自分がいたことで組織が少し良くなった。
そう感じられる瞬間をつくっていきたい ──
そう話すのは、インターンとして活躍する都築さん。
入社当初は、ISSUEで求められる水準の高さに圧倒されました。それでも、一つひとつの指摘に真摯に向き合い、「一度言われたことは必ず直す」という姿勢で着実に成長を重ね、今では自らプロジェクトを主導し、他のメンバーの育成にも携わる存在となっています。
ISSUEでのインターンを通じて、都築さんがどのような学びを得たのかを伺いました。
「せっかく働くなら将来につながる経験をしたい」とISSUEへ
─── 就職活動では、どの企業を選ばれたのですか?
ドリームインキュベータ(DI)を選びました。もともと新規事業に興味があり、就職活動ではコンサル業界を中心に見ていました。DIに惹かれたのは、同社が「社会を変える事業創造」という理念を掲げているからです。
自分は恵まれた環境で育ってきた自覚があります。マイケル・サンデルの『実力も運のうち』を読んで以来、努力だけでなく環境の影響も大きいと感じるようになり、社会に何かを還元したい思いが強くなりました。そうした価値観と、社会に良いインパクトを本気で与えようとするDIの姿勢が重なったことが、入社を決めた理由です。
── なぜISSUEのインターンに応募されたのですか?
それまでは人材系企業でテレアポやインサイドセールスのインターンをしていましたが、「将来の職業に直接的に活きるスキルをつけたい」と思い、新しいインターン先を探していました。
そこで新規事業やコンサル領域の長期インターンを探していたところ、ISSUEを見つけました。事業開発案件が多く、自分の興味と直結していると感じ、すぐに応募しました。
── 面接や選考の際に印象に残っていることはありますか?
印象的だったのは、人柄を重視していることです。面談の際にOGの方に「選考ではどのような点を見ているのか」と伺ったところ、「ISSUEではスキルよりも『いいやつかどうか』という人間性を重視している」と教えていただきました。実際に入ってみても、本当に「いいやつ」が多いと感じています。
今、どんな業務を任されてる?
── インターン前と実際に働いてみて感じたギャップはありますか?
求められる水準の高さです。これまでも他社でのインターン経験があり、大学では複数のサークルの代表を務めたり、飲食店や塾でアルバイトをしたりと、人をまとめる経験もしてきました。そのため、「自分は割とできる方だ」と思っていたんです。
しかしISSUEに入ってみると、それまでの自分よりはるかに高い基準が求められ、まったく通用しませんでした。資料の完成度、コミュニケーションの細やかさ、スケジュール管理や報告の作法まで徹底されていて、「社会人の壁って、こんなに高いんだ」と痛感しました。
── どうやってその水準まで成長させたのですか?
最初はもう、なんとか食らいついていくので精一杯で、正直たくさん怒られました(笑)。でも、水野さんをはじめ、先輩方の求める水準がとても高く、「このレベルでやり切れれば、社会に出ても通用する」と思えました。厳しい分だけ学びが多く、間違いなく鍛えられる環境だと思います。
── 現在、どのような業務を担当していますか?
現在は、主に2社のプロジェクトに携わっています。
1社目の案件では、新規事業の実行段階にあり、主にリサーチを担当しています。ネット上に公開されている情報を収集・整理し、レポートとしてまとめるデスクトップリサーチだけでなく、エキスパートインタビューの設計や、今後の方向性を提案する場面もあり、上流工程にも関わっています。
一方、2社目の案件は、新規事業の立ち上げ前の段階です。複数のテーマ候補の中から「どの領域に進むべきか」を検討するため、膨大なリサーチを行います。約3週間かけて調べ上げた内容をまとめて、5〜7名のクライアントを前に80分間のプレゼンを実施することも。プレッシャーは大きいですが、学びの多い貴重な経験です。
─── 入社当初と今では、任される仕事にどのような変化がありましたか?
まず大きな変化は、育成を任されるようになったことです。最近は自分より後に入社したメンバーと一緒にプロジェクトに入ることが多く、サポートする場面が増えました。ただ、育成に時間をかけすぎると自分のプロジェクトの進行が遅れてしまうため、バランスを取りながら、メンバーの成長も支えるマネージャー的な立ち回りを意識するようになりました。
また、自分主導でのデリバリーが増えたことも大きな変化です。入社当初は、水野さん主体でのデリバリーが多かったのですが、今では「もう君に任せますね」と言ってもらえるようになり、プロジェクトを自分で進める機会が増えました。責任とやりがいを感じます。
そして今は、「自分の介在価値」をISSUEの中でどんどん発揮していきたいと思っています。例えば、自分のフィードバックで誰かの動きが良くなったり、採用活動でリファラルとして関わったことでチームにプラスの影響が生まれたり。「自分がいたことで組織が少し良くなった」と感じられる瞬間を意識的につくっていきたいです。
もらったフィードバックは必ず吸収して、成長につなげる!
