「辛い時こそ笑顔を」――。この言葉は、干上柚月(ほしがみ ゆづき)さんの人生を力強く照らす灯台のようなものです。幼い頃から新体操に情熱を注ぎ、大学時代には日本一という輝かしい成果を手にしました。その華やかな道のりの陰には、想像を超えるほどの努力と、数々の困難を乗り越えてきた不屈の精神があります。
現在、株式会社BeFreeの営業として、新たな舞台で挑戦を続ける干上さん。彼女から溢れ出る明るい笑顔と、エネルギッシュな言葉は、自然と周囲を前向きな気持ちにさせてくれます。新体操を通じて培われた「折れない心」と「常に先を見据える力」は、ビジネスというフィールドでどのように開花しているのでしょうか。彼女の魅力的な人柄と、BeFreeで描く未来の展望に迫ります。
新体操に捧げた日々:栄光、挫折、そして得たもの
村田: 本日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。
干上: 干上柚月、25歳です。北海道札幌市出身で、大学進学を機に上京しました。私の人生はほぼ新体操一色で、大学卒業後は学童職員を1年半経験し、今はBeFreeで営業をしています。
村田: 新体操はいつから?
干上: 3歳の頃ですね。幼稚園に新体操の募集の張り紙があって、母に勧められて体験に行ったら、すごく楽しくて「やる!」って。実は当時、親がおしゃれな服を着せるのが好きで、モデルの育成所みたいなところにも通っていたんです。でもある時、親に「新体操かモデル、どっちがいい?」って聞かれて、自分では覚えていないんですけど、「新体操がいい」って答えたらしいんです。その選択が、今の私の人生に繋がっているんですよね。
村田: 競技人生で、特に印象に残っていることはありますか?
干上: 挫折も経験しました。特に大学時代、初めて団体メンバーから外された時は大きな試練でしたね。でも、そのおかげでチームを客観的に見る視点や、「自分がキャプテンならこうする」という改善意識が芽生えました。
村田: それは大きな経験でしたね。どうやって乗り越えたんですか?
干上: 性格的に、褒められて伸びるタイプというよりは、叱られたり、悔しい思いをしたりした方が「やってやるぞ!」って燃えるタイプなんです。小さい頃から親にも「本当に負けず嫌いだね」って言われ続けてきました。だから、挫折を経験しても「ここで終わってたまるか」っていう野心みたいなものが湧いてくるんですよね。
村田: その負けず嫌いが、日本一にも繋がったんですね。
干上: はい、大学の時に「ジャパン」と呼ばれる全日本選手権で優勝することができました。自分はどちらかというと「遅咲きタイプ」で、大学でようやく花開いた感じですね。優勝が決まった瞬間は、本当に夢みたいでした。表彰台の一番上に立った時、目の前には小さい頃からお世話になったコーチと両親がいて、泣きながら喜んでくれているのが見えたんです。それを見た時、「ああ、本当に良かったな」って、胸がいっぱいになりました。
新たな挑戦:子どもたちへの想いと営業の世界へ
村田: 大学卒業後は、学童職員として働かれていたんですね。
干上: はい、1年半ほどです。もともと子どもが大好きだったのと、新体操も好きだったので、その二つを活かせる場所はないかなって探していた時に、学童の仕事を見つけました。そこでは、年に1回くらい私が企画して、子どもたちに新体操を教える機会も作ってもらえたんです。大学からリボンを借りてきて、みんなで踊ったりして、とても楽しかったですね。
村田: そこからなぜ営業職に?
干上: 学童の仕事はとてもやりがいがあったのですが、1年半経った頃、「目標がない仕事」って言ったら失礼かもしれないですけど、毎日が少し平凡に感じられてしまって。もっと刺激が欲しくなったんです。「目標がある仕事」と考えた時に、私の中ではもう「営業しかない!」って。日々数字に追われるような、大変だけどやりがいのある仕事が自分には向いているんじゃないかと思いました。
実は、最初は子どもに関わる仕事で営業職を探していたんです。でも、「営業経験2年以上」といった条件の壁にぶつかってしまって。それなら、「まずは営業経験を積もう!」と決意し、本格的に営業職で仕事を探し始めました。
BeFreeという選択:絶好の成長環境
村田: 数ある企業の中で、BeFreeを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
干上: 正直、「これがあったから!」という明確な一つがあったわけではないんです。でも、面接に行った時の雰囲気とか、直感的に「ここだ!」と感じるものがありました。面接官の方(菅野さん)が、「こんな変な、ちょっと変わった私でも受け入れてくれるんだろうか」という不安を打ち消してくれるような、温かい雰囲気を作ってくださって。「この会社なら、自分らしくいられるかもしれない」と感じたんです。
村田: フィーリングが合ったんですね。他に魅力はありましたか?
干上: あとは、ベンチャー企業ならではの「自由さ」にも惹かれました。面接で、「やりたいことがあるなら、どんどん発言して実現できる環境だよ」という言葉をいただいて、それも大きな魅力でしたね。風通しが良く、経営層の方々とも距離が近いという点も、成長したい私にとっては魅力的でした。
営業最前線での成長と情熱
村田: 実際にBeFreeで営業として働いてみて、いかがですか?
干上: すごく楽しいです!もちろん、毎日数字に追われて大変なことも多いですけど、それ以上にやりがいを感じています。今の目標は、もっと商談の精度を上げて、確実に契約を取れるようになることです。毎日やるべきことが山積みで、正直まだ追いついていない部分も多いですが、「これを乗り越えたら、また一段階成長できるんだ!」と思うと、ワクワクしますね。
村田: いいですね。最近モチベーションも高いように感じます。
干上: そうなんです!最近、社内でユニット(チーム)制度が導入されたんですが、これが私にとってはすごく良い刺激になっています。「やっぱり、チームで戦う方が燃えるな!」って、モチベーションが格段に上がりました。
人生を貫く哲学:笑顔、そして常に先へ
村田: もしご自身の人生を一冊の本にするとしたら、どんなタイトルをつけますか?
干上: うーん、難しいですね…でも、やっぱり「辛い時こそ笑顔を」ですかね。例えば、筋トレや練習がすごくきつい時って、みんな苦しい顔をしますよね。でも、私はそこで無理やりにでも笑顔を作るんです。そうすると、不思議と周りにも笑顔が伝染して、自分自身の気持ちも明るくなるんですよ。一人でランニングしている時も、きついなと思ったら、変人だと思われるかもしれないけど、笑顔で走ったりします(笑)。
村田: 素敵な言葉ですね。哲学が他にもありそうですね。
干上: そうですね、、親から教わった「ゴールをゴールだと思わない」という考え方です。「ゴールの先にもっと大きなゴールがあると思いなさい」と、小さい頃から言われてきました。新体操人生でもずっとそれを意識してきましたし、営業の仕事もきっと同じだと思っています。一つの目標を達成しても、そこで満足せずに、常にその先を目指し続ける。上には上がいますから、どこまでも上を目指していきたいですね。
BeFreeで見据える未来とメッセージ
村田: BeFreeでは、今後どのような目標を持っていますか?
干上: 今はまだ目の前のことで精一杯ですが、いずれはリーダー的な立場になって、チーム全体をまとめて、成果を出せるような存在になりたいです。上司の松浦さんのように、チームがどうすればもっと良くなるか、どうすれば目標を達成できるかを考え、実行できるリーダーを目指しています。
村田: 長期的なキャリアプランについてはいかがですか?
干上: BeFreeで営業としての実績とスキルをしっかり身につけた後は、将来的にはやはり子どもに関わる仕事や、教育分野にも携わってみたいという気持ちがあります。結婚して子どもを産んで、一度子育てに専念する期間も持ちたいですね。その間も、新体操の指導などで子どもたちと関わり続けられたら嬉しいです。そして、子どもがある程度大きくなったら、また仕事に復帰したいと考えています。そのために、まずは営業力を徹底的に磨きます!
村田: BeFreeのどんなところが好きですか?
干上: 社内の風通しが良くて、経営層の方々も含めて、誰とでも話しやすい環境がすごく良いなと思います。会社全体で、そういうオープンな雰囲気を作ろうとしてくれているのが伝わってきますね。
村田: 最後に、これからBeFreeの仲間になるかもしれない方々へメッセージをお願いします。
干上: BeFreeは、本当に人に恵まれている会社だと感じています。温かい心を持った方ばかりです。明確な目標がある人も、まだ模索中の人も、ここに来れば多様な価値観を持った人たちと出会い、色々な話を聞く中で、きっと自分のやりたいことを見つけられるはずです。私自身、毎日たくさんの刺激をもらいながら成長を実感しています。すごく良い会社だと思うので、ぜひ一緒に働きましょう!
編集後記
「辛い時こそ笑顔を」「ゴールをゴールだと思わない」――彼女の言葉一つひとつに、これまでの壮絶な経験に裏打ちされた重みと、未来への揺るぎない希望が満ち溢れていました。
彼女がBeFreeを選んだ理由、そしてBeFreeで輝きを増している姿は、まさに同社が目指す「挑戦」「成長」といったカルチャーを体現しているように思います。BeFree自身もまた、常に変化し成長を続ける発展途上の企業。だからこそ、干上さんのような情熱と向上心を持った人材が、そのポテンシャルを最大限に発揮できる土壌があるのではないでしょうか。
干上柚月さんのストーリーに心を動かされ、自らも輝ける場所を探している読者にとって、BeFreeは新たな一歩を踏み出す絶好の機会を与えてくれるかもしれない。