はじめに
こんにちは、リベル株式会社で採用担当をしている植村(うえむら)です。
今回は、リベルの「ロードマップ」について、代表の吉本(よしもと)にじっくり話を聞いてみました。正直、このマップを初めて見たとき、これほど明確に未来を描いている会社は珍しいと感じました。
きれいな言葉だけでなく、
・どうやって会社を育てていくのか
・どんな未来を見ているのか
が具体的に描かれていて、読んでいてワクワクしたんです。
とはいえ、どんな想いで作ったのかまでは知らない社員も多いはず。
そこで今回は、わたし、植村が聞き手として、ロードマップ誕生の背景と、その先にあるリベルの未来について伺いました。
LIBERのロードマップ
──ロードマップをつくった理由
植村:ロードマップを見たときに、事業だけじゃなくて「人」「文化」の話も多いなと感じました。どんなきっかけで作ろうと思われたんですか?
吉本:社員が増え、同じ方向を見続けるのが難しくなってきたのがきっかけです。全員で共有できる道しるべを作る必要があると感じました。
このロードマップは、数値目標ではなく「どう生きるか」を描いたもの。たとえば、「感謝」「感動」「共育」という3つのCore Valueを掲げていますが、これは理念じゃなくて “行動の基準” 。これは3つが会社の軸になってほしいと思って、ロードマップを作る前からみんなに伝えてきたことでもありますね。
植村:だからビジョンだけじゃなくて、6つの戦略ステップまで明確に書かれているんですね。読んでいて「今、自分がどのフェーズで何を担ってるか」がすごくわかりやすかったです。
吉本:そう言ってもらえるのは嬉しいです。ロードマップって経営資料に見えがちだけど、僕にとっては “意思共有の地図” なんです。全員が同じ方向を見ながら、それぞれの持ち場で力を発揮できるようにしたかった……特に、若いメンバーが「自分もこの会社を作ってる一人なんだ」って思えるように。
──世界に誇れる文化を守る
植村:まずはMISSION「ニッポンのモノづくりを支援する。」この言葉、短いけどすごく力強いですよね。どんな想いが込められているんですか?
吉本:日本のモノづくりって、昔から世界に誇れる文化だと思います。丁寧さや誠実さ、技術への探究心――それは今も現場の一人ひとりに受け継がれています。ただ、その力を出し切れていない環境もまだあるんですよ。
だからこそ僕らは、もっと発揮できるように、もっと誇れるように、現場の力を最大限に引き上げる存在じゃないといけません。単なる「人材」という労働力の派遣じゃなく、現場と一緒に考え、動き、成果をつくる技術の派遣をしたいんです。
植村:「支援する」というより、「共に成長する」に近い感覚でしょうか。
吉本:そうだね。「ニッポンのモノづくりを支援する」と言っていますが、実は「守る」「育てる」「進化させる」という意味も含まれています。モノづくりって技術だけじゃなく、人の誇りや文化の結晶でもあります。それを絶やさないために、リベルは存在していると思ってます。
僕らが向き合っているのは“人”そのもの。現場にいる一人ひとりが誇りを持って働けるように、企業と人の間をつなぎ、支える――それが「ニッポンのモノづくりを支援する。」という言葉に込めた想いです。
── “誰のまねでもないアウトソーシング” という挑戦
植村:“ありそうでなかった人材サービスで、誰のまねでもないアウトソーシングを。”
この一文、初めて見たときワクワクしました。
吉本:嬉しいですね!この言葉には、リベルの「独立」と「挑戦」の精神が詰まっています。世の中の多くの人材会社は、どうしても似た仕組みになりがち。でも僕らは、既存のやり方に縛られず、「お客様に本当に必要な仕組み」を自分たちで作りたい。それが “誰のまねでもない” という表現につながっているんです。
植村:たしかに、“誰のまねでもないアウトソーシング” という言葉、すごく印象的ですよね。まずは、この一文に込めた想いを教えてください。
吉本:人材業界って、どうしても似たようなサービスが多いんです。でも、僕たちはその型にはまらない存在でありたいと思っています。人を単に派遣するんじゃなくて、現場の課題を一緒に解決していく。たとえば製造現場であれば、採用・教育・定着までトータルでサポートする。お客様の「人が足りない」を解決するだけじゃなく、「組織が強くなる仕組み」を作るのが、僕らの役割です。
“誰のまねでもない” っていうのは、リベルらしさの表現。どこかの真似をしても、心に響く価値は生まれないと思っています。
──“共育”に込めた想い
植村:ロードマップの中で、個人的に好きなのがCore Valueの部分です。“教育”じゃなくて“共育”という言葉を使っているのが印象的ですよね。これはどういう意味なんでしょう?
吉本:僕の中では「育てる」より「一緒に育つ」方がしっくりくるんですよね。会社って、社長が引っ張るだけじゃ続きません。社員も会社も、一緒に成長していくものなんです。リベルでは、若手の意見がどんどん出てくるし、それが新しい事業につながることもあります。だからこそ、上司だから、社長だから、という垣根をつくらずに、誰でも発信できる会社にしたいと思ってますね。
「教える、教えられる。」じゃなく、「一緒に気づく」。それがリベルの “共育” です。
──リベルを支える6本の柱
植村:ロードマップには「6つの戦略」も書かれていますよね。これは会社の成長を支えるための「柱」だと伺いました。
吉本:そうだね。どれも、リベルがモノづくりを支援する会社であり続けるための土台のために必要なことになってますよ。
まずは現場を任せられる管理者を育てること。人を支える人がいないと、現場は強くならなりません。次に、提案型の営業でお客様の課題に踏み込んでいくこと。「人を送る」じゃなく、「成果を一緒につくる」関係を目指します。そして、採用と教育の仕組みづくり。リベルの理念に共感してくれる仲間を、自分たちの手で迎え、育てたい。
どれか一つ欠けても、リベルという会社の形が崩れてしまうんです。
植村:なるほど。人を「動かす」より、人を「育てていく」会社という感じですね。
吉本:その通りです。中小企業へのコンサル支援や設計・開発分野への挑戦も、その延長線上にあります。人事評価制度も、努力や技術をきちんと見える形にして、「この会社で働いてよかった」と思える環境をつくっていきます。
6つの戦略は、どれも仕組みじゃなく「想いの実践」なんですよ。
──ロードマップが目指すもの
植村:最後に、このロードマップはリベルにとって、どんな存在ですか?
吉本:「会社と社員をつなぐ地図」です。経営層だけが未来を見ていても意味がありません。全員が「この地図のどこに自分がいるか」を知ることで、同じ方向に進めることができて、モチベーションも上がると思います。
僕は、この地図の上で同じ方向を向いて進んだ先に、社員が誇れる会社であり続けることを目指しています。人材サービスは人の人生に関わる仕事。だからこそ、ここで働く僕ら自身が誇りを持てるようになってほしい。ロードマップには、そんな想いを込めています。
おわりに
話を聞いて感じたのは、このロードマップは計画書ではなく、「想いの地図」なんだなということでした。社員一人ひとりが自分の立ち位置を見つけながら、同じ方向に歩けるように作られている。
数字や利益よりも、「人の成長」や「関係性」に重きを置くあたりが、リベルらしいなと思いました。そして何より、社長が言っていた「誇れる会社をつくりたい」という言葉。これはきっと、リベルに関わるすべての人の想いでもあるはずです。
私も採用を通じて、この「想いの地図」を一人でも多くの仲間に届けていきたいと思います。
「こんな会社の一員として働きたい!」そう感じていただいたみなさんからのご応募お待ちしております。