エンジニアとして1年半。
スキルを積み重ねながらも、どこかしっくりこない感覚を抱えていた中で会社から声をかけてもらったのがPMOという役割だったそうです。
「PMOとは?」という状態からのスタート。
現在では、13社の意見を取りまとめる基幹システムのリプレイスプロジェクトでなくてはならない存在になっています。
エンジニアからPMOへ。その挑戦の裏側と、C4Cという職場のリアルを聞きました!
「向いていないかも」から始まった、新しいフィールドへの挑戦
── エンジニアからPMOに転向したきっかけを教えてください。
1年半エンジニアとして働いていましたが、正直なところ「どうも向いていないかも」という感覚がずっとありました...。
コードを書いている時間が、なんとなく苦しかったんですよね。
技術を身につけようと努力はしていたけれど、何かが噛み合っていない。
毎日モヤモヤしながら仕事していた時期がありました。
そんなとき、会社からPMO案件があるので挑戦してみないかと声をかけてもらったんです。
その時は、PMOって何?という状態でした(笑)。
でも、気を遣うことはわりと得意で、会社からも「向いているんじゃないか」と言ってもらえて。
それなら挑戦してみよう!と飛び込んだのがきっかけです。
── 転向を決めたとき、不安はありませんでしたか?
知らない仕事に飛び込むのは怖かったです。
エンジニアとしてもまだ半人前なのに、全然違うポジションに行っていいのかなって。
でも、会社が自分のことをちゃんと見てくれた上で声をかけてくれたと思ったので、信じてみようと。
エンジニアとしてうまくいっていない時期に、別の可能性を示してもらえたのはすごくありがたかったですね。
自分では気づけていなかった適性を、外から教えてもらえた感じで、背中を押してもらえました!
そもそも、PMOとは?
── PMOとは、具体的にどんなポジションなのでしょうか?
PMOとはプロジェクトマネジメントオフィスの略です。
PMが舵を取るとすれば、PMOはその舵がちゃんと機能するように整える仕事、というイメージです。
議事録の作成、会議のファシリテーション、関係者間の調整、スケジュール管理など、縁の下で動き続ける感じです。
自分が前に出るというより、全体を俯瞰しながら動く。
それがPMOという仕事の本質だと思っています。
目立つ仕事ではないかもしれないけど、自分がいることでプロジェクトがちゃんと前に進んでいる、という実感があって。それがやりがいにもつながっています!
13社の声を、一つにまとめる仕事
── 現在はどんなプロジェクトに参画しているんですか?
基幹システムのリプレイスプロジェクトに、PMOとして参画しています。
現在使っているシステムを新しいものに移行するプロジェクトで、プロジェクト発足当初は13社が関わる大規模なものでした。
現在は9社体制になりましたが、それぞれに立場も意見も異なるので、全員の話をきちんと聞きながら方向性をまとめていく役割です。
開発ベンダーと各社の間の橋渡し役、という感じです。
議事録の作成、会議の運営、各社との調整など、プロジェクト全体が円滑に進むように動いています。
具体的な業務のひとつとして、WBSの作成やスケジュール管理もあります。
数カ月先のゴールから逆算して、今何をすべきかを整理していく作業です。
最初は「こんな先のことまで考えるのか」と驚きましたが、全体を俯瞰して動くPMOの仕事そのものだなと、今は実感しています。
「ありがとう」が、原動力
── PMOとして、やりがいを感じる瞬間はありますか?
お客さんから直接「ありがとう」と言ってもらえる瞬間が、1番やりがいを感じます。
エンジニアのときは、自分の書いたコードがどこにつながっているか見えにくかったんですよね。
PMOになってから、自分の動きが誰かの助けになっている実感がよりわかりやすくなった気がします。
── 逆に、難しいと感じることはありますか?
議事録を取るときに、専門用語が飛び交うんですよね。
物流系の話も出てくるので、その場で理解しながら記録しないといけない。
最初は本当についていくだけで精一杯でした。
さらに、議事録を書くことが多い分、人前で話す機会が少なくなりがちという課題もあって。
実際に画面を投影しながら話すとき、言いたいことと画面の内容がちぐはぐになってしまったこともあって、その場でうまく立て直せなくて悔しかったです。
発表の場数をもっと踏みたいと思っています!
信頼は、姿勢から積み上げる
── PMOとして現場に入るにあたって、意識したことはありますか?
