日本生命での採用責任者の立場から見た就活の景色を語ります(後編)
日本生命での東大の採用責任者の話の続きです。(前編から読んでください)学生が煮詰まってくると、最終面接に上げるかどうかを判断します。これを「見極め」と呼ぶのですが、要は、最終面接直前にぼくがその見極め面談を行うということです。ただ、ぼくはそこで、学生たちにあることを問いました。それは、「心の底から日本生命で働きたいと思っていますか?」ということです。就活にはだまし合いのようなところがあって、採用する側も、どうしても採用したい学生と状況しだいで内定を出す予備の学生に分けていたりしますし、学生は学生で、とにかく内定をもらっておきたいので、本気かどうかはさておき「御社が第一志望です」というのが...