「人生オールインキャリア」
こんにちは、株式会社IMOM人事本部 採用チーフの祖父江です。
今回は、僕自身がどのようなキャリアを歩んできたのかをお話ししつつ、株式会社IMOMという場所で皆さんと出会えることを楽しみにしています。
僕の人生を一言で表すなら——「オールイン」。
どんな舞台でも「本気」で挑むことで、見える景色が変わることを何度も経験してきました。時にはリスクも伴いますが、その分、得られるリターンは計り知れないものです。
そして自分の強みってなんだろうって考えた際に今までの経歴を思い浮かべて
では、そんな僕のキャリアのバックボーンを少しご紹介しましょう。
京都・祇園の夜から始まったキャリア
すべては立命館大学の1回生のとき。偶然のスカウトから始めたホストの仕事は、想像以上に奥深く、瞬く間にその世界に魅了されました。
とはいえ、ただお酒を提供するだけではNo.1にはなれません。大切なのは「お客様が本当に求めているものは何か?」を瞬時に察知し、期待以上の時間を提供すること。この経験を通じて、人の心を動かす「マインドコントロール」と「ブランディング」の重要性を学びました。
ちなみに、ホスト時代に書いた「女性を沼らせる方法」のNoteは年間300冊も売れました(笑)。
この頃から、SNSを活用したブランディングにも力を入れ、学生ながらにして同年代では想像できない収入を得るように。ホストを通じて得た「自分次第で人生は変えられる」という確信は、その後のキャリアの軸となりました。
半年後、さらなる挑戦を求めて次のステージへ。1年後のバースデーイベントを最後に、祇園の夜に別れを告げました。
祇園の夜の蝶🦋
ECサイトの立ち上げとWEBマーケティングとの出会い
夜の世界を卒業した僕が次に選んだのは、以前から興味を持っていたアパレル業界。ただ商品を売るだけでなく、工場の営業からマーケティング、顧客対応まで全工程を手掛けたいという思いから、ECプラットフォーム「BASE」を使って個人ブランドを立ち上げました。
ホスト時代に培ったSNS運用のノウハウを活かし、Instagramを中心にブランドの認知度を拡大。フォロワー数が増えるにつれて商品が自然と売れ、月ごとの売上は想定以上に。しかし、SNSだけでは新規顧客の獲得が難しいことに気づき、次に目を向けたのがWEB広告でした。
初めて広告を打ったときの衝撃は今でも忘れません。シンプルな設定でもこれまでリーチできなかった層に商品が届き、売上が再び上昇。ただ、広告運用の知識不足から効果は徐々に減少し、最終的には赤字に転じる前に事業を畳むことにしました。
この経験を通じて強く思ったのは、「もし広告をもっと上手く使えていたら、結果は違ったかもしれない」という悔しさ。これが、次のキャリアを決定づけるターニングポイントとなりました。
世界トップ企業への挑戦
広告への関心が高まる中、ふと頭をよぎったのは、「広告プラットフォームを作っている会社に入れば、その本質を直接学べるのでは?」というシンプルなアイデア。目指したのは、META社(旧Facebook)
もちろん、いきなりMETAの社員になるのは簡単ではありません。まずはMETAの広告事業を一部外注している外資系企業に挑戦し、テストに3回落ちるも、4回目でようやく合格。出向社員として広告運用の基礎を学び、日本の広告主や代理店のマーケティング支援に携わりました。
実績を積み重ねた結果、2023年度には日本マーケティング支援でMVPを獲得。
そしてついに、METAのプロジェクトマネージャーとして広告戦略の立案から運用、効果分析、チームの採用や育成まで幅広く担当することに。
2023年度年間MVP
少し余談ですが、マレーシアでの生活もなかなか魅力的でした。
プールとジム付きの家に住み、夜は屋台でご飯を食べ、週末は友達とパーティー三昧。年間休日は有給(AL)と病欠(SL)を合わせて約190日。飛行機代は片道無料だったので、ハワイやオーストラリア、東南アジア近辺への旅行も日常の一部でした✈️✨
マレーシアの自宅のプール
そして、IMOMへ
METAでの経験を経て、次に選んだのがIMOM。
正直、最初の面談では「キャリアのステップに使えればいいかな」と思っていたんですが、若山取締役からの事業内容の説明を聞くうちに「2026年の上場」という言葉がやはり一番の魅力でした。上場企業での経験は、キャリアにおいて大きな武器になると考えたからです。
次に面談したのは現上長の伊藤さん。
マレーシア時間で夕方17:00に始まった面談は、気づけば2時間半も続き、ビジネスモデルや人生について語り合う「対話」に。さらに驚いたのは、面接の場で飛んできた厳しいフィードバック。想定外の指摘でしたが、その厳しさが逆に「この会社で成長できる」という確信につながりました。
最終的な決め手となったのは、「会社と自分が共に成長できる環境」がここにあると感じたこと。採用という会社の未来を左右する重要な役割を任されることも大きな魅力でした。
IMOMでの挑戦
IMOMに入社してからは、まず長者町事業所で「就労継続支援B型」の現場を学ぶことからキャリアがスタートしました。
企業の成長において、人材は最も重要な資産です。そのため、事業計画を達成するためには、まず優秀な人材の母集団形成に注力する必要がありました。特に、エージェントとの関係構築は採用戦略の核となる部分であり、ここで培ったネットワークと信頼関係が、IMOMの成長を支える大きな武器になっています。
採用という領域の奥深さは、単に人材を確保するだけにとどまりません。そこには、CS(顧客満足)・営業・ブランディング・マーケティングといった多様な要素が絡み合っています。過去の経験から「人の心を動かすこと」や「ブランド価値を高めること」が採用にも応用できることを理解していたので、これまで培ったノウハウを活かしつつも、常にトライアンドエラーを繰り返しながら最適解を追求してきました。まさに「MVP戦略」のように、採用プロセスにおいても最小限の接点で候補者の可能性を見極め、効果的かつ迅速に成果を生み出すアプローチを積み重ねることで、より高い成果を実現しています。
そして、これらの経験は今や自分の最大の強みとなっています。それは、「本質を見極め、あらゆる角度からその強みを引き出す力」です。人事領域ではタレントマネジメントを通じて一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出し、事業領域においてはマーケティングの視点を活かし、従来とは異なる切り口からその強みを引き出すことで、より大きな成果につなげていきたいと考えています。
事業・労務・人材といった多様な領域を日々学びつつ、今後のIMOMでは人事の視点からトップラインを引き上げる「戦略的人事」を実現し、同時に、より直接的に成果を生み出す「圧倒的な攻めの戦略」という攻撃的な部分に渇望した自分がいるのでそこをそろそろ行っていきたいと考えています。
将来的には、事業部と連携し、採用を通じて組織全体にビジネスインパクトをもたらす体制を築いていきたいと考えています。
個人の裁量が大きい環境だからこそ、スケジュール管理や採用プロセスの調整などは自らが主体となって行う必要がありますが、その分、上長からの定期的なフィードバックによって自分のアプローチを常にブラッシュアップできるのもIMOMならではのサポートだと感じています。
また、社内には高いプロ意識を持つ仲間が多く、日々のコミュニケーションもフラットでオープンな関係性が築かれています。ちなみに、プライベートではお酒やシーシャを楽しみながら語り合う時間が大好きなので、もし一緒に働くことになったらぜひ気軽に誘ってください(笑)。