前編では、井上が学生時代から人事・組織領域に携わるようになったきっかけや、事業会社での経験を経て、「自分で100%責任を背負って、勝負したい」とZoth Consultingの創業を決めるまでの道のりについて語りました。
後編では、そんな井上がZothを通じて実現したいことにフォーカス。なぜ「人」に向き合うのか。なぜ人材紹介と組織コンサルティングの両方に取り組むのか。そして、Zothがこれからどんな組織、社会を目指していくのか。
創業者・井上侑弥が描く、Zothの現在地とこれからについて聞きました。
「人」と「組織」の可能性を最大化する。Zothが目指す世界
―まず、改めて「Zoth Consultingとはどんな会社なのか」を教えてください。
井上:人と組織の可能性を最大化する会社です。
僕らは、組織や会社そのものを顧客として捉えているというより、その組織をつくっている「人」にフォーカスしているんです。会社は人の集合体で、社会は会社の集合体。
だから、一人ひとりが大きく変われば変わるほど、組織へのインパクトも大きくなるし、結果として社会へのインパクトにもつながっていくと思っています。
今は人材紹介と組織コンサルティングをやっていますが、どちらも最終的に向き合っているのは「人」。経営者も求職者も、自分自身と向き合って、変化する。
その両方が重なったときに、初めて良い組織が生まれると思っています。
―なぜ、そこまで「人」にフォーカスするのでしょうか?
井上:今って、多様性とか情報化とか、いろいろな意味で便利な世の中になっていますよね。一方で、日本の平均年収がなかなか上がらなかったり、GDPでも他国に抜かれていったりする。最低賃金は上がっているのに、平均年収がそれに比例して上がっていない。
それはなぜでしょうか。
私は、一つのことを本気でやり抜くことや、自分自身にしっかりベクトルを向けることが、少し薄れているんじゃないかと思っています。
だからこそ、まずは一人ひとりが自分自身に向き合うことが大事なんじゃないかと思っています。
―「自分自身にベクトルを向ける」というのは?
井上:今は、SNSを見れば、いろんな人のキャリアや成功事例、仕事のノウハウを知ることができますし、それ自体はすごくいいことです。
ただ、他人のスキルやテクニックを取り入れることが、「成長すること」になってしまっているケースもあると思うんです。
本当に大事なのは、まず自分自身を見ること。自分には何が足りないのか。何が必要なのか。自分が本当にやるべきことは何なのか。そこを見極めることだと思っています。
スキルや方法論に逃げるのではなく、自分自身の課題に向き合って、自分がやるべきことに集中し、それが結果的にその人の可能性を最大化することにつながると思っています。
僕は、個々人の生産性が最大化されれば、会社、つまり組織の生産性も上がるし、GDPも上がると本気で考えています。だから、まずは一人ひとりが自分の強みを活かせる環境をつくる。
社会を変えると言っても、結局は一人ひとりの人間から始まると思っているんです。
だから、「一人ひとりの成長が、組織を、社会を動かす」というVisionにしています。
Zothらしさをつくる、「熱量」と「真心」。一緒に働きたいのは「いい奴」
―「違和感を歓迎する」「下心より真心」「自分を誇れる選択」という価値観をよく口にしていますそれぞれにはどんな思いがありますか?
井上:
これは、僕たち自身への戒めであり、大切にしたいポリシーです。
「違和感を歓迎する」は、否定から入らないということ。何かに疑問や違和感を持ったときに、「それは違う」と終わらせるのではなく、まず肯定してみる。「なぜそう感じたんだろう」と考え、その疑問や違和感がイノベーションにつながると思っています。
「下心より真心」は、顧客に対して、自分たちの都合で考えないということ。自分たちが何を売りたいかではなく、顧客にとって本当に何が価値なのか、顧客視点で向き合えるようにするための言葉です。
そして「自分を誇れる選択」。プロとしてクライアントワークをする以上、目の前の仕事一つひとつで、人として悔いのない、誇れる選択をしたいんです。その選択を積み重ねていくことが、結果的に自分たちのバリューになると思っています。
―では、今のZothの最大の強みは何だと思いますか?
井上:一番は、コミット力です。企業に対しても、社員以上に自分ごととして捉える。必要なことは、例え耳が痛いことでも口酸っぱく社長に伝える。それらを言うだけではなく、実際に形にする。社外にいるけれど、社内にいる以上のパートナーになる。そこまでやるのが僕らの仕事だと思っています。
求職者様に対しても同じです。深いところまで何でも言えるパートナーに我々はなる。その人の人生に共感して、理解し、その人が自己実現を果たすために必要なことは何なのかを一緒に考える。
そこはすごく大事にしています。
あとは、熱量です!良い意味で、常に時代に逆行しているところもあると思います。効率化できるものは効率化する。でも、人に向き合うところは絶対に効率化しない。人との関わり方、温かさはこの時代だからこそ大事にしています。
そして、スピード感。完璧になるまで待つのではなく、まず動く。やってみて、違ったら変える。そのスピード感もZothの強みだと思います。
―Zothで働く魅力や、今のチームの雰囲気について教えてください。
井上:いやー面白い人が多いですよ!(笑) みんな本当にやり抜くし、コミット力が高い。人を扱う仕事だからこそ、人の気持ちにもすごく共感できる。そして、いい奴が多い。いい奴採用をしています。
仕事ができることは大前提で大事ですが、それ以上に人格にも重きを置いていて、明るくて、個性的で、人のことを考えられる。そういう人が集まっているから、社内はいつも明るいです。
仕事には本気だけど、ずっと堅苦しいわけじゃない。みんなくだらないことを言って笑ってるし、突然ボケたりするメンバーもいる。動物園みたいな感じです(笑)。
でも、やるときはやる。いいメンバーばかりです。
―これからZothが大きくなる中で、どんな人と一緒に働きたいですか?
井上:先ほどお伝えした人格に加え、「愛」を理解している人も大事にしたい価値観です。誰かに大切にされてきた経験がある人は、今度はそれを誰かに返すことができる。人の気持ちを理解して、周りに還元できると思うんです。
そう言った気持ちを持って対お客様、対社員に対しても接することができる人と働きたいですね。
変化し続けながら、日本の労働市場をぶち上げる
―Zothの中長期的な目標を教えてください。
井上:とにかく、でかくします。日本の労働市場を、ぶち上げます。
1期目で1.0〜1.2億出すことができたので、来期3.2億円、3年以内に5億円。そして、10年以内に100億円。かなり高い目標だと思います。でも、会社が大きくなれば、それだけ多くの経営者や求職者に影響を与えられますし、より多くの人の可能性を広げることができますよね。
僕たちがやりたいことを実現するためにも、会社として大きくなる必要があるんです。絶対にでかくして、日本の労働市場をぶち上げます。
―10年後のZothは、どんな会社になっていると思いますか?
井上:今のZothとは、全然違う会社になっていると思います。
事業も変わるだろうし、組織も変わる。今やっていることが、そのまま残っているとも限らないし、むしろ変化していくことが前提だと思っています。
ただ、根っこの部分は変わらない。人の可能性を最大化する。
人と組織の成長を通じて、社会を動かしていくことだけは変えずに、やり方はどんどん変えていく。今の正解に固執するつもりはありません。その時代、その環境、その人たちにとって必要なことを考えて、変化し続ける会社でありたいです。
―最後に、これからZothに興味を持ってくれる方、キャリアに悩んでいる方へメッセージをお願いします。
井上:Zothも、これからどんどん変わっていきます。仲間も増えるし、事業も変わるでしょう。これから整えていくことも山ほどありますので、その変化を一緒につくっていける人たちとぜひ出会えたら嬉しいです。
自分の人生に本気になって、自分を誇れる選択を積み重ねる。
そういう人たちと一緒に、Zothを大きくしていきたいと思っていますので、ぜひ興味を持ったらお話しできたらと思います!
