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海外の子どもたち同士が交流するイベントの企画運営【お仕事レポ:海外事業推進室】

12月17日、第19回「すらら デジタル算数コンテスト」を開催!!

「おはようございまーす!」「スバ ウダーサナック ウェワー!」「スラマッ パギ!」「Good Morning!!」実在する教室に子どもたちがワイワイ元気に登校してきているかのうように、オンラインに参加してきます。「今日も楽しい一日がはじまるぞー!!」と、スタッフの私たちもワクワクしてきます。

時差、言語、習慣の違いがあっても楽しめるイベントを

12月17日(土)日本時間の11時から開催された「すらら デジタル算数コンテスト」は、海外事業推進室のメンバーが全員で毎年企画運営しているイベントです。この日は、表彰式とお楽しみイベントを予定していました。スリランカ、インドネシア、インド、日本の子どもたち約140人が参加。各国の指導者たちも運営に参加しています。

海外では「すらら」の海外向け算数コンテンツ「Surala Ninja!」で算数を学ぶ子どもたちがいます。途上国では、計算を指折り数えている子どもたちが少なくありません。「Surala Ninja!」で四則演算ができるようになるだけでも、「自分はできる!」「勉強って楽しい!」という自信と自己肯定感を積み重ね、将来への選択肢が広がり、貧困のスパイラルを断ち切ることにつなげることが可能になると考えています。

そんな海外の子どもたちが1年に1回、同じ「Surala Ninja!」で学ぶ仲間同士で力試しをするイベントが「すらら デジタル算数コンテスト」。参加を楽しみにしている子どもたちが、年々増加しています。

海外事業推進室のメンバーは、現地の指導者たちと密に連携を取り、イベントの準備をしてきました。今回主幹の佐藤萌美は「今回のDMCでは新しく『スポンサーの獲得』と『日本人生徒様の誘致』に取り組みました。どちらも初めての試みで試行錯誤を繰り返しながらでしたが、次回に繋がる初めの一歩になったのではないかと思います。4カ国をまとめてひとつのイベントを作り上げるのはとても大変でしたが、子どもたちの頑張る姿や喜ぶ姿を見ると、『やって良かったな』と感じる瞬間がたくさんありました。今後も多くの子どもたちが“きっかけのひとつ”になるようなイベント作りが出来ればと思います」と、大変な中でもこのイベントのやりがいを語ります。

当たり前ですが、打ち合わせも本番も全部英語です

イベント当日は、イベント前に最終の打ち合わせをメンバー全員で行います。特に、イベントの中で全員が楽しめるゲームのルールと内容を確認します。もちろん、全部英語です。

私も手伝いに参加しましたが、とにかくすべて英語で何を言っているか聞き取ろうと全精神を集中させました(笑)。英語でいろいろな国の人と話ができるのって素敵!と改めて感じました。

お互いの国の習慣や言葉を楽しみながら学ぶ

話を戻して、イベントでは、海外メンバーとインドネシア在住のアーティストの加藤ひろあきさんがMCを務め、盛り上げながら会を進行していきます。


まずは、参加国のそれぞれの習慣を紹介。「日本ではランドセルというのがあって」「スリランカでは公立の小学校でみんな制服です」「最も人気なスポーツはクリケット。5日間かけて試合をする」などなど、自分たちと同じ年代でも国が違えばこんなにも習慣も違うのかと発見だらけです。

その後は、「Hayate Says・・」ゲーム。体の部位を各国の言葉で覚えます。「Hayate Says “あたま”」と言ったら3秒後自分の頭を指さします。「“あたま”」だけだったら動いてはいけません。要は、「Hayate Says」のあとに言った体の部位を指さすゲーム。各国のメンバーが自分の国の言葉で体の各部位を言います。

これがどうして、なかなか難しい(のは私だけ?)💦

私が出題者になった時「Hayate Says “みみ”」と言いながら耳を引っ張ってしまい、みんな大笑い。子どもたちも「もう答えちゃってるよー」とでもいってたのでしょうか。でも、そんな和気あいあいなホンワカした雰囲気でゲームの時間が過ぎていきました。

役に立たない助っ人のことも含め、海外チームメンバーは滞りなく進行管理をしてくれました。

そして何より、現地メンバーとすららの海外チームメンバーの日ごろからのリレーションの良さを感じました。国や言語が違っていても同じ目的に向かっていると、ちゃんと意思疎通もできるし、楽しく仕事ができることを教えてもらいました。

子どもたちの笑顔で達成感を味わう

ゲームで楽しんだ後は、表彰式です。実は、私もマス計算を試してみたのですが、16マスでも1回目は間違いがありました。100マスを足し算、引き算、かけ算、割り4つの合計時間と正解率で競うのが、最上位のアワードです。優勝者はなんと、正解率100%、平均1分14秒と、驚愕の成績です!!!

どれほど練習したことでしょう。それがどんなに素晴らしい成績か、自分たちも実践しているからこそ理解できるし、素直に称えることができるのだと思います。

このイベントに参加した子どもたちは、その子なりに自信をもてたことだと思います。だれもが満面の笑顔で最後の記念撮影をします。メンバーたちは「この笑顔を見ると本当に嬉しくなります。『Surala Ninja!』を利用している国々は、日本に比べたら治安も悪いし、教育環境やライフラインも万全ではありません。それでも教育の機会はすべての子どもに平等にあるもの。その実現を私たちは日々支援しています。経済格差や地域格差による教育格差をなくしたい。貧困のスパイラルを断ち切りたい。そんな想いで日々業務に取り組んでいます。大変なこともたくさんあります。しかし、このイベント中やイベント最後の子どもたちの笑顔を見ると達成感を感じます。これからもこの子たちやその家族も含めて、より良い生活ができるよう支援していこう、と思うのです」と語ります。

イベントを毎年毎年企画運営している海外事業推進室のメンバーたちは、イベントも含めたすららネットでの海外業務に誇りをもって取り組んでいます

発展途上国の子どもたちが必ず将来役に立つ学びの機会を提供するーーそれが海外事業推進室のミッション

今回のイベントの企画運営は、海外事業推進室の業務のほんの一部です。普段は途上国の十分な教育環境が整わない状況下で、少しでも子どもたちに質の高い学びの機会を提供するために、学校や学習塾、NGOなどさまざまな機関の協力を得て、「Surala Ninja!」を通じた学びの機会を提供する場所作りや、現地の女性をファシリテーターとして育成するなど、多岐にわたる活動に取り組んでいます。少しでも計算ができるようになれば、それが自信につながり、自己効力感が醸成され様々なことにチャレンジできるようになるでしょう。なりたい職業への希望が持てるようになり、それに向かってさらにがんばることができるようになるでしょう。それこそが、必ず将来役に立つ学びのひとつだと考えています。その機会を提供することが、海外事業推進室のミッションなのです。


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