スタートアップとして常に挑戦を続けるメドエックス。
スピード感ある事業戦略を描きつつも、そこには“家族のように支え合う”温かさが根付いています。代表の右高をはじめ、仲間同士が互いに補い合い、時に笑い合いながら歩む姿勢は、一般的なベンチャーのイメージとは少し違うかもしれません。
その雰囲気を象徴するのが、事業戦略部長の菅又さんです。鋭い戦略眼でメドエックスの未来を見据えながらも、仲間からは“優しいお父さん”と呼ばれ、安心感をもたらす存在として親しまれています。
後編では、そんな菅又さんを通じて医療業界に変革をもたらすためのメドエックスの成長戦略に迫ります。スタートアップとしてのスピード感と挑戦心を武器に、いかに事業をスケールさせ、業界全体に新しい価値を提供していくのか。メドエックスの戦略的な取り組みと、その舞台裏をお伝えします。
── 現在の職種・役職を教えていただけますか?
事業戦略部長として、メドエックスの中長期的な成長戦略を代表と共に描き、その実現に向けて推進する役割を担っています。単に計画を策定するだけではなく、「いかにして事業を大きくスケールさせるか」という視点を常に持ち続けています。医療業界全体にインパクトを与えられる仕組みを設計すること、それが私の責任であり、挑戦でもあります。
長崎病院学会でブースに立つ菅又さん
医療業界は社会的な重要性が非常に高い一方で、新しい仕組みやテクノロジーの導入が遅れがちな分野です。
だからこそ、大胆かつ現実的な戦略で変革を起こす必要がある。これまで経営コンサルタントや経営者として培ってきた経験を活かし、スピード感と現実性を両立した成長シナリオを描くことを心がけています。
とはいえ、まだスタートアップでリソースが限られているため、頭脳だけでなく実際に現場に立つことも多いです。先日の長崎での病院学会では、代表の右高さんと二人で弾丸出張し、展示ブースに立って自ら来場者に説明をしました。戦略を描くだけではなく、実際に手を動かし現場で汗をかく。そうした一連の行動も含めて、事業を前に進めることが私の役割だと考えています。
── なるほど、頭脳だけでなく実際に手を動かして事業を推進していらっしゃるんですね。失礼ですが、菅又さんのご経歴であれば指示やアドバイスだけでも十分に価値があると思うのですが、自ら手を動かしてまで生まれたてのメドエックスに参画を決めた理由はなんですか?
先ほど、医療界は一般の事業会社に比べて変革のスピードが遅れがちということをお話ししましたが、ですがその遅れは裏を返せば、まだまだ大きな伸びしろがあるということでもあります。
だからこそ、既存の延長線上ではなく、全く新しい仕組みやテクノロジーを導入して次のステージに引き上げたい。そんな挑戦ができると感じたのがメドエックスでした。これまでの経験を総動員し、現実的な視点とスピード感を持って事業を拡大していくことに大きな意義と面白味を感じて参画しました。
定期的に行うメンバー会議、奥側右が菅又さん
──今までのご経験が最も活かせる分野ということですね。InstagramやTikTokなどのSNSを活用した採用サービス「メディッチ」については、どう感じていますか?
SNSを活用した採用活動はもはや時代の流れですが、医療界の経営層ではまだその認識が薄いと感じています。その意味でメディッチは、業界の先駆者として新しい価値を生み出し、勝者になれる可能性を大いに秘めていると思います。
── SNSを使った採用活動のメリットについては、いかがでしょうか。
従来の紹介会社を介した採用と比べれば、医療機関側には大きなコスト削減の余地があります。それも確かに重要ですが、私がより重視しているのは「ミスマッチの解消」です。
日本では「空気を読む」という言葉がありますよね。人や職場との相性は、その“空気感”によって大きく左右されます。しかし、これまでの採用サイトや求人票では、その空気感が十分に伝わらなかったのです。エージェントや第三者の視点による記載はあっても、自分自身の感覚で確かめることは難しかった。
メディッチは、動画や画像を通じてその空気感を直感的に伝え、さらに気軽に見学の申し込みまでできる仕組みがあります。これにより「思っていたのと違った」という入職後のギャップを減らし、定着率の向上につながると考えています。コスト削減以上に、長期的に見た採用の質を改善できる点こそが、SNS採用の最大の価値だと思います。
──SNSの最大のメリットは空気感を伝えられること、確かに様々な分野でSNS採用は進んでいますが、医療に特化したのはメディッチだけなんですね。
そうなんです。そして大きな強みは、コンテンツ作成を元MRである代表の右高さんが主導し、実際の現場で働く看護師さんが制作に関わっていることです。単なる外部目線ではなく、現場を知る人たちが発信しているからこそ、リアルで説得力のある情報が提供できるのだと思います。
── なるほど、SNS採用の強み、メディッチの強みがよくわかりました。その代表である右高さんのメッセージや会社のビジョンに対して、どのような想いを持っていますか?具体的なエピソードや共感したことを教えてください。
右高さんはIPOという大きな目標を掲げていますが、同時に「今、目の前にいるクライアント」に対して一つひとつ丁寧に応え続けています。私はその誠実な姿を見てギャップをなるべく早く埋めたいと感じました。
今、若さと情熱で一生懸命に突っ走る彼をサポートしながら戦略を机上の空論に終わらせないために、マーケットの動きやクライアントの声を拾い上げ、それを事業拡大のエンジンに変えることを大切にしています。
IPOという大きな目標に対しても、単に数値的なゴールを追うのではなく、その過程でどれだけ業界に新しい価値を提供し、事業を成長させられるかに重きを置いています。
── 普段の仕事の中で「幸せ」を感じるのはどんな瞬間ですか?
クライアントであれ、同僚であれ、「あなたに頼みたい」と言ってもらえたときです。自分にしかできない役割があると実感できる瞬間に、大きな喜びとやりがいを感じますね。
── 現在の仕事をする中で、ご自身の「自分らしさ」を最も発揮できるのはどんな場面ですか?
超えなければならないハードルが沢山あるとき、調整しなければならないステークホルダーたちが沢山いるときです。多くの関係者や難題が絡み合う状況でも、調整しながら前に進める場面にこそ、自分らしさを発揮できます。課題解決のプロセスに関わることが自分にとっての使命だと感じています。
── 職場の仲間からはどんなキャラクターだと思われていますか?(例:しっかり者、癒し系、ムードメーカーなど)
すみません、わかりません。。。
※注 この部分は代表の右高さんと広報の袈裟丸さんにお聞きしてきました。
右高さん:「ずばり、優しいお父さんです!(笑)菅又さんとは長崎の病院学会にも一緒に行っていただいていて、東京に帰ってきた飛行機が最終便で、僕は終電に間に合わなかったんですよ。そうしたら菅又さんがわざわざ車で送ってくれて、ご自分も疲れているのに本当に優しくて、ありがたいなと思いました。」
ちなみに菅又さんは東京都内ではなく、茨城県にお住まいだそう。普通なら自分も疲れているので真っすぐに帰りたいところを、右高さんを心配して送っていくあたり優しいお父さん感を感じますね。
袈裟丸さん:「優しいお父さんでしょうかね?私もそうですが、菅又さんはプロのコンサルタントとしてメドエックス以外にもさまざまなお仕事をされていて、ご自身の会社もお持ちなんです。そんな中でスタートアップであるメドエックスをサポートしてくださっているのは、この事業の理念や、右高さんの想いへの共感があるからだと思うんですが、菅又さんにはそれに、若い右高さんを想う父親のような思いやりというか、包容力が加わっているんですよ。スピード重視のスタートアップでありながら、どこかファミリー感のある組織になっているのは、菅又さんのような温かい存在がいてくださるからかもしれません。」
──なんと別々に聞いたにも関わらず、二人ともが同じ回答でした。これはもうメドエックスの「お父さん」確定ですね。ところで、子どもの頃の夢は何でしたか?今の仕事とどこかで繋がっていると思いますか?
そうなのかなぁ(笑)
子どもの頃の夢はプロゴルファーになることでした。結果的にはプロにはなれませんでしたが、スポーツを通じて多くの方とつながり、円滑にコミュニケーションを取る力が身につきました。その経験は確実に今の仕事にも生きています。
── 休日はどのように過ごされていますか?
家族との旅行やテニスが定番です。旅行では新しい土地や文化に触れることでリフレッシュできますし、家族と過ごす時間は何よりのエネルギー源になっています。テニスは体を動かす楽しさに加えて人との交流の場でもあり、私にとって欠かせない趣味です。
── 最後に、メドエックスへの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
メドエックスはまだ生まれたばかりの会社です。だからこそ、何かが生まれるダイナミックな場所でもあります。
最新のテクノロジーを活用しながら社会に対するインパクトある仕事をしたい、そのダイナミズムの中に身を置きたい、と考える皆さん、ぜひメドエックスで一緒に新しいことを生み出しましょう。
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コンサルタントとして培った冷静な戦略眼と、仲間を思いやる優しい父のような包容力。
その二つを併せ持つ菅又さんの存在は、メドエックスというスタートアップにとって大きな支えであり、推進力でもあります。
まだ生まれたばかりの会社だからこそ、正解のない挑戦が続きます。しかし、その挑戦を楽しみ、時に仲間を励ましながら共に進んでいける温かさが、メドエックスにはあります。
「医療従事者が安心して働ける未来をつくる」――その大きな目標を実現するために、戦略を描き、事業をスケールさせ、業界に新しい価値を届ける。
そんなダイナミックな挑戦に、一緒に加わってみませんか。