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株式会社Doooxのカルチャーの根幹をなす、「個の挑戦」を尊重する働き方。その先進的な組織思想は、これからのキャリアを考える上で大きな示唆を与えてくれます。今回は、このユニークな働き方がどのようにして生まれ、どのような制度や環境によって支えられ、そしてどこへ向かっているのか、その全貌に迫りました。
――今回はDoooxの社員の皆さんの働き方や、その制度について詳しくお話を伺いたいと思います。まず、Doooxが目指す「理想の働き方」とはどのようなものでしょうか。
目指したい環境としては、やはり「Do」できる環境です。前向きにチャレンジをしたり、新しいことに挑戦していく、そういった人たちがとにかく働きやすかったり、一歩を踏み出しやすい環境を目指しています。
過去に私が経験した大企業では、その性質上、組織運営をスムーズをするためには仕方がないと思うのですが、どうしても部門や担当の役割が明確に決められていて、そこから外れたことをすると軋轢が起きるような環境でした。しかし、本来は「これをやってみたい」という個人のエネルギーが一番高い状態こそ、組織にとっても良い影響をもたらします。Doooxでは、自ら「手を挙げる」そして「責任を持ってやり切る」という意志さえあれば、誰でもあらゆることに挑戦できる組織を目指しています。人数が増えても、この自由な挑戦を可能にする体制は大切にしていきたいです。
「報酬」は給与だけではない。3つの要素からなる「Doooxの報酬」
――社員一人ひとりの「挑戦」を後押しする環境づくりに注力されているのですね。その挑戦意欲をさらに引き出すためには、適切な評価や報酬制度が不可欠だと思います。Doooxでは、社員の貢献をどのように「報酬」として還元しているのでしょうか?
報酬には3つの要素があると考えています。一つはいわゆる「待遇」が意味するところの主に金銭的な報酬。そして二つ目は「成長曲線」。やればやるほど成長の機会が得られること。最後に「権限」で、自分のやりたいことがより広くできるようになることです。Doooxでは、この3つを全て含めて「報酬」と定義しています。
前のめりな挑戦を重ねていった人には、この3つの報酬がすべて積み重なっていく仕組みを目指しています。つまり、挑戦の数だけ成長の機会や権限、そしてそれに伴う待遇が得られるというサイクルです。
――報酬の定義そのものが、社員の成長や挑戦と直結しているのですね。昨今では働き方も多様化していますが、Doooxではチームで集まって働くことを重視されています。その背景にはどのような意図があるのでしょうか?
今AIの進化もありますが、人がやるべきことは3つだと思っています。一つは、これまでの常識にとらわれず、自分なりの考えや意見に基づいた方向性や判断指標を持つこと。二つ目は、他者を巻き込みながら物事を前に進めるコミュニケーション力。そして三つ目は、様々な人や情報を巻き込んで一つの物事をプロデュースする力です。
この3つの力が必要だと思っていて、逆に言うとこれからの時代は、この3つ以外はAIをはじめとした様々なテクノロジーがやってくれるのではないかと思っています。また、1人でできることは限られますが、チームになった時に可能性が無限になります。ですから、我々の環境としては、AIにはできない人間ならではの仕事を、みんなで会社に集まりチームで取り組む文化を大切にしています。
「全員で創る」ためのボーダーレスな組織体制
――人が生み出した価値を、チームでの議論や連携を通じて高めていくということですね。その思想は組織のあり方にも反映されていそうですが、一般的な企業と比べて、Doooxの組織体制にはどのような特徴がありますか?
Doooxではあえて細かく部署とか組織形態を分けておらず、職種や部門の枠にとらわれずに自分が「必要だ」と思ったことや「これをやってみたい」と思ったことをすぐに試せる状態にしています。挑戦したいことに向かって一番エネルギーが高い状態で行動を起こすことは組織にとってもすごく良いことだと考えているからです。
AIとグローバルを前提としたDoooxの未来
――役職や部門に縛られず、一人ひとりの意欲が事業を動かす原動力になっているのですね。最後に、Doooxが描く今後の展望についてお聞かせください。これからの社会の変化を捉え、組織や働き方はどのように進化していくのでしょうか?
AIの技術を取り入れていくのは必要不可欠だと考えています。この2〜3年以内に、AIは、今のパソコンのような立ち位置になると思いますし、これらの技術をどう上手く活かして事業を作っていくか、組織を作っていくかが前提になっていくでしょう。
そしてもう1つは、やはりグローバルというキーワードです。日本の企業、日本の人が、「日本を代表して世界に価値を発揮するんだ」という前提でビジネスをやっていかなければ、なかなか今の日本の置かれてる状況は、前には向いていかないんじゃないかなと考えています。一方、日本には相当のポテンシャルがあると信じているので、その価値を世界に届けることで日本が活性化すると考えています。そのため、このグローバル、特にDoooxはまずは日本の方々が興味があるがなかなか取り組めていない「インド」に注力をして、グローバルに働くことを、もっともっとスタンダードにしていきたいと思っています。
編集後記
Doooxは個人の挑戦を何よりも尊重する社風です。「手を挙げれば、何でもできる」という言葉の裏には、社員一人ひとりが自らの意思でキャリアを切り拓き、成長していくことを心から願う、社長の強い想いがあります。
「成長の機会」と「権限」を報酬と捉える独自の考え方や、AI時代に人間が磨くべき3つの力という明確な指針は、Doooxが未来を見据えていかに組織を設計しているかを示しています。
グローバルな舞台で活躍したい方、自身の成長を追求したい方にとって、Doooxはまさに理想の環境かもしれません。日本の枠を超えて世界で勝負したいという熱い想いを抱いている方には、特にDoooxの門を叩いてみてほしいと感じました。これからのDoooxが、日本、そして世界でどのような価値を創出していくのか、非常に楽しみです!