕らが大切にしていることは「チームで目標を達成しよう」ということ。誰かが困っていたら自然に助け合う。一人で達成できないことも、チームでなら達成できる目標がある。常に、チームで勝ちにいく一体感があります。
チームで目標を達成できた時は、本当に大きなやりがいを感じますし、仕事をしていて何より嬉しい瞬間です。
■“厳しさ”の裏側にある、本当の愛情。
一方で、この仕事には“楽しい”だけでは語れない現実もあります。
例えば、転職活動に本気になれない求職者もいて、転職活動を実現させるためにあえて厳しいことも伝えないといけない時もあります。
「今のままだと、あなたの目標は叶わない。」
周りの友人たちが言えないようなことを、僕たちが伝えることもある。言いづらいことを伝えるのは正直ストレスです。でも、それを乗り越えた先にその方の幸せがあると信じています。
“本気で向き合う”というのは、ただ優しく寄り添うことじゃない。
相手の成長を信じ、時に厳しく背中を押すこと。それが、“厳しさの中にある愛情”だと思っています。
今はチームのリーダーとして、メンバー育成にも関わっていますが、相手が求職者でもメンバーでも、僕のスタンスは同じです。
メンバー育成においては、この人が1年後、数年後、どんな人生を歩みたいか、どんな目標を持っているのかを理解して、そこに合わせたコミュニケーションを意識しています。
目標に対して足りていない部分を伝えないと、その人のためにならない。だからこそ、耳が痛いような厳しいことも、時には伝えないといけません。
その人の目標達成のために、どんな関わりができるかを常に考え続けています。
■教育・療育という“ブルーオーシャン”で、日本一がとれるところまで来た。
教育業界の人材紹介というのは、人材紹介の中でも難易度が高い領域だと思います。特に教員の転職支援では、科目などの要件が細かい上に、その学校の教育方針や労働条件まで丁寧に合わせないとマッチングが進まない。だから参入している会社は少ないです。ただ、ここを僕らは“ブルーオーシャン”だと捉えています。
具体的な戦略はここではお話しできないのですが、実際、通信制高校の紹介領域では、始めた2年前は当然シェアゼロでしたが、今ではトップをうかがうレベルのシェアを占めるようになりました。1年前は「ここは無理だろう」と思っていた先とも取引が始まり、どんどんと候補者に出せる選択肢が増えている実感があります。
いま、通信制高校って面白いんです。通信制高校の在籍生徒数は最近、過去最高を更新していて、2024年度の調査によれば、通信制高校の在籍生徒数は約30万人弱、高校生全体の10%、つまり11人に1人が通信制高校に通っている計算になります。
また、2025年5月時点では30万人を超え、約10人に1人が通信制高校生になったという報告も出ています。生徒数が増えているということは、それだけ教員や職員の採用ニーズも高いということです。
通信制高校市場が拡大しているというこの潮流を捉え、採用支援実績を伸ばしてきたことには、自信を持っています。ここからは全日制・私立・塾・療育・福祉などへの横展開も視野に入れており、難しい領域だからこそ、再現できるやり方を積み上げていけば、日本一を目指せるのが、このマーケットでやる面白さです。
■「誰かのために本気で動ける人」と、一緒に成長したい。
これからの会社をより一層成長させるために、僕が一緒に働きたいのは、「誰かのために本気で動ける人」。
求職者や企業のためなら、どんな努力も惜しまない。例えば、求職者のためなら新規求人をこれまでやりとりがなかった企業に取りに行ったり。全力で何でもやるような他者貢献意欲が強い人は、絶対に成果を出せます。
そしてもう一つは、「自分を成長させたい人」。
クロス・シップでの仕事は、正直大変だと思う時の方が絶対に多い。業務は常にマルチタスクで、整っていないことに不便を感じることも多い。でも、それは成長の機会が多いってことなんです。自分で掴みにいける環境だからこそ、成長できる。
挑戦したい人にとって、ここは最高の環境です。
僕もまだまだ挑戦の途中ですが、“誰かの人生を変える”というこの仕事を、これからも全力で楽しみたいと思っています。
僕個人としての次の目標は、マネージャーになること。そして将来的には、事業責任者としてこの会社を引っ張っていきたいと思っています。
まずは教育・療育領域という社会的意義の高いマーケットで、“日本一を目指せる”という確信も持っています。
この領域はまだ伸びしろが大きい。実際にシェアも着実に拡大していて、“自分たちが日本一になれる”という実感があります。1年前にはできなかったことが、今はできるようになっている。成長のスピードを肌で感じますね。
僕は人材業界が本当に好きなんです。
“誰かの人生を変える仕事”を、もっと誇れるものにしたい。
そして、クロス・シップが教育・療育の領域で日本一の存在になる、その瞬間を、仲間たちと一緒に掴みたい。
これからも、“本気で働くことを楽しむ”人生を、全力で歩み続けます。