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地方の報道記者から東京のベンチャー広報に【広報担当・自己紹介】

ABABA広報担当の尾上です。
普段は社員の皆さんにご経歴やABABAでの働き方について聞いて記事を書いていますが、
今回は私自身の自己紹介的な記事を書きます。


尾上 七海/広報 メンバー

高知県高知市出身。
関西大学を卒業後、地元のテレビ局に就職。記者・ディレクターとして高知県中を駆け回る。
2024年5月株式会社ABABAに入社。

──社会人になるまでの経歴

生まれは高知県高知市です。県内の市町村の中では最も栄えている場所ながら、どこにいても「4つある方角のうち3つの果てには山が見える」という環境で高校卒業まで育ちました。

家庭の話をすると小学生の時に両親が離婚してパートタイマーの母親に育てられることになりました。その結果、ミニバンが前を通るだけで揺れるくらいボロいアパートで18歳まで暮らすことを強いられます。そんな環境の中12歳のときにうっかり中学受験に成功してしまったことで人生の根本となる価値観を手に入れました。フィクションに出てくるような「それなりに裕福で幸せな家庭」で育った子供たちばかりが集まる中高一貫校に進学したことで家庭環境コンプレックスが大爆発。「自分は絶対まともに稼げる大人になって自分の子供にはこんな思いをさせない」ということを人生の目標に据えました。

家庭環境も相対的に悪いし勉強も大してできませんでしたが、音楽やパフォーマンスの才能だけはそれなりにあったようです。中高5年間所属した軽音楽部では県で一位の成績を収めたり、文化部のインターハイ的なものに出場させていただいたりしました。この辺りの数年間は先に述べたコンプレックスなどに端を発して日々自殺を本気で考えていたくらいの暗黒期でもありましたが、部活でいい結果を出せていたことが唯一の心の支えになって奇跡的に生きながらえています。

大学は「興味があることを全部つまみ食いできそう」という理由で関西大学の社会学部に進学。いわゆる「就活カフェ」的な場所でのバイトや同カフェのインドの店舗での勤務などに力を入れていて、側から見るとそこはかとなく意識が高そうな大学生として4年間を駆け抜けました。(至極普通の地方公務員ながら学費を捻出し続けてくれた父に感謝)



──社会人になって背負った肩書きはまさかの”記者”

そこはかとなく意識が高そうな大学生ではありましたが、就活はびっくりするくらい上手くいかず50社ほどエントリーするもほとんど一次面接落ち。嘘をつくのが絶望的に下手なので「社会のルールに則って就活をしているが、そもそも心の底から働きたくない」という気持ちが言動の端々から人事の方にひしひしと伝わっていたのでしょう。
唯一働きたいと思えた会社だけはいいところまで進みましたが、最終面接の案内はいただけなかったので残念ながら『ABABA』は本登録できていません。ちゃんと意識を高く持った友人たちが4年生の春には就活戦線に別れを告げる中、一人だけ夏まで就活を続けていました。

そんな中7月になって初めて内定をくれたのが一社目として働いていた地元のテレビ局です。マスコミは受かるわけがないと思ってエントリーすらしていませんでしたが、とあるダイレクトスカウトのサービスがきっかけで内定をいただきました。この会社は中高時代の部活の関係でかつてお世話になっていたという経緯があるので、「自分が今度はそういうコンテンツを作る側になれたらいいな〜」という気持ちで内定を即承諾した次第です。

入社して配属されたのは「報道制作部」。職種は記者(時々ディレクター)です。
新人記者の登竜門である「県警・司法担当」として事件・事故・裁判・火事などを中心に…
とは言いながら人手不足が著しく、悠長に担当領域のネタだけをやっているわけにはいかないので「季節の野菜が収穫の最盛期!」とか「新しくできたカフェを紹介します!」というふうにオールジャンルのネタを取材して原稿を書いていました。毎日違う場所で違う人の話を聞いて喜怒哀楽に触れるのは非常に刺激的で楽しかったです。何より自分のルーツである高知のことを誰よりも知れますしね。

現場からのリポートも記者の大切な仕事。
リポーターなの?と結構言われましたが記者はあくまでも原稿を書くのがメインの人です。



──ABABAにジョインするきっかけ


転職を考え始めたのは2年目の秋頃です。入社時に掲げた「高校軽音に関する特番を作る」という目標を達成できる見通しが立ちました。それはつまり「目標を達成するまではどんなにしんどいことも歯を食いしばって頑張るぞ!」とだけ言い聞かせて働いてきた私からすれば、頑張る理由がなくなることを意味します。他にモチベーションがあればよかったのですが、テレビ局と言っても地方の中小企業なのでお給料の上がり方もかなりゆっくりだし、絶対にテレビの世界で生きていきたいんだ!!という強烈な気持ちも持ち合わせていません。一緒に働いていた人たちのことは本当に大好きだったのでかなり悩みましたが、いろいろなことを天秤にかけた結果転職することにしました。

「特にしたいこともないしどうしようかな〜」「というか元報道記者の人って転職して何してるんやろ」などと考えながらとりあえず「大阪か東京で働きたいのでお仕事くださーい♪」とFacebookに投稿。そうすると大学時代のバイト先の先輩である代表の久保から「広報探してるねんけどABABAどう?」と声がかかりました。
ビジネス的な知見は全然持ち合わせていませんが「ABABA絶対デカくなるやん」とイチ傍観者として思っていましたし、採用が決まるまでの過程で今後の展望まで聞いてその確度がより高まりました。事業を拡大していくフェーズで世間にABABAの存在や意義を正しく・広くお伝えすることは不可欠なので、そのお手伝いができるならと思いジョインを決めた次第です。


──今は何をしているのか

ABABA1人目の広報専任メンバーとして広報部門の立ち上げを中心に仕事をしています。
採用広報とコーポレート広報の二軸において広報計画の設計〜広報物の作成をしたり、メディアとのリレーション構築の土台を整えたりしています。

一応肩書きとしては広報ですが、マーケティング周りの知見に触れる機会がたくさんあったり、採用の文脈にも採用広報の域を超えて携わらせてもらったり、ベンチャーならではの「何でも屋さん」感を楽しませてもらっています。

カルチャーについて感じる部分で言うと、他の方も口を揃えて仰る通り本当にフラットな組織だなと感じています。
コミュニケーションを取るにあたって、相手の年次とか肩書きを考慮して遠慮するみたいなことが全くありません。相手も私の肩書きに関わらずきちんと耳を傾けて一緒に頭を捻ってくれます。
また、毎日そこらじゅうで突発的に議論が始まってすごい勢いで話が進むこの空間にいることが楽しいです。「事業を進めるってこういうことなんだ」をいくらでも目の当たりにできる環境なので、頭を使いながら盗み聞きするなり自分も参加するなりしていれば自分の視座も上がることでしょう。

これもまた他の方も口を揃えて言いますが、何をするにもスピードと当事者意識がすごく高いです。
取材をしたいというお問い合わせをいただいた際に、「協力してくれる企業さんを探しています」と共有するまでもなく、先方との電話のやり取りから全てを察したカスタマーサクセスのみんながシュババババ!と動き始めてくれたことがあり、感動しました。

──今後の目標

ABABAのPRに戦略性を付与していきたいです。これまでのバックグラウンドも活かしながら”狙って出したものが狙った通りに広がる”という理想の形を実現するためのフォーマットを整えたいと考えています。入社してから2ヶ月ほどの間にも地上波で特集を組んでもらったり、記者さんに書いてもらった記事がヤフトピ入りしたりという局面を体験しました。その度にそういった露出が直接的にビジネスに関わってくる数値(企業からの問い合わせ数や学生会員の登録数)にどれだけ影響を与えるのかというのを目の当たりにすることになります。PRって思ったよりもだいぶ「ヒト・モノ・カネ」に繋がる数字と近いところにあったんです。
ABABAとしてさまざまな数字を最大化するために適切に・戦略的に認知をとりにいく。社会とABABAの間の窓口として自分の責務を果たしていきます。

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▼マーケ・広報チームの先輩 樋口さんのインタビュー記事
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一人では辿り着けない頂に、チームで挑む面白さ【マーケティング社員インタビュー】 | メンバーを知る
ABABA広報担当の尾上です。企業が他の企業の最終面接まで進んだ学生にアプローチできるスカウトサービス『ABABA』。そのサービスを支える社員の皆様に株式会社ABABAでの働き方やカルチャーにつ...
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