こんにちは。プラス・ピボット代表の山本です。
うちの会社では、すべてのオフィスで1円単位の収支を公開しています。
各責任者が“プチ経営者”として運営するスタイルです。
まるで「自分の城」を持っているような感覚ですね。
こういう環境で働いていると、自然と考える場面が増えてきます。
「経営者やリーダーに向いているのは、どんな人なんだろう?」と。
最近は、自分より若い経営者やリーダーと会う機会も多くなりました。
素直に「すごいな」と思う人もいれば、「ちょっと物足りない」と感じる人もいる。
――とはいえ、「じゃあお前は何者だ」というツッコミは、ひとまず置いておきましょう。
今回は、僕がこれまで尊敬してきたリーダーに共通していた3つの資質について話してみます。
1. 欲望があるか?
「世の中の役に立ちたい」とか「社会課題を解決したい」とか。
それも立派な動機です。
でも、その前に必要なのは、もっと人間くさい“欲”だと思っています。
- 有名になりたい
- モテたい
- お金持ちになりたい
最初のきっかけは、このくらい単純でいい。
むしろ、それくらい燃えるような欲がないと、走り続けるエネルギーは湧いてこない。
経営やリーダーシップは、想像以上に予測不能なことばかりです。
だからこそ、「どうしても叶えたい」という衝動がないと踏ん張れない。
この“欲望”がエンジンになるんです。
2. モラルがあるか?
欲望だけでは危うい。
そこで必要なのがモラルです。
欲望がエンジンなら、モラルはハンドル。
そのエネルギーを正しい方向に向かわせる役割ですね。
若手リーダーを見ていても、モラルを持っている人ほど信頼を集めています。
ただ、モラルだけの「いい人」では足りません。
順番で言えば、まず欲望。その次にモラル。
「お金じゃないんです」という人より、「とにかく結果を出したい」という人のほうが、信じられるケースも多いんです。
3. 人を好きになれるか?
3つ目は人を好きになる力。
これはリーダーの“器の大きさ”にも直結します。
「あの人の周りには自然と人が集まるよね」というタイプの経営者は、たいてい先に相手を好きになっている。
だからこそ、相手も応えてくれるんです。
- この人のために何かしたい
- この人の成長を見届けたい
そういう気持ちを自然に持てる人の周りには、人が残ります。
そして、そういう人が率いる組織は強くなる。
「原体験がない」と悩む前に、欲望を見つめよう
最近よく聞くのが、「起業には原体験が必要」という話です。
確かに、親の離婚や田舎での不便な暮らし、貧しい過去などは力になります。
でも、それが必須だとは思いません。
むしろ、「原体験がないから」と挑戦を諦める人が多すぎる。
- 「普通の家庭で育ったから天才にはなれない」
- 「語れる物語がない」
そんな理由でやめてしまうのは、もったいないと思います。
大事なのは、日常の中で感じた違和感や悔しさを出発点に行動すること。
原体験なんて、あとから意味づけすればいい。
先に動くべきなのは、自分の中の欲望です。
欲望を試せる場所、それがプラスピボット
プラスピボットでは、「プチ経営」という形で全員がオフィス単位の収支を見て、自分の頭で考えて動きます。
ただ作業をこなすのではなく、意思決定をする立場として動ける環境です。
欲望を持っていい。
でも、モラルは忘れない。
そして、人を好きになって仲間を集める。
そんなリーダーが増えていく組織にしていきたいと思っています。
こんな人に来てほしい
- 頭で考えるより、まず動ける人
- 欲望にフタをせず、正直に向き合える人
- 「自分の人生を、自分で動かしたい」と思っている人
「原体験がないから…」と迷っているなら、むしろ来てほしい。
あなたの原体験は、これからつくればいいんです。
そのはじまりを、僕たちと一緒にスタートしませんか?