── 一番大変だった経験を教えてください。
一番大変だったのは入社したばかりの3月頃です。当時はISSUEの長期インターンに加えて、研究室の活動、さらに就活支援サービス「エンカレッジ」でメンターとしても活動していました。「三足のわらじ」状態になってしまっていて、その時期はどれも中途半端になってしまい、クオリティも下がって、いろんなところから指摘を受けるという状況でした。
ただ、その経験を通じて、自分のやりたいこととやるべきことをどうすり合わせるかを考えるようになりました。時間やエネルギーの使い方を意識的に見直し、「今はISSUEにしっかりコミットする」と優先順位を明確にできるようになってからは、うまくいくようになりました。
─── 特に印象に残っている案件はありますか?
最初に配属された大手通信系企業の案件です。スキルも経験もない状態での参加だったため、多くの方の手を煩わせてしまって、精神的にもかなり大変でした。特に印象に残っているのは、納品の2日前になっても資料がまったく完成しておらず、社外の方も含めて夜通しスライドを仕上げたことです。今でも忘れられない案件です。
この経験を通じて、「もっとスキルをつけなければ」「次は同じ失敗を繰り返さないようにしよう」という意識が強まり、自分の成長につながる大きな転機になりました。
最初に分からないのは当然だと思いますが、一度指摘されたことを修正しないのは怠慢だと思っていて。フィードバックいただいたことは必ず吸収し、次に生かすように意識しています。
─── 都築さんは、素直で内省力が高いからこそ、成長スピードが早い印象があります。
もともと素直な性格なんです(笑)。せっかく指摘してもらえるなら、それを成長の機会にしたいと思っています。
内省についても、もともと考えることが好きで、本を読みながら頭の中で整理することが多いです。仕事の振り返りは習慣として続けていて、以前よりも思考が深まった実感があります。
また、いくつかの組織に所属しているので、ISSUEで得た学びを別の環境で実践したり、逆に別の環境での気づきをISSUEで活かしたりと、自然にフィードバックの循環ができているんだと思います。
─── 大学や他の経験では得られなかった、ISSUEならではの学びはありますか?
まず、ハードスキルが圧倒的に身につきました。Excelの実務的な使い方や、PowerPointでの「伝わる見せ方」など、学校や他の組織では体系的に教えてもらえない部分をしっかり学べました。特に、OBの方との1on1や、パワポプラクティス(実在資料の模写→フィードバック)を通して、実践的に鍛えられました。
加えて、仕事に対する向き合い方やマインドの面も学びがありました。先ほどお伝えしたように、ISSUEは他の組織と比べても求める水準がすごく高いと思います。その分、自分も自然と基準が引き上げられました。
互いに高め合える環境で、プロのコンサルタントとしての基礎が磨かれる!![]()
── インターンの方の成長を支える仕組みについて教えてください。
水野さんがインターンOB・OGの業務委託メンバーと連携しながら、「どのようにインターンを育てていくか」というプロジェクトを設計してくれていて、私たちもその方針を理解したうえで動いています。現場では水野さんが全体を見つつ、OB・OGの方々がプレイヤーとして直接フィードバックをしてくれる体制です。
一方で、インターン同士の横のつながりも強いです。現在6名のインターンがいますが、「ここが分からない」と質問し合ったり、「このスライドもう少しこうした方がいいかも」と互いにレビューし合ったりと、自然と学び合う文化が根づいています。
── チームのカルチャーを一言で表すと?
「お互いに高め合うチーム」だと思います。みんな、プライベートと仕事でしっかり切り替えができていて、友達のような馴れ合いではなく、お互いをリスペクトしながら建設的にフィードバックし合える環境があると感じています。
「間違いを指摘する」って、プライベートではなかなか言いづらいことですが、ISSUEでは仕事の場で「チームのため」として率直に意見を伝え合える文化が根づいています。こうした雰囲気がISSUEらしさだと思います。
── このインターンの経験は、今後のキャリアでどのように役立ちそうですか?
社会人としてのスタートダッシュを切るうえで、大きな経験になると思っています。ISSUEでは、求められる水準が内定先の上司レベル、あるいはそれ以上に高いと感じることもあり、この環境で鍛えられたことが大きな自信につながっています。
「どうすれば相手の期待を超えられるか」という感覚を、実践を通して身につけられたのは、今後のキャリアにおいても大きな財産になると思います。
── インターンを検討している学生に伝えたいことは?
間違いなく成長できる環境だと思います。どのサークルや研究室、アルバイト先と比べても、ISSUEでは求められる水準が圧倒的に高いです。その分大変なこともありますが、しっかり食らいついていけば、内定先でも必ず好調なスタートを切れるはずです。
将来コンサル業界で働きたい人には、これ以上ない環境だと思います。ぜひ一緒に働きましょう!