PMOとしてプロジェクトに入りたてのころは、業務知識も現場の人間関係もゼロからのスタート。まず信頼関係を築くことを意識していました。
謙虚な姿勢で場の空気を読みながら動く、ということは、今でも変わらず大切にしていることです。
AIが台頭して、技術だけでは差別化しにくい時代になってきているからこそ、いち社会人として信頼される立ち振る舞いがより一層重要だと感じています。
C4Cにはもともとビジネスマナーの研修がなかったんですが、エンジニアはどうしても技術習得が優先になって、ビジネスパーソンとしての基礎を学ぶ機会が少ないまま現場に出てしまうことも多い。
それが気になっていて、自分で研修を企画して会社に提案しました。
受講したメンバーにとって何か学びになっていたら嬉しいですね。
外国籍のメンバーからは「自分たちに向けたバージョンもやってほしい」という声も上がっていて、それはとても嬉しい反応でした。
お客さんへの挨拶の仕方や場の空気の読み方など、現場でそのまま活かせることばかりなので、これからも続けていけたらと思っています。
プロジェクトリーダーから学ぶ、本当の仕事の進め方
── 現場で特に影響を受けている方はいますか?
現在のプロジェクトのリーダーの方に、日々多くのことを学んでいます。
特に印象的なのが、「喋り方」や「伝え方」の部分です。
お客さんによって気持ちも背景も違う中で、相手に合わせて臨機応変にコミュニケーションを変えられる。
その様子を間近で見ながら、伝え方ひとつでプロジェクトの空気がこんなに変わるんだと気づかされています。
物事を冷静かつ論理的に整理して動けるところも、「こういう人になりたい」と思える部分です。
感情的にならず、状況を客観的に見て判断できる。
PMOとして複数社の間に立つ仕事をしていると、その大切さをより実感します。
それから、パートナー会社側の立場である私にも、キャリアの相談に真剣に向き合ってくれます。
良い点も改善点も丁寧に伝えてくれる姿勢が、すごくありがたくて。
まだ女性が少ないこの業界で、近くにこういう存在がいることは、自分にとって本当に心強いです。
また、直属の上司である山根さんからも、日々いろいろなことを教わっています。
山根さんが特徴的なのは、1から10を全部教えてくれるわけじゃないところで。
目的とゴールは明確にしてくれるんですが、答えは教えてくれないんです(笑)。
最初は「もう少し教えてほしいな」と思うこともありましたが、自分で考えて動く力がつくという意味では、今はすごくありがたいやり方だと感じています。
PMOに向いているのは、どんな人か
── PMOという仕事、どんな人に向いていると思いますか?
PMはプロジェクトマネージャーで、PMOはその補佐役なんですね。
だから、自分が前に出るというより、プロジェクト全体を広い視野で見られるかどうかが大事だと思います。
あとは、論理的に物事を考えられる人。
感情的にならずに、状況を整理して動ける人が向いているかなと。気を遣える人というのも結構重要だと思います。
私自身、エンジニアとしてはしっくりこなかったけど、PMOになってから「あ、これは自分に合っているかも」と思えるようになってきました。
向いている仕事に出会えるかどうかって、やってみないとわからないものだなとも思います!
C4Cという職場のリアル
── C4Cで働いていて、どんなところに魅力を感じていますか?
人思いな人が多いと感じています。
直属の上司である山根さんが、口では「面倒見悪いよ」って言うんですけど、悩みを相談したらちゃんと時間を作ってくれて(笑)。
そういうギャップが、逆に信頼できるなと思いました。
受託のメンバーを見ていても、良いところも悪いところもちゃんと伝えてくれる誠実さが見えます。
それと、やりたいことがまだ明確じゃない人に対して、キャリアの可能性を一緒に考えてくれる会社だと思っています。
私自身がそうで、エンジニアとしてうまくいっていない時期にPMOという選択肢を示してもらえた。
「ここに居場所がある」と感じられたことが、今の自分につながっています。
── 他の会社と比べたとき、C4Cならではの特徴はありますか?
上と下の距離が近いことは、入ってみて1番実感したことです。
経営陣もフラットで、いい意味で上下関係が重くない。
困ったことを1人で抱え込まなくていい空気があります。
それから、成長フェーズにある会社だからこそ、「こうしたい」という意見を出しやすい。
ビジネスマナー研修を提案して実際に形にできたのも、そういう環境があってこそだと思っています。
課題がある分、自分の手で変えていける余地が大きい。
会社と一緒に成長していきたい人や、組織に影響を与えていきたい人には、すごく合っている場所だと思います。
若手のメンバーでも「会社のためにできることは何だろう」と考えている人が多くて、そういう空気が自分もちゃんとやらなきゃという気持ちにさせてくれます!
これからの挑戦
── 最後に、今後やっていきたいことを教えてください。
まずは今のプロジェクトをしっかりやり切ること。
その中で、人前で話す力や、専門知識をもっと身につけていきたいです。
PMOとして、もっと頼られる存在になりたいと思っています。
いずれはPMとして、プロジェクト全体を引っ張る立場になりたいという気持ちもあります。
PMOとして全体を支える経験を積んだからこそ、PMとしてどう動くべきかも見えてくると思っていて。
相手を見て柔軟に動きながら、周りから信頼される存在を目指して、まずは目の前のことを積み上げていきたいです!