海と空のまち・葉山で語り合った “未来をつくる人たち” の36時間
神奈川・葉山。
波の音と海風が心地よく吹き抜ける一軒家に、iTANメンバーが続々集合。
朝9時。
「今日は、とことん未来の話をしよう。」
そんなワクワク感とともに、濃密すぎる36時間がはじまりました。
1st session──事業計画からスタート!“本気の対話”タイム
合宿最初のセッションは、1時間30分のガチ事業タイム。
前半45分は事業計画の大公開。
売上、コスト構造、目標、現状、チャレンジ…
iTANでは“全部オープンにする”のが当たり前なんです。
後半45分は質問ラッシュ!
「この目標の背景は?」
「来期伸ばすなら、この指標がキー?」
「それ、プロダクトとしてどう動くべき?」
立場なんて関係なし。
“気になることは全部聞く”スタイルで、どんどん深掘り。
このセッションが、後の長時間ディスカッションの土台づくりに。
全員が同じ地図を持つと、話は一気に深くなるんです。
2nd session──QAから始まった「品質って、結局なに?」6.5時間の激アツ議論
次のテーマは QA(品質保証)。
…と言っても、プロダクトに不具合がないかのチェックの話にとどまりません。
ここからが本番。
なんと 6時間半ぶっ続けで議論しました。
「私たちが言う“品質”ってそもそも何?」
「ユーザーが本当に大事にする体験って?」
「未来のスケールに耐える品質って?」
「“動く”と“満足”は全然違うよね?」
議論はどんどん広がっていき…
プロダクト、デザイン、エンジニアリング、サポート、業務改善 へと派生。
iTANのミッションである
“知恵を社会価値に変換し、地域をエンパワーする”
──そのための品質とは?まで語り合いました。
気づいたら6時間半。
でもみんなの表情は真剣で、楽しそうで、ちょっと誇らしげでした。
3rd session──サポート視点で“ユーザーに寄り添う”をアップデート
続いてサポート領域へ。
「困ったときに一番に頼られる存在になるには?」
「ユーザーとの接点にもっと価値を乗せるには?」
攻めのサポートにしたいと、力強く言ってくれるメンバーも。(笑)
セールス業務の一部としてやってきたカスタマーサポート/サクセスは、前期後半にようやく組織として向き合うことになったこと。ミッションや事業的な立ち位置から、そもそもサポートの定義を行うところから出発しています。
サポートのリアルから見える課題は、そのままプロダクト改善のヒント。
ここでも熱い議論が続きました。
4th session──開発チームが語る“技術の未来”3時間
開発セッションは濃密な3時間。 アーキテクチャと未来のロードマップの話になると、エンジニアたちの目の色が明らかに変わりました。
アクティブユーザー 100万人が安心して使える規模へ。
ただ話のスタートは意外にも「とはいえ、チームとしてはそもそも、プロダクトやチームに愛を持っていたいよね。たくさんのユーザーが使ってもらえて、その上でプロダクトに愛を持てる状態ってなんだろうか?」
それは単にWebサーバーを増やすだけの話には留まりません。
- 数万〜数十万件規模で発生する“”「クーポン配布」「PUSH通知」といった高負荷なバッチ処理“”
- ECSのオートスケーリング戦略
- そしてマルチテナント構造におけるデータ整合性の担保
エンジニアリングとしての「腕の見せ所」が山積しています。
- 大規模データのJob Queue処理、その最適解は?
- AWS ECSのオートスケーリングをより「賢く」制御するには?
- iSIN(新規開発)におけるドメイン駆動の可能性は?
- 半年後のトラフィック増を見据えた、DBスキーマの最適化とは?
- ビジネスの速度を落とさず、技術的負債を返済するリアーキテクチャ戦略
「この設計なら、ユーザーが倍になっても耐えられる」 「いまボトルネックになっているのは、このクエリだよね」
ホワイトボードには無数の構成図。 技術的な正解と、ビジネスとしての最適解をぶつけ合う。 そんな熱量で議論し続け、気づけば外は真っ暗になっていました。
A digression──買い出し→酒盛り→星空トーク
全セッションを終えたあとは、地元の名店 葉山旭屋牛肉店へ。
美味しい肉とお酒を買い込んで戻り、そのまま…酒盛りに突入!iTANは"美味い酒を飲もう"をValue に持っているので、頑張った自分たちを称賛し合い、共有する時間楽しむことはマストです。
議論の続きを語る人、将来の夢を語る人、人生観を語り合う人。
肩書きも役割も全部忘れて、素のままで話せる時間。
屋上に上がると、静かで視界に収まらない夜空。東京だと中々こんなには見れません。
夜空を肴に飲む酒は格別で、なんとなく寝っ転がる人がいたり、話すリズムも少しゆったりとして、流れる時間が少し遅かった気も。
──こんな瞬間が、チームを特別な存在にするんだと思います。
翌朝──葉山を感じる、自由な“余白時間”
翌朝は自由時間。
葉山の空気が心を静かに整えてくれて、
昨日の議論が自然と頭の中でまとまっていくような感覚でした。
Final session──デザインで“iTANらしさ”を整える
ラストはデザインセッション。
「iTANらしさって何だろう」
「iTANが向き合うユーザーに心地いい導線ってどう作る?」
「プロダクトの世界観を整えるには?」
私たちのデザインアウトプットは単にオシャレ、最新にすることではありません。地域ユーザーが使うからこそ、東京と比較すれば年齢も高い。その中ではあえて、常識的なデザインを否定することもあります。UI/UX/CXを考えることは、iSINの機能要件を形作ることであり、命を吹き込む仕事でもある重要な位置付けだからこそ、課題は山積しています。
これまでの議論の“答え合わせ”のような時間。
とても濃くて、有意義で、納得感のある締めくくりでした。
最後は人気店「魚佐」の海鮮ランチでフィニッシュ!
美味しい海の幸とともに、合宿は穏やかに幕を閉じました。
iTANは“未来を本気でつくりたい人”が集まる会社
今回の合宿ではっきりしたのは──
iTANは「仕事をこなす会社」じゃないということ。
事業の本質を語り、ユーザー体験を本気で考え、
そして仲間と一緒に成長していく会社。
主体性、誠実さ、熱量。
これを大事にできる人なら、きっとiTANで大きく羽ばたけます。
ありったけの熱量とエモさを一緒に楽しみましょ。
少しでも心が動いたら、気軽に声をかけてください。
一緒に壁をこえていける、そんなあなたを歓迎します。