ー 0→1を自分の手で。現場起点でつくる、Handy流プロダクト開発
"もっと便利にできるはず"——。これまでの経験を活かし、プロダクトの可能性に挑む日々が続いています。現場の声と真摯に向き合いながら、教育のあり方そのものを変えていく仕事に、いま強くやりがいを感じています。
今回は、PdM(プロダクトマネージャー)としてHandyのプロダクトをリードしているメンバーに、入社の経緯やプロダクトづくりのやりがいについて伺いました。
※PdM(プロダクトマネージャー)=プロダクト(製品やサービス)を企画・設計し、開発や改善を推進する役割を担うポジションです。
▼ まずはこれまでのキャリアを教えてください。
ー変化の中で磨いたプロダクト視点
新卒から数年間は営業職を経験しました。その後、DONUTSにて採用管理システムの事業責任者を務めました。続いてスタジアムに5年間在籍し、Web面接サービス「インタビューメーカー」のプロダクトマネージャーを担当しました。さらにトレードワークスでは受託開発のプロジェクトマネージャーを経験し、2025年3月にHandyへ入社しました。
▼Handyに入社を決めた理由はなんですか?
ー想像以上の成長スピードと、これからの可能性に惹かれて
スタジアム在籍時に、新規事業として立ち上がった「Handy進路指導室」の存在は認識していましたが、当時は開発に関わってはいませんでした。転職後に改めて事業の状況を聞いてみると、その成長スピードに驚かされました。事業の広がりや「まだまだこれから取り組めることがある」という将来性を強く感じ、この事業自体に大きな魅力を覚えました。 ちょうどその頃、組織には専任のPdMが不在で、「この環境なら自分の力をもっと活かせる」と確信し、入社を決めました。
▼入社後、どんな仕事を担当してきましたか?
ー就職版サービスを現場起点で改善
現在は、PdMとして「Handy進路指導室」の就職版サービス改善、新機能の設計を担当しています。学校を訪問して先生方から直接お話を伺い、営業やカスタマーサクセスから日々寄せられる声を拾い、さらに顧客アンケートの結果を踏まえながら、課題の整理と優先順位づけを行っています。そうした一次情報をもとに「次に取り組むべきこと」を決め、次年度の改善方針を策定するなど、現場とプロダクトをつなぐ役割を担っています。
▼やりがいを感じるのはどんな時ですか?
ー先生からの感謝の声が何よりのモチベーション
営業メンバーと一緒に学校を訪問していると、先生から「本当に便利になったよ」「あの機能のおかげで作業が半分になったんだ」と、目を見て伝えていただけることがあります。忙しい現場で時間を割いてくださる中、そんな言葉をいただくと「ああ、この仕事をやっていてよかった」と心から思います。最初から感謝を前提に会話が始まるような経験は、本当に貴重だと感じています。
また、Handyの開発チームには、「すぐにできることはすぐにやる」という文化があります。ある程度の計画は立てつつも、現場で先生から「この画面、もう少しこうしてほしい」と声をいただいた時に、それが1日で直せる内容なら、その日のうちに修正してリリースすることも珍しくありません。
自分たちが改善したものがすぐに現場で使われ、「もう直ってたんですね!」と驚きと感謝の声をいただける――そのスピード感と距離感が、プロダクトを"自分ごと"として向き合える一番の理由であり、大きなやりがいになっています。
▼Handyのカルチャーやチームの雰囲気を教えてください。
ー壁のない組織と、プロ意識の高さが共存する場所
一言でいうと、プロ意識が高い人が多い組織です。お互いの価値観や働き方を尊重し合い、カルチャーに共感している人が自然と集まっている印象があります。
営業メンバーのレベルも非常に高く、例えば学校チームのリーダーは、先生以上に「進路指導室の現場」に詳しく、学校ごとの使い方まで把握して最適な提案ができる"職人"のような存在です。
また、役割や業務範囲に縛られることなく、周囲に気を配りながら動けるメンバーが多いのも特徴です。チーム間の壁もなく、他部門とも気軽にミーティングを行いながら、一体感を持ってプロダクトを育てていける環境があります。
▼今後の目標や挑戦したいことはありますか?
ー0→1を支える環境づくりを
今は、とにかく取り組むべき課題が山のようにあるフェーズです。一つひとつに丁寧に向き合い、改善を積み重ねることで、学校現場の当たり前を変えられるようなサービスへと育てていきたい。そうした「事業を自分たちの手で大きくした」という経験こそが、自分のキャリアにとっても財産になると思っています。
一方で、Handyはまだまだ新しい事業や機能を次々と追加していくフェーズにあります。だからこそ、開発チームがそのスピードと変化をしっかり支えられるような組織や文化を作っていきたい。受託開発では難しかった「自分たちで決めて、動かして、形にする」というカルチャーをさらに強く育てていきたいです。
▼最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
ー変化を楽しみ、挑戦できる人と
完璧に整った環境よりも、まだ決まっていないことが多いフェーズを楽しめる人と働きたいです。『これからどう作っていこうか』と手探りで考えながら進めるのは確かに大変ですが、その分だけ自分たちの意思をダイレクトに反映できます。変化の中で『じゃあこうしよう』と一緒に挑戦できる人となら、どんな課題も前向きに乗り越えていけると思います。
Handyもこの数年でユーザーが大きく増え、組織やチームも拡大してきました。環境が少しずつ整いはじめている一方で、まだまだ改善や挑戦の余地はたくさん残されています。だからこそ、仕組みや文化を一緒につくりながら、自分たちで事業を大きくしていく実感を味わえるフェーズだと思っています。
完成された環境で与えられた仕事をこなすよりも、決まっていないことを一緒に形にし、スピード感を持って試行錯誤できる。その過程を面白がれる人と一緒に働けたら、とても心強いですし、Handyにとっても大きな力になると考えています。