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【事業開発】自社で培ってきた“インパクト可視化”を一緒に事業化していただける方を募集しています。

こんにちは!インパクトサークル株式会社の採用担当です。
本日は、現在募集中のインパクト可視化事業の「事業開発ポジション」について詳しくご紹介します。

・これまで注力してきたこと
・今注力していること
・今後の展望

についてお話しして参りますので、「ゼロから事業を作り上げたい方」や「社会課題に対して熱意を持って取り組める方」はぜひ最後までご覧ください。

当社について詳しく語られているコンテンツをまずはご覧ください!

インパクトサークルは何をしている会社なのか? | インパクトサークル
こんにちは!インパクトサークル株式会社の採用担当です。本日は、インパクトサークルが展開する2つの主要な事業をご紹介します。・インパクトファイナンス事業・インパクト可視化事業についてお話しして参り...
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インパクト可視化事業立ち上げの背景

インパクト可視化を事業として本格化したのは直近の半年間のことです。それ以前は、インパクトファイナンス事業に注力しており、そこで得られる社会的なインパクトの可視化を実証する取り組みを約1年半進めてきました。

そもそも、「社会的なインパクトはどうしたら可視化できるのか」という大きな課題に対して、私たちは自社事業を通じて実証しインパクト可視化の先駆者として知見を蓄えてきました。その中で、インパクト投資の市場が拡大し、多くの方々がインパクト可視化の重要性を訴えるようになりました。

一方で、その難しさも実感しており、チャレンジ中の部分ではありますが、自社で得た経験や知識を他の組織にも提供できるのではないかと考えました。同じような悩みを抱えている方々が多くいるので、私たちが自社で行った取り組みを活かしてサポートできるのではないかという考えから、インパクト可視化事業を立ち上げたという背景です。

これまで注力してきたこと

これまでは、私たちなりのフレームワークを構築することに力を注いできました。具体的には、ファイナンス事業のインパクトを可視化するために、どのようなプロセスで何を定義し、どのタイミングで何を行うべきかを、設計してきました。これが、自社ファイナンスの経験を通じて得たノウハウの部分です。

また、自社だけでなく、三菱総合研究所と連携し、インパクト可視化の全体的なプロセス設計も行いました。さらに、「可視化されたインパクトをどのように伝えるか」といったレポーティングの方法についても、開発を進めている最中です。

これができると、私たちが取り組んできた可視化の方法が他社にも分かりやすく伝えられるようになるので、このノウハウを基に、可視化をサービスとしてさらに広く展開していくことを考えています。

今注力していること

現在は、どのプロセスがどこで価値を生むのかを試行錯誤しながら、フィージビリティスタディを進めています。

具体的には、私たちが定義したインパクト可視化のプロセスに基づいて、さまざまなインパクト関連の事業者と対話を重ね、「具体的に何に困っているのか」「困っている原因は何か」「どのように解決できるのか」「その解決に向けて、当社のリソースをどう活用すべきか」といった課題を探りながら、形を作り上げている最中です。

自ら設定した仮説の検証も進めておりフィージビリティを踏まえて「この領域でこのような可視化を行い、このような強みを当社が持つべきではないか」といった事業化の種となるアイデアがいくつか出てきています。

事業開発ポジションとして入社していただける方とは、「これをどのようにプロダクト化し、汎用性を持たせていくのか」「どのように付加価値をつけていくべきか」といった作業を、一緒に進めていきたいと考えています。

ーフィージビリティの部分について具体的には?

やはり一番わかりやすいのは企業等による情報開示で、統合報告書やサステナビリティレポートが数多く発表されていますが、その目的や効果を誰も十分に理解していないのが現状です。その理由の一つとして、データ収集や結果提示がマクロ的な視点に偏ってしまっており、本当に伝えたいことが伝わっていないのではないかという仮説を立てています。

そのため、より具体的で現場が見えるような開示方法や、インパクトレポートとしての開示のサポートが求められていると感じます。実際に、インパクト情報を統合報告書に含める動きも増えており、サポートできる余地が大きいと思いますね。

ただ、開示に限らず、人材の社内エンゲージメントや事業のブランディング、マーケティングといった分野でも活用できる可能性があると考え、現在探索しています。

ーブランディングにインパクト可視化がどのように活かされるのか

例えば、統合報告書に記載された数字だけでなく、「実際に課題を抱えている顧客と解決している製品やサービスの価値、そこで生じたインパクト」をストーリーとして可視化し発信することで、受け手の共感を得て、エンゲージメントを高められる可能性があります。

また、人材採用においても、例えば人事部が「このプロジェクトはこういった顧客の課題を解決し、インパクトを創出しています。一緒にチャレンジしたい方はぜひご応募ください!」という形で、採用関連の資料にインパクト可視化の成果を活用することが考えられます。

このように、ブランディングと一口に言っても幅広い意味を持ちますが、最終的には企業ブランドの向上に寄与するというイメージです。

ーマーケティングにインパクト可視化がどのように活かされるのか

インパクトは、ES(従業員満足度)やNPS(顧客推奨度)といった指標にも結びつくものであり、「ポジティブインパクトがある=顧客課題解決に繋がっている=満足度が高い」と考えています。

具体的なプロジェクトで言えば、例えば、顧客が既存のプロダクトを使用するにあたって、「維持コストが支払えない」「収入が不安定」などの課題を持っていた場合に、特定の企業の新規プロダクトを利用することで、維持コストが下がって継続率の向上につながったり、収入が増えたりといったインパクトが生まれた場合、そのインパクトを「このプロダクトはこのようなインパクトを生み出します」とマーケティングに活用することができます。

「インパクトが出ています」という形でマーケティングを行うか、「このプロダクトを使った人にはこういった効果が現れています」といった見せ方をするかは様々な方法が考えられますが、インパクトを可視化することで、こうした活用ができるようになるのではないかと考えています。

ー自治体に向けてはどのようにアプローチしていくのか

自治体に直接的なメリットを訴求して、公費を出してもらうのは非常に高いハードルだと考えています。そのため、まずはある民間事業者のインパクトを可視化をした結果、例えば「A市町村でこのようなインパクトが出たので、B市町村も協力をお願いします。」といった形で、民間事業者を巻き込んだアプローチが現実的だと思っていますね。

自治体からの支援を得るには、まず何か結果が示せた上で、「これがこうだから議会を通しやすい」といった話や、ソーシャルインパクトボンドでこれだけ公費が削減されているから、その一部を還元してもらうといった形での巻き込みが現実的だと考えています。

進行中のプロジェクト

金融系のプロジェクトでは、金融機関と連携して、投資商品のインパクトを可視化することで、投資の意思決定に影響を与えたり、投資家の満足度を向上させたりする取り組みを進めています。

一方で、事業会社からの引き合いが予想以上に増えてきていて。大手メーカーや大企業の新規事業プロジェクト、スタートアップからもご相談をいただいています。
業界としては、元々モビリティ関連のファイナンス事業に強みを持っているため、モビリティ関連の企業から話をいただくことが多いです。ここを軸として今後、さまざまな業界へ展開していきたいですね。

ー実際にどのようなニーズがあるのか

例えば、モビリティサービスを提供している会社であれば、そのサービスがユーザーにどのようなインパクトを与えているかを可視化する、といった内容です。また、金融サービスについても、特定の個人に提供しているファイナンスサービスがどのような影響を及ぼしているかを見える化するというようなニーズがあります。

今後の展望

大きく二つあります。
一つ目は、時代背景として、多くの企業が自社のパーパスやミッションを重要視し始めていると感じています。事業に意味や意義、社会性を求めることが前提となり、それを基に事業を立ち上げるケースが増えてきています。そうした中で、「本当にそのパーパスやミッションが実現されているのか」といった疑問が出てくると思います。たとえ規模が小さくても、企業のパーパスやミッションを体現するような事業に対しては、そうしたニーズが非常に高まると考えています。

二つ目は、ESG、特に環境の観点からネガティブと判断されがちな事業でも、顧客が存在する以上、基本的にポジティブなインパクトは創出しているという点です。すべてが黒か白かという単純な話ではないはずなのですが、社会性が見逃されてネガティブに見られてしまうことがあります。社会性の評価は多面的で複雑なものなので、それを可視化して検討することが、社会全体にとってプラスになると考えています。これは、「既存事業の中にも評価されるべき価値があることを正しく見極めていく」という文脈でも言えると思いますね。

こんな方に参画していただきたい

ーマインド面

まず、マインド面では、前例主義にとらわれず、それを覆すことに挑戦できる方です。「これまでこうだったからこうだよね」という考え方では、インパクト可視化の議論は進みません。固定観念を乗り越え、「どうすれば価値を生み出せるのか」を前向きに考えられる方、また、そのプロセスを楽しめる方に参画していただきたいですね。

事業化は簡単ではないので、社会課題や社会貢献に対して強い思いを持ち、それを仕事を通じて取り組んでいきたいと考える、ある程度理想主義的な方が適していると思います。

よく「理想としてはそうだよね、社会的に求められるよね」と言われることがありますが、価値を定義する際に「それが実際にいくらの価値を持つのか」や「本質的に得をするのは誰か」を突き詰めて考えると、まだ多くの仮説が重なっている段階だと思います。例えば、「人材採用に活用できます。」と言うためには「どのような訴求がどのような人に響き、それがなぜ変容を促すのか」といった具体的なロジックを作る必要があります。「インパクトだからこうなる」と説明するためには、実績を積み上げることが不可欠だと思います。

理想論だけではなく、現実的なマネタイズや説得力のある説明ができることも重要で、そのバランスを保つことが求められると思いますね。

ースキル面

スキル面では、まず、相手の理解を深め、その内容を構造化してポイントを整理し、全体像を把握した上で重要な論点を見極めることができる方を求めています。そして、その上で目的を擦り合わせてスケジュールを組み、プロジェクトをマネジメントする能力が必要です。

端的に言えば、事業開発を進める際に営業活動を行いながら、「あなた方のインパクトはこうですよね」と話しつつ、実際に目指す事業でどのような結果が生まれているのかを把握し、相手の話を聞きながら構造化した上で「このインパクトを可視化すれば、この目的が達成されます」といった提案ができる方が理想です。

このようなスキルセットは、コンサルティング業界で活躍されていた方はもちろん、まだフレームワークが確立していないため、それを一緒に作り上げていくことが求められると言う意味では、スタートアップで無形商材を作りながら営業してきた方などにもご活躍いただけるのではないかと思います。

データの定義や収集、分析、レポート作成に関しては経験がない方もいると思います。その点については、分業体制を整え、レポート作成の手法やフレームワークの策定を共に進めていく予定です。

皆様からのご応募、お待ちしております!

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事業開発|社会課題解決に向けた、インパクト可視化事業